鍵のかかった部屋-第2話の犯人は高澤芳男(高島政宏)
福田麻由子が出演するフジテレビの密室トリックドラマ「鍵のかかった部屋」の第2話「鍵のかかった部屋」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「鍵のかかった部屋-第2話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
その日の夜、高澤美樹(福田麻由子)は、段ボールを持って榎本径(嵐の大野智)の元を訪れた。段ボールには、部屋の目張りに使ってたテープが入っていた。高澤美樹は証拠になるかと思い、テープを隠し持っていた。
翌日、榎本径(嵐の大野智)は自殺した高澤大樹の部屋で、段ボールに入っていたテープを再び窓枠に張り、目張りを再現すると、ドアの目張りに使用したテープにだけ小さなシワが入っていた。
シワを見た榎本径(嵐の大野智)は「ビニールテープをこすって帯電させておけば、静電気でテープが張り付き、目張りが完成する」と、目張りのトリックを見破った。
しかし、榎本径(大野智)は「アルミサッシは機密性が高いから、練炭自殺なら窓にまで目張りをする必要は無い。目張りには練炭自殺以上に気密性を必要としていたのでしょう」と、目張りの意味に悩む。
すると、会田愛一郎(中村獅童)が、「あの日、部屋に入った時に服に付いていた」と言い、すり切れた紙テープを差し出す。
榎本径(嵐の大野智)が「紙テープはいつ処分したんですか?」と尋ねると、高澤美樹(福田麻由子)が「目張りを剥がす前に、あいつ(高島政宏)が処分した」と答える。
榎本径(嵐の大野智)は「目張りよりも、紙テープの回収を急いだということですね」と言い、悩んでいると、青砥純子(戸田恵梨香)が「ボイルシャルルの法則」と書かれたポストイットを見つけ、「ボイルシャルルの法則って何でしたっけ」と尋ねた。
高澤美樹(福田麻由子)が「ほら、あいつ(高島政宏)が科学マジックショーでやってたやつよ」と教えると、榎本径(嵐の大野智)は「そうだ、そうだったのか。密室は破れました」と宣言した。
そこへ、帰宅した高澤芳男(高島政宏)が現れた。会田愛一郎(中村獅童)が高澤芳男に「お前が遺産目当てで高澤大樹を殺したことは分かってる。密室の謎は解けたぞ」と宣告する。
高澤芳男(高島政宏)は「静電気を使ってドアに目張りを出来たかもしれない。でも、ドアには鍵がかかってたじゃないか。鍵を開けたのは君(中村獅童)だぞ」と反論する。
すると、榎本径(嵐の大野智)は「部屋に鍵はかかったんです。気圧差でドアが開かなかったんです。簡単なことです。エアコンで温度を2~3度上げれば良いんです。ボイルシャルルの法則だとそれくらいの計算になりますよね、高澤さん」と告げた。
空気は熱すると膨張する性質がある。室内の空気はドアを押しており、ドアが開かなかったため、会田愛一郎(中村獅童)は鍵がかかっていると思い込まされていた。そして、部屋の目張りは、気圧を逃がさないためのものだった。
さらに、榎本径(嵐の大野智)は「高澤さん(高島政宏)はクローズアップマジックが得意でしたよね」と言い、密室トリックの解説を始めた。
ドア内側の鍵のつまみ(サムターン)には、紙テープが巻かれていた。高澤芳男(高島政宏)はドリルでサムターンの近くに穴あを開け、ドリルをサムターンに巻き付いている紙テープに当て、ドリルの回転を利用して、サムターンを回して鍵を閉めた。
鍵が閉まると、高澤芳男(高島政宏)はドリルで紙テープを擦り切り、サムターンに巻き付けた紙テープを落とした。部屋の天井から吊るされた紙テープは、床に落ちた紙テープをカモフラージュするためのものだった。
榎本径(嵐の大野智)は「警察が本気になれば証拠は出てくるでしょう。もはや貴方を守る盾はありませんよ。密室は破れたのですから」と告げると、高澤芳男(高島政宏)は崩れ落ちたのだった。
その日の夜、芹沢豪(佐藤浩市)は「榎本径(嵐の大野智)と会田愛一郎(中村獅童)とはどういう関係なんだ」と訊くと、青砥純子(戸田恵梨香)は「古い知人らしいですよ」と答えた。
芹沢豪(佐藤浩市)は「まさか泥棒仲間じゃないだろうな」と告げると、青砥純子(戸田恵梨香)は「まさか、そんなことあるわけないじゃないですか」と答えたのであった。
「鍵のかかった部屋-第2話の視聴率と感想」へ続く。原作と主題歌については、『「鍵のかかった部屋」の原作と主題歌』をご覧ください。
スポンサードリンク