和辻財閥の会長・和辻与兵衛(寺田農)殺人事件の概要

津川雅彦が出演するテレビ朝日の和辻財閥ドラマ「Wの悲劇」の第5話「名刑事登場!富豪殺害トリック」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。

このページは「Wの悲劇-第5話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

その後、詳しい死亡推定時刻は司法解剖の結果を待たなければ分からないが、和辻与兵衛(寺田農)の大まかな死亡推定時間は昨日の午後9時から12時と判明する。

その時間帯は、和辻一族はポーカーをしていた。警察がポーカーの内容についても詳しく尋ねていたが、供述は一致しており、矛盾は無かった。

中里(津川雅彦)は和辻一族が集まる居間で、これまでの事件流れを確認した。

昨夜の午後8時30分ごろ、和辻摩子(武井咲)は和辻みね(野際陽子)に頼まれ、東京の知り合いに届け物をするため、ハイヤーで和辻家を出た。

午後9時過ぎ、蘭方亭に注文したグラタン7つが届いた。ただし、和辻与兵衛(寺田農)は入浴中だったため、配達に来た店員は、和辻与兵衛を見ていなかった。

その後、和辻与兵衛(寺田農)はグラタンを食べ、自室へ戻った。和辻一族はポーカーを開始。一族は賭けポーカーに熱中していたため、和辻与兵衛が殺された事には気づかなかった。

中里(津川雅彦)は「物色されたのは与兵衛(寺田農)の部屋のクローゼットだけで、ダイヤモンドやカフスボタンのセットが2組、それに書類が無くなっていたのですね」と確認した。

和辻淑枝(若村麻由美)は「会社関係の物と500万円ほどの現金が」と答えた。和辻淑枝がそういう物を管理していたのだという。

中里(津川雅彦)は「一番気になるのですが、この家には高価な絵画や美術品が飾られていますね。しかし、犯人はそういう物に手を付けてない。犯人の本当の目的は和辻与兵衛(寺田農)の殺害とは考えられないでしょうかね。たとえば、恨まれていたとか」と尋ねた。

すると、和辻みね(野際陽子)は「主人は40前の若さで先代から社長職を任され、海外進出にも成功し、和辻製薬を今の規模まで成長させた。尊敬する人は居ても恨む人はいません」と憤慨した。

続いて、中里(津川雅彦)は「与兵衛(寺田農)は跡継ぎに関して、どういうお心づもりだったのでしょうかね」と尋ねた。

和辻みね(野際陽子)は「私たちには実子は居りませんが、主人は若いつもりでおりましたので…」と言葉を詰まらせる。

すると、和辻淑枝(若村麻由美)は「私の父が与兵衛(寺田農)の弟でございまして、私の役目は和辻家を背負って立つ、婿養子を取ることでした」と話した。

和辻淑枝(若村麻由美)の最初の夫は和辻家を背負う器では無く、2番目の事故で死んでいた。和辻摩子(武井咲)は2番目の夫との間に出来た子供で、和辻道彦(中村俊介)は3人目の夫だった。

そこへ、東京へ行っていた和辻摩子(武井咲)が帰宅したため、中里(津川雅彦)は事情聴取を打ち切り、屋敷内を調べることにした。

殺害現場となった和辻与兵衛(寺田農)の部屋のドアは開けておく決まりになっていたが、ドアが閉まっていた。不審に思った中里(津川雅彦)は室内を調べていると、ベッドの下でチューブを見つけた。

中里(津川雅彦)は鑑識を呼び、確認すると、鑑識は「そのあたりは調べたんですが、見落としたのかな」と謝罪した。

その後、中里(津川雅彦)は、犯人が侵入してきたドアを調べていると、不自然な足跡に気づき、鑑識を呼んだ。

足跡の1つだけ、出て行った足跡の上に、入って来た足跡が重なっており、中里(津川雅彦)は「おかしいでしょ。鑑識の基本だよ」と注意する。

鑑識は「申し訳ありません」と謝罪し、デジタルカメラで撮影した当初に足跡の写真を確認すると、足跡は重なってはいなかった。何者かが後から足跡を加えたようだ。

中里(津川雅彦)は「どうも一枚岩ではなさそうだ。この屋敷の人は」と言い、和辻家の人間にはこの事実は伏せておくことにし、その日の捜査を終了した。

翌日、和辻摩子(武井咲)の携帯電話に非通知の着信がある。和辻摩子が電話に出ると、刑事の弓坂圭一郎(桐谷健太)が「その舞台から降りるつもりはなさそうだな」と告げたのであった。

第6話のあらすじは「Wの悲劇-第6話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。ドラマ「Wの悲劇」の原作と主題歌は『「Wの悲劇」の原作と主題歌』をご覧ください。

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