鍵のかかった部屋-第10話のあらすじとネタバレ
佐藤浩市が出演するフジテレビの介護猿ドラマ「鍵のかかった部屋」の第10話「硝子のハンマー」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
原作と主題歌については、『「鍵のかかった部屋」の原作と主題歌』をご覧ください。
企業法務を手がける弁護士・芹沢豪(佐藤浩市)は、株式上場を控えている介護サービス会社「ベイリーフ」と話を詰めていた。
その日の朝、ベイリーフの社長室(ビルの12階)に銃弾が撃ち込まれていた。実弾ではなく、空気銃だったが、ガラスを貫通し、ドアに銃弾がのめり込んでいた。
社長の穎原昭造(佐々木勝彦)は「こんな事が明るみに出れば、上場に差し支える。今は上場が最優先だ」と言い、警察へは通報しないことを決定した。
芹沢豪(佐藤浩市)は「私の知り合いに防犯の専門家が居ます。よろしかったら」と言い、警備会社「東京総合セキュリティ」の榎本径(嵐の大野智)を紹介した。
榎本径(嵐の大野智)は、芹沢豪(佐藤浩市)の紹介でベイリーフからの依頼を受けた。
セキュリティの状況を調査した榎本径(嵐の大野智)は、ベイリーフの暗証番号までも言い当て、セキュリティの不備を指摘する。
芹沢豪(佐藤浩市)が「流石だな」と感心すると、榎本径(嵐の大野智)は「こんなの余裕です」と言ってのけた。
ある日の昼、ベイリーフの窓を拭いていた清掃員から「誰か倒れている」との連絡があり、副社長の穎原雅樹(鈴木一真)が社長室に入ると、社長の穎原昭造(佐々木勝彦)が床に倒れて死んでいた。
知らせを受けた芹沢豪(佐藤浩市)がベイリーフに駆け付けると、既に警察が来ており、副社長の穎原雅樹(鈴木一真)や専務の久永篤二(中丸新将)らが会議室に集まっていた。
副社長の穎原雅樹(鈴木一真)にると、社長・穎原昭造(佐々木勝彦)の死因は頭部を打撃されたことによる脳内出血だった。
死ぬほど強い打撃ではなかったが、社長・穎原昭造(佐々木勝彦)は動脈瘤の手術で頭部を切開していたため、衝撃に弱くなっていたと言うことだった。そして、今ここに集まった全員がその事実を知っていた。
警視庁捜査1課の刑事・萬田(丸山智己)は、昼食後に社長の穎原昭造(佐々木勝彦)が寝てから死体で発見されるまでの1時間に、出入りした人間はここに居る人間以外しかおらず、12階は密室だったと指摘した。
萬田(丸山智己)は「廊下の監視カメラを確認したが、問題の1時間に社長室へ出入りする者は映っていなかった」と話すと、芹沢豪(佐藤浩市)が「誰も社長室には入らなかったんですね」と確認した。
萬田(丸山智己)が「いいえ、廊下を通らずに社長室へ入る方法が1つだけあります」と答えると、全員の目線が専務の久永篤二(中丸新将)に集まった。
社長室と副社長室と専務室はドアで繋がっていた。副社長の穎原雅樹(鈴木一真)は外出中で、専務の久永篤二(中丸新将)は専務室で眠っていた。
専務の久永篤二(中丸新将)は「私は眠っていただけだ」と反論するが、萬田(丸山智己)は「貴方には犯行が可能だった」と言い、警察へ連行した。
その後、青砥純子(戸田恵梨香)が専務・久永篤二(中丸新将)に接見し、社長・穎原昭造(佐々木勝彦)の遺体から睡眠薬を検出したことを明かし、「コーヒーに異変を感じませんでしたか」と尋ねた。
専務・久永篤二(中丸新将)は「何に気にならなかった。葬儀は無事に終わったんでしょうか。どうしてもお礼が言いたい。社長に拾って貰えたから、私は恵まれた暮らしが出来たんです」と悔やんだ。
一方、芹沢豪(佐藤浩市)は榎本径(嵐の大野智)と共に、密室の解明を始めていた。榎本径は社長室を調べ、芹沢豪は秘書の伊藤寛美(西山繭子)から話を聞く。
秘書の伊藤寛美(西山繭子)によると、専務の久永篤二(中丸新将)は社長・穎原昭造(佐々木勝彦)の運転をしていたが、社長に社員にしてもらい専務になった。久永篤二は専務という肩書きだが、実際のは社長の小間使いだった。
一方、介護用ロボットを開発した岩切新一(菅原大吉)は、社長の穎原昭造(佐々木勝彦)が実用化に踏み切らないため、しびれを切らしていた。
他方、介護猿を研究している安養寺修(小須田康人)は、研究費用を打ち切られそうになっており、社長の穎原昭造(佐々木勝彦)を恨んでいた。
そして、秘書の伊藤寛美(西山繭子)は事件前にコーヒーを持っていたとき、副社長の穎原雅樹(鈴木一真)が社長の穎原昭造(佐々木勝彦)と口論しているのを目撃していた。社長に意見を出来るのは甥である副社長だけだったという。
芹沢豪(佐藤浩市)はコーヒーについて尋ねる。秘書の伊藤寛美(西山繭子)によると、社長だけは専用の粉を使い、社長と専務はコーヒーに砂糖とミルクを入れたが、副社長はブラックだった。
その後、芹沢豪(佐藤浩市)は青砥純子(戸田恵梨香)に、「介護猿を使って殺したんじゃないか。猿が犯人なら、頭部への打撃た弱かった理由も説明できる。ちょっと榎本(大野智)に聞いてきてくれ」と命じた。
青砥純子(戸田恵梨香)は榎本径(嵐の大野智)の元を訪れ、介護猿の犯人説について尋ねると、榎本径は「僕も考えましたが、唯一の通り道となるダクトの中はチリが積もっており、ネズミが通った形跡もありませんでした」と答えた。
青砥純子(戸田恵梨香)が芹沢豪(佐藤浩市)に報告すると、芹沢豪は「分かった。介護用ロボットを遠隔操作したんだ。ちょっと榎本(大野智)に聞いてきてくれ」と青砥純子に命じた。
青砥純子(戸田恵梨香)は再び榎本径(嵐の大野智)の元を訪れ、介護用ロボット犯人説について尋ねると、榎本径は「無理です。介護用ロボットは速い動きが出来ないし、セーフティープログラムが作動します」と答えた。
青砥純子(戸田恵梨香)が芹沢豪(佐藤浩市)に報告する。芹沢豪は「榎本(大野智)はどうなんだ」と尋ねると、青砥純子は「模型を作っています」と教えた。
「鍵のかかった部屋-第10話のあらすじとネタバレの後編」へ続く。
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