37歳で医者になった僕-最終回の感想

SMAPの草なぎ剛が出演するフジテレビの脱サラドラマ「37歳で医者になった僕・研修医純情物語」の第11話(最終回)「僕が医者を続けるただ一つの理由」の視聴率と感想です。

第11話(最終回)のあらすじは「37歳で医者になった僕-最終回のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「37歳で医者になった僕」は、最終回の視聴率が13.0%で、平均視聴率は12.95%でした。

さて、ドラマ「37歳で医者になった僕」の最終回は、盛り上がりに欠けた。最終回と知らずに観ていたので、ドラマを観ていても最終回だとは気づかなかった。ドラマが終わって最終回と気づいた。それほどアッサリした最終回だった。

肝臓病で失声症の葛城すず(ミムラ)が「普通の生活」を望んでいたので、普通のドラマを作ったのかもしれないが最終回が地味すぎた。最終回がアッサリとし過ぎているので、全体的に不完全燃焼だった。

紺野祐太(SMAPの草なぎ剛)が脱サラをして37歳で医者になるという設定が活かされていないだけで無く、葛城すず(ミムラ)の役割がほとんど無意味だった点が辛かった。

葛城すず(ミムラ)は最終回まで生きながらえたが、ベッドで寝ているだけなので、存在意義を感じなかった。

もう少し、葛城すず(ミムラ)を早く死なせて、紺野祐太(SMAPの草なぎ剛)に医者としての苦悩や葛藤を描いて欲しかった。

最終回の結末で「2年後」というテロップで時間を飛ばして、エピローグでドラマを終わらせてしまうと、紺野祐太(SMAPの草なぎ剛)の葛城すず(ミムラ)に対する思いが伝わってこない。

紺野祐太(SMAPの草なぎ剛)は担当患者が死ぬと苦悩していたのだが、葛城すず(ミムラ)の死を乗り越えるシーンが無いので、紺野祐太は患者が死んでも何も思わない医師になったような印象を受けた。

また、紺野祐太(SMAPの草なぎ剛)は葛城すず(ミムラ)と結婚しておらず、葛城すずが死んでしまうと、ただの他人になるので、最終回で紺野祐太がアッサリとした印象になった。

葛城すず(ミムラ)は腎臓病のうえ、失声症だった点も設定が悪かった。単純に葛城すず(ミムラ)の病気を心因性の失声症だけにして、最終回で声が出せるようになり、ハッピーエンドで良かったと思う。

葛城すず(ミムラ)が死ぬにしても、最後は葛城すずが残した手紙の朗読で締めくくって欲しかった。紺野祐太(SMAPの草なぎ剛)は葛城すずが残した手紙を胸に秘め、医者として前進して欲しかった。

さて、沢村瑞希(水川あさみ)が返却したDVDを再びレンタルした点は、「DVDを買え」と思った。

観たいDVDがなかなか借りられないという経験が多々あるので、沢村瑞希(水川あさみ)がDVDを再レンタルするエピソードは反感を抱いて、感動できなかった。

さて、沢村瑞希(水川あさみ)といえば、沢村瑞希の部屋に飾っていた写真は、誰だったのだろうか。沢村瑞希が子供の頃の写真だったのだろうか。よく分からない。

沢村瑞希(水川あさみ)が手話が出来る理由は、何だったのだろうか。見逃したのだろうか。覚えていない。

さて、ドラマ「37歳で医者になった僕」が終わった後に始まるのは、ドラマ「GTO」である。

ドラマ「GTO」は1998年に反町隆史の主演で放送し、平均視聴率28.5%を記録しているだけに、期待できると思う。

原作と主題歌については「37歳で医者になった僕-原作と主題歌」をご覧ください。

2012年7月期の夏ドラマ一覧は、「2012年7月の新ドラマ・夏ドラマ情報の一覧まとめ」をご覧ください。