榎本径の正体は泥棒
嵐の大野智が主演するフジテレビの密室トリックドラマ「鍵のかかった部屋」の最終回(第11話)「硝子のハンマー」の視聴率と感想です。
最終回のあらすじは「鍵のかかった部屋-最終回のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
ドラマ「鍵のかかった部屋」は、最終回が視聴率17.5%を記録し、平均視聴率は16.0%となった。
あまりこの手のドラマの視聴率が良いと、月9で恋愛ドラマをやらなくなるのではないか、という懸念が生じるので、複雑な感じだ。
さて、ドラマ「鍵のかかった部屋」は面白かったが、密室トリックはいずれも実現不可能だと思われるようなものばかりなので、ストーリーについての感想は特に無い。
第10話の最後に榎本径(嵐の大野智)が逮捕されたが、最終回の冒頭でアッサリと釈放されたため、肩すかしを食らった感じだった。もう少し何とかして欲しかった。
さて、最終回の結末を観ると、榎本径(嵐の大野智)の正体は、やはり泥棒のように思える。続編や映画化を考えてだろうか、榎本径の正体が泥棒だという直接の描写は無いが、泥棒なのだろう。
警備会社の社員が泥棒ということは、現実でもよくある話した。ドラマ「鍵のかかった部屋」の放送期間中にも、警備会社の社員が、過去に警備を担当した居酒屋に侵入し、現金を盗む事件が発生した。
ニュースによると、逮捕された警備会社の社員は、居酒屋の鍵を壊して店内に侵入し、匍匐前進で赤外線センサーを避けて店内を移動したが、監視カメラにその姿が写っていたため、御用となった。社員は過去に居酒屋の警備を担当しており、センサーやレジの位置に精通していたという。
東京総合セキュリティの社員・榎本径(嵐の大野智)なら監視カメラに写るようなミスは犯さず、「楽勝ですよ」と言うに違いない。
さて、私は、ドアを閉めて鍵をかけるから、泥棒が入るのではないかと思う。ドアを開けっ放しにしていれば、泥棒は入らないのではないか。
中国の書物「兵法三十六計」に「空城の計」という計略が載っている。空城の計とは、敵に城まで攻め込まれたとき、城門を開け放つことで、敵を退却させる戦術だ。
通常は、敵に攻め入られると、城門を固く閉ざして警備を強化する。しかし、城門が開いていると、攻めてきた敵は「罠がある」と警戒し、簡単には攻め入れなくなり、退却する。空城の計は心理作戦だ。
徳川家康が「三方ヶ原の戦い」で武田信玄の軍に大敗し、ウンコを漏らしながら浜松城に逃げ帰ったとき、かがり火をたいて城門を開け、追撃してくる武田信玄の軍を退却させたという逸話が残っている。これも空城の計だ。
空城の計は、心理作戦なので、相手が知性派であればあるほど、効果のある作戦だ。玄関のドアを開けていれば、榎本径(嵐の大野智)も「罠がある」と警戒して泥棒に入ることは出来ないに違いない。
ドラマ「鍵のかかった部屋」原作と主題歌については、『「鍵のかかった部屋」の原作と主題歌』をご覧ください。
スポンサードリンク
コメント欄
おもしろいですね。
この「鍵のかかった部屋」
DVDになったら借りちゃおっと!
スペシャルやらないかな・・・。
楽しみです。
榎本さんは,原作ではダイヤを盗んだ泥棒だったんですよ(#^.^#)
基本的に泥棒は鍵の掛かっていない家を狙うので、鍵を開けているとやはり確率的には危ないですよ。因みに妻のお姉さんは鍵を掛けなくて2度も空き巣に入られています、最近は鍵を掛けてますよ^^老婆心ながら、念の為に鍵はかけましょうね。
原作ではダイヤを盗んだ泥棒だったような気がする
これは面白かった(笑)
スペシャルやらないかなあ(・_・¥)