木下圭介(豊川悦司)の病気は若年性アルツハイマー

高木星来が出演するフジテレビの若年性アルツハイマードラマ「ビューティフルレイン」の第1話「最近、父ちゃんは忘れ物が多い」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。

このページは「ビューティフルレインのあらすじとネタバレ」からの続きです。

一方、夢の丘公園では、お弁当を食べ終えた新井小太郎(高木星来)が、「探検へ行こう。怖いのかよ」と言って木下美雨(芦田愛菜)を山の中へ連れ出す。

2人は山の中へ入り、小さな祠の前まで来ると、茂みがガサガサと音を立ててた。木下美雨(芦田愛菜)はしゃがみこみ、頭を抱える怖がる。

すると、茂みの中からマスクをした清掃員の男が出てきて、2人に「こんにちは」と声をかけた。口裂けオヤジが出た。2人は走ってバスまで逃げた。

そのころ、中村産業には、社長の娘・西脇アカネ(中谷美紀)が帰ってきた。中村富美夫(蟹江敬三)が「どうしたんだ?」と尋ねるが、西脇アカネは「いいから、いいから。私の部屋はそのままになってるわよね」と言い、部屋に上がる。

中村富美夫(蟹江敬三)が部屋に来て、「拓也君となにかあったのか?」と尋ねるが、西脇アカネ(中谷美紀)は「いいから、いいから」と言って、中村富美夫を部屋から追い出した。

その後、木下美雨(芦田愛菜)が帰宅すると、西脇アカネ(中谷美紀)と会った。西脇アカネが「私のこと覚えてる?」と尋ねると、木下美雨は西脇アカネのことを思い出した。

自宅に入った木下美雨(芦田愛菜)がカバンを開けると、ピンクの水筒が無かった。どこかに忘れてきたらしい。せっかく買って貰った水筒なのに…。木下美雨はショックで落ち込む。

その日の夕食、木下圭介(豊川悦司)が「どうだった。お絵かき遠足は」と尋ねるが、木下美雨(芦田愛菜)は元気が無く落ち込んでいた。

木下圭介(豊川悦司)は「どうした?困ったことでもあるのか?隠し事はしないって約束だぞ」と注意すると、木下美雨(芦田愛菜)は「していないよ。隠し事なんて」と、力無く答えた。

翌朝、木下美雨(芦田愛菜)が部屋で豚の貯金箱をひっくり返して、お金を数えたが、ピンクの水筒を買えるほどのお金は無かった。

木下美雨(芦田愛菜)が落ち込んでいると、木下圭介(豊川悦司)が「準備できたか?そろそろ行くぞー」と声をかけた。

そして、木下圭介(豊川悦司)が「そういえば、昨夜、お弁当箱が出てたけど、水筒はどうした?」と尋ねると、木下美雨(芦田愛菜)は「え?ちゃんと台所に出しといたよ」と答えた。

木下圭介(豊川悦司)は「そうか?」と首をかしげたが、少年野球のコーチをするため、木下美雨(芦田愛菜)を連れて河川敷へ向かった。

木下美雨(芦田愛菜)がベンチで練習を見学していると、野球をしていた新井小太郎(高木星来)が声をかけてきた。木下美雨が「水筒を知らない?無くしちゃったの」と尋ねたが、新井小太郎に心当たりは無かった。

木下圭介(豊川悦司)が「小太郎(高木星来)、何してるんだ」と注意すると、新井小太郎は走ってグラウンドへ戻っていく。

木下美雨(芦田愛菜)は新井小太郎が走る後ろ姿を観て、口裂けオヤジから逃げるときに水筒を落としたことに気づいた。

木下美雨(芦田愛菜)は、木下圭介(豊川悦司)に「頭が痛いから、先に帰っても良い?」と言い、自宅に帰ると、豚の貯金箱からお金をかき集めて家を出た。

木下圭介(豊川悦司)が帰ってくるまでに、ピンクの水筒を探して、家に戻らなければならない。木下美雨(芦田愛菜)は1人でバスに乗り、お絵かき遠足で行った夢の丘公園へ向かう。

新井小太郎(高木星来)から「2度と行くな。今度行ったら、口裂けオヤジに食べられちゃうぞ」と言われており、足がすくんだが、父親に買って貰ったピンクの水筒を取り戻すため、木の棒を手にし、恐る恐る、祠があった場所へと向かう。

木下美雨(芦田愛菜)は祠へと到着するが、ピンクの水筒は見当たらなかった。

そのとき、また茂みがガサガサと音を立て、マスクをした清掃員の男が出てきた。あの時の口裂けオヤジだ。

清掃員の男が「こんにちは。また会ったね」と声をかけると、木下美雨(芦田愛菜)は「食べないで」と言い、走って逃げた。

清掃員の男が「食べないで?おーい、ここに水筒を忘れていっていないか」と呼びかけたが、木下美雨(芦田愛菜)には聞こえなかったようだ。

一方、木下圭介(豊川悦司)は少年野球の練習が終わり、検査結果を効くために病院を訪れると、神経内科へ通された。

神経内科の医師・古賀豊(安田顕)は「次に、ご家族の方といらして頂くことはできますか」と尋ねた。

木下圭介(豊川悦司)は「家族と言っても、小学生の娘が居るだけですから」と答えると、古賀豊(安田顕)は「では、先に簡単なテストを受けて頂きます」と告げ、簡単な質問を出し始めた。

古賀豊(安田顕)は「今年は何年ですか」「今の季節は何ですか」「100-7は?」「3つの単語を覚えてください」などと質問していく。

木下圭介(豊川悦司)は「何なんですか?」と困惑しながらも答えるが、簡単な記憶テストには全く答えられなかった。

テストの結果は22点だった。木下圭介(豊川悦司)が「何のテストだったんですか?」と尋ねると、古賀豊(安田顕)は「内臓疾患は認められません。CTの画像から判断するとアルツハイマー病の初期症状です」と病名を告知した。

木下圭介(豊川悦司)が「ちょっと待ってくださいよ」と否定すると、古賀豊(安田顕)は「失礼ですが、自覚症状があるはずです。約束を忘れたことはありませんか?」と尋ねた。

木下圭介(豊川悦司)には思い当たる節があり、口を閉ざすと、古賀豊(安田顕)は若年性アルツハイマーについて説明した。

若年性アルツハイマーの初期症状は新しいことが覚えられなくなる。中期症状は過去に出来たことが出来なくなり、後期症状は家族のことすら忘れてしまう。完全に治す薬は無いが、症状を遅らせる薬はある。

木下圭介(豊川悦司)は「何かの間違いだ。アンタに何が分かる。娘はまだ7歳だぞ。俺がそんな病気にかかったら、あの子はどうやって生きていくんだよ」と怒りをあらわにして、診察室を出た。

木下圭介(豊川悦司)が帰宅すると、中村千恵子(丘みつ子)が「美雨ちゃん(芦田愛菜)と一緒じゃなかったの?」と尋ねた。

木下圭介(豊川悦司)は木下美雨(芦田愛菜)が帰宅後に家を出て行ったことを教えられ、急いで木下美雨を探し回る。

中村千恵子(丘みつ子)や中村富美夫(蟹江敬三)も一緒に探すが、木下美雨は見つからなかった。やがて、雨が降ってきた。木下圭介(豊川悦司)は雨の中を必死に探す。

そのころ、木下美雨(芦田愛菜)は雨打たれてずぶ濡れに成りながらも、橋の上で呆然としていた。

そこへ、通りかかった西脇アカネ(中谷美紀)が声をかけ、木下美雨(芦田愛菜)を連れて帰った。

木下圭介(豊川悦司)が「ちゃんと言ってごらん。どこで何をしていたんだ」と尋ねると、木下美雨(芦田愛菜)は「ごめんなさい。美雨は父ちゃんとの約束を破っちゃった。父ちゃんに隠し事をしてた」と言い、話し始めた。

せっかく買って貰った水筒を遠足で、口裂けオヤジに会って無くしちゃった。今日、1人で探しに行ったんだけど、口裂けオヤジが出てきて、見つからなかったの。水筒を無くして、ごめんさないと謝り、泣きじゃくる。

木下圭介(豊川悦司)は「許さん。許さんぞ。口裂けオヤジ。美雨(芦田愛菜)をこんなに驚かせやがって」と言い、泣きじゃくる木下美雨(芦田愛菜)を抱いた。

そして、木下圭介(豊川悦司)は「美雨は嘘つきじゃ無いし、約束も破っていない。今、ちゃんと告白したじゃないか。悪いのは口裂けオヤジだ。水筒もまた買ってやるから。だいじょうブイ。美雨も言ってみろ。元気が出るから」と促す。

2人で一緒に「だいじょうブイ」を連呼すると、木下美雨(芦田愛菜)はいつの間にか泣き止んでいた。

木下圭介(豊川悦司)は「ほら、元気が出ただろ」と言い、夕食の準備に取りかかろうとすると、木下美雨(芦田愛菜)が「そういえば、検査の結果はどうだったの?」と尋ねた。

若年性アルツハイマー…木下圭介(豊川悦司)は答えに窮したが、「それはその…。何でもなかった」と答えると、木下美雨(芦田愛菜)は「良かったね」と安心するのであった。

第1話の感想は「ビューティフルレインの感想」をご覧ください。原作や主題歌は「ビューティフルレインの原作や主題歌」をご覧ください。