東野圭吾ミステリーズ(さよならコーチ)の視聴率と感想
田中麗奈が出演するフジテレビのミステリードラマ「木曜劇場-東野圭吾ミステリーズ」の第1話「さよならコーチ」の視聴率と感想です。
第1話のあらすじは「東野圭吾ミステリーズのあらすじとネタバレ」をご覧ください。
ドラマ「木曜劇場-東野圭吾ミステリーズ」の第1話は、視聴率11.3%だった。低調なスタートとなった。
さて、ドラマ「木曜劇場-東野圭吾ミステリーズ」の第1話は面白かったが、結末のトリックがよく分からなかった。
コーチ(唐沢寿明)は1年前のビデオメッセー(遺書)を利用して望月直美(田中麗奈)を殺害したが、自殺の現場に残っていたビデオメッセージは望月直美が殺される当日に新たに撮り直した遺書だった。
望月直美(田中麗奈)はコーチ(唐沢寿明)にコーチに殺されることを悟っており、左手の薬指にテーピング(絆創膏)を撒いて遺書を撮影しなおすという方法で、遺書にメッセージを残していた。
1年前は絆創膏を巻いておらず、死んだ当日も絆創膏を巻いていなかったため、自殺では無く他殺と判明する。この遺書を撮影したビデオテープがキーポイントになるのだが、このビデオテープの詳細が分からなかった。
望月直美(田中麗奈)は1年前に遺書を撮影したテープの上に新たな遺書を撮影したのか、それとも、別のテープに遺書を撮影してテープをすり替えたのか。
コーチ(唐沢寿明)は望月直美(田中麗奈)を殺害するために、1年間の遺書を何度も繰り返してみていたようだが、見終えたテープは部室のロッカーに戻していたのだろうか。
いずれにしても、コーチ(唐沢寿明)は望月直美(田中麗奈)を睡眠薬で眠らせた後にビデオカメラをセットして自殺にみせかけるわけだから、望月直美の絆創膏の罠は確実性が無いと思う。
ミステリードラマとしては面白かったが、望月直美(田中麗奈)はわざわざビデオの遺書でトリックをしなくても、日記に「コーチ(唐沢寿明)が自殺に見せかけて、私を殺そうとしています」と書いておけば済むように思えた。
また、コーチ(唐沢寿明)も完全犯罪を狙うのであれば、死亡推定時間のアリバイを作っておくべきだったと思う。
ミステリードラマとしては面白いオチだったが、コーチ(唐沢寿明)が望月直美(田中麗奈)を殺害したという証拠はコーチの自白だけで、物的な証拠が無いため、全体的に弱い印象に終わった。
コーチ(唐沢寿明)の独白に時間を割くのであれば、メンヘラ臭が漂う妻・陽子(戸田菜穂)を使ってミスリードをしておけば、もう少し面白かったともう。
原作や主題歌については「東野圭吾ミステリーズの原作と主題歌」をご覧ください。
コメント欄
そうですねえ、結末のトリックにはいくらなんでも無理がありますね^^
1話は説明不足で酷かっただけに2話は期待してみたがやはり残念な結果。東野圭吾と宮部みゆきはの作品は原作が長いので1~2時間ドラマには向いていないとつくづく思う。