杉田藻奈美のテディベアに入れた結婚指輪の秘密

ドラマされた東野圭吾の原作小説「秘密(ひみつ)」の感想とネタバレです。あらすじは「秘密のあらすじ」をご覧下さい。

小学生の杉田藻奈美(すぎたもなみ)となった母親の杉田直子は、杉田藻奈美が大切にしていたテディベアの頭の中に結婚指輪を隠します。

これは、テディベアが杉田藻奈美の体を表し、結婚指輪が杉田直子の魂を表しているのだと思います。

こう考えれば、杉田藻奈美の体に杉田直子の魂が宿っている状況と同じになります。

だとすれば、エンディングで杉田藻奈美がテディベアの中に隠した杉田直子の結婚指輪を溶かして、新しい結婚指輪を作った行為はどういう意味があるのでしょうか。

杉田藻奈美に宿っていた杉田直子の魂が消えたとも考えられるでしょうが、杉田直子が新しく生まれ変わった、つまり、杉田直子は藻奈美として生きていく道を選んだのだと思いました。

ただから、私は、最後に根岸文也と結婚した杉田藻奈美の正体は母・直子だと思いました。

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