「サマーレスキュー」の第3話のあらすじとネタバレ
向井理が出演するTBSの稜ヶ岳村ドラマ「サマーレスキュー・天空の診療所」の第3話「母の命を救え」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
第2話のあらすじは「サマーレスキュー・第2話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。原作や主題歌については『「サマーレスキュー・天空の診療所』の原作と主題歌」をご覧ください。
速水圭吾(向井理)は、「交代の先生が来るまで待ってください。山小屋には医師が必要なの」と言う小山遥(尾野真千子)を尻目に、夜明けと同時に長野県の稜ヶ岳(りょうがたけ)を下山した。
その日、稜ヶ岳の山小屋では、小山雄一(笹野高史)が「倉木先生(時任三郎)の話しだと、かなり厳しいらしい」と言い、速水圭吾(向井理)の母親が入院していることを話した。
代わりに来る高井聡志(佐藤二朗)は、電車が遅れている影響で、早くても明日の朝に到着する見通しだった。
小山遥(尾野真千子)は「速水先生(向井理)が駆け付けたい気持ちは理解できます。でも、医師は診療所に居なければいけないと思います。だって、東京には一杯医師がいるじゃない」と怒った。
そこへ、体調が悪くなった妻を連れた登山客・野田(山崎銀之丞)がやってくる。野田は「山荘で診療所があると聞いて来ました。妻を診ていただけませんか」と言い、妻・洋子(西村いづみ)の診察を頼んだ。
しかし、稜ヶ岳診療所には医者が居なかった。それを知った夫・野田(山崎銀之丞)は「どういうことなんだ。医者が居ると聞いてルートを変更してきたのに」と怒る。
小山雄一(笹野高史)は「でも、ここにはベテランの看護師が居ますから」とフォローし、妻を稜ヶ岳診療所へと運んだ。
一方、明慶大学病院に着いた速水圭吾(向井理)は沢口哲夫(松重豊)に、「僕にやらせてください。ここには最先端の機器が揃っている。後悔したくないんです」と頼んだ。
すると、倉木泰典(時任三郎)は「じゃー、俺が第1助手をやらせてもらえるか」と言い、速水圭吾(向井理)に手術させることにした。
その後、速水圭吾(向井理)は、母・速水悦子(中田喜子)の病室を訪れ、「検査で、体の中にオデキが見つかったんだ。このさい、切っちゃったらどうかと思うんだ。俺が切るから」と話すと、速水悦子は「圭吾が?」と驚いた。
速水圭吾(向井理)が「これでも俺は若きエースって言われてるんだぜ。それに、ここの手術道具は最高の物が揃ってる」と説得すると、母・速水悦子(中田喜子)は「逆よ、逆。感動してるのよ。ありがとう」と笑った。
一方、稜ヶ岳診療所では、小山遥(尾野真千子)が野田(山崎銀之丞)に「これで、少しは楽になると思います」と言い薬を渡した。
しかし、野田(山崎銀之丞)は「なんだよ、これ。市販薬じゃないか。そんなのなら、診療所へ来なくても、持ってるよ。解熱剤とか抗生物質とかあるだろ」と怒ると、小山遥(尾野真千子)は「薬は医師の指示か処方箋が無いと出せないんです」と説明した。
野田(山崎銀之丞)は「じゃー、アンタが出してくれよ。看護婦なんだろ」と頼むが、平原あかり(小池栄子)は「処方箋は医師しか出せないんです」と謝罪した。
野田(山崎銀之丞)は「医者も居ない診療所に何の意味があるんだよ。今から下山する」と言い出したため、平原あかり(小池栄子)は「今日はここに泊まって体調を整えてください。明日になれば別の医師が登ってきますから」と言い、野田(山崎銀之丞)を止めた。
妻・洋子(西村いづみ)も「今、山を下りるのは辛い」と言うため、野田(山崎銀之丞)は下山を中止したが、「何かあったら、責任を取ってもらうからな」と吐き捨て稜ヶ岳診療所を出た。
その日、明慶大学病院では、速水圭吾(向井理)の執刀により、速水悦子(中田喜子)の腹部大動脈瘤の人工置換術が行われる。
速水圭吾(向井理)は腹部を切開すると、手が止まり、メスを落として呆然とした。すぐに細胞を検査した結果、腺癌細胞が見つかったため、手術は中止となる。
倉木泰典(時任三郎)は「僕が閉腹しよう。君は休んでていい」と告げるが、速水圭吾(向井理)は「僕にやらせてください」と言い、平腹をしながら、話し始めた。
母は僕に一度も「具合が悪い」なんて言ったことはありません。今回も人間ドックだって、たまには親孝行をしてみたいと思ったからです。それが、こんなことになっているだなんて。気づかなかった僕の責任です。僕は最低の医師で、最低の息子です。
そのころ、稜ヶ岳診療所では、小山遥(尾野真千子)が平原あかり(小池栄子)に、「結局、私っていつも何も出来ないんですよね。今も、母の時もそう。あの子の時も。看護師って結局、医師が居ないと何も出来ないんですよね」と話した。
あのとき、交通事故で重体となった5歳児の受け入れ要請があったが、医師・野村恭介(戸次重幸)は「ベッドが空いてたって、対応できないだろ、俺は今、処置しているんだから」と言って受け入れを拒否した。
小山遥(尾野真千子)は「もう3件も断られてるんです。応急処置くらいできるじゃないですか」と訴えたが、医師・野村恭介(戸次重幸)は「それで何かあったらどうやって責任を取るんだ。全ての人間を助けられるわけじゃない」と言い、再度、受け入れを拒否した。
小山遥(尾野真千子)が平原あかり(小池栄子)に、「看護師って結局、医師が居ないと何も出来ないんですよね」と話すと、平原あかりは「それは違うんじゃないかな。医師と看護師は役割が違うだけで」と答えた。
「サマーレスキュー・天空の診療所-第3話のあらすじとネタバレ後半」へ続く。