小山遥(尾野真千子)の5歳児死亡事件の真相

向井理が出演するTBSの稜ヶ岳村ドラマ「サマーレスキュー・天空の診療所」の第3話「母の命を救え」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

このページは『「サマーレスキュー」の第3話のあらすじとネタバレ』からの続きです。

その日の夜、山小屋でみんなが食事していると、平原あかり(小池栄子)の携帯電話に、速水悦子(中田喜子)の手術結果がメールで届く。

平原あかり(小池栄子)は「明慶大学病院の看護師に知り合いが居るので頼んでいたの」と言い、皆に手術の結果を伝えた。

メールによると、速水圭吾(向井理)が執刀して、腹部を開腹したが、大動脈瘤と一塊になった進行膵癌が併存していることが分かり、手の施しようが無く、そのまま閉服したということであった。

翌日、妻・洋子(西村いづみ)は夫・野田(山崎銀之丞)に「すっかり良くなったわ。貴方のおかげよ。夜中に喉が渇いて目が覚めたら、枕元にお水が置いてあったし、毛布もかかってた。感激したわ」とお礼を言うと、夫・野田は「俺は何もしてないぞ」と驚いた。

そこへ、交代の医師・高井聡志(佐藤二朗)が到着し、妻・洋子(西村いづみ)を診察した。妻・洋子の体調は回復しており、高井聡志が下山を許可すると、夫婦は山小屋で朝食を食べて下山した。

一方、沢口哲夫(松重豊)は速水圭吾(向井理)を呼び出し、「ドイツへ行かないか。ミュンヘン医科大に若手医師を1人派遣する予定になっていね。私は君に行ってもらいたいと思ってる。来月早々には立ってもらいたい」と告げた。

そこで、緊急連絡が入る。母・速水悦子(中田喜子)が吐血したということであった。

速水圭吾(向井理)が走って病室に駆け付けると、既に母・速水悦子(中田喜子)は死んでいた。

倉木泰典(時任三郎)は「おそらく、大動脈瘤が突然、破裂して、十二指腸に伝播したんだと思う。これが落ちていた」と言い、速水圭吾(向井理)に写真を差し出した。

写真は、速水圭吾(向井理)が子供の頃、親子3人で撮影した写真だった。写真に写った速水圭吾らは満面の笑みを浮かべていた。

速水圭吾(向井理)は写真を受け取ると、「すみません。母と2人だけにして頂けますか」と頼んだ。そして、みんなが出て行くと、速水圭吾(向井理)は「かあさん」と言って泣き崩れた。

一方、山小屋にも、速水圭吾(向井理)の母親・速水悦子(中田喜子)が死んだという知らせが入る。

その日の夜、小山遥(尾野真千子)は速水圭吾(向井理)に電話し、「あの…聞いたので、お母様のこと。お母さんは早見先生が側に居てくれただけで、きっと…」と話すと、速水圭吾は「あの、用事は何?」と尋ねた。

答えに窮した小山遥(尾野真千子)は「あかりさん(小池栄子)がソフラチュールが足りないって。今度来る時に、持ってきてもらえると助かるんだけど」と頼むと、速水圭吾(向井理)は「戻るかどうかは分からないけど、倉木先生(時任三郎)に伝えておきます」と答えた。

速水圭吾(向井理)が倉木泰典(時任三郎)の元を訪れると、倉木泰典は高井聡志(佐藤二朗)と交代するため、稜ヶ岳診療所へ向かうところだった。

速水圭吾(向井理)は「皮肉ですよね。山の診療所には機材が揃っていないから、満足な治療は受けられないと言った。なのに、日本でも最先端の機材の揃うこの病院で、母の命を救うことが出来なかった。医師になって初めて看取った患者が、母親だなんて」と悔やんだ。

すると、倉木泰典(時任三郎)は「小沢竹助さん、小泉信子さん…」と次々と名前を暗唱していく。みんな、倉木泰典が救えなかった命だという。

倉木泰典は延々と名前を暗唱した後、「それから、小山紀子さん。遥ちゃん(尾野真千子)のお母さんんだ。1人として忘れることが出来ない。医者は万能じゃ無い。だからこそ、今、救える命はどんなことをしても救いたい」と言い、1通の手紙を差し出して立ち去った。

手紙は、速水圭吾(向井理)が夕日を無影灯の代わりにして、健の手術をした佐藤朋子(内山理名)からの手紙だった。

手紙には「本当にありがとうございました。先生が山に居てくれたから、大事に至らなかったんですよね。松本の病院でも『診療所の応急処置が良かったんだよ』って。だから、どうしても一言、お礼を申し上げたくて。本当にありがとうございました」と書いてあった。

速水圭吾(向井理)が手紙を読み終えると、看護婦が駆け込んできた。看護婦は「動脈損傷で急患が搬送されてきたんですが、救急の医師だけでは対処できません。専門の先生をお願いしたかったのですが、見つかりましたらご連絡ください」と言い、立ち去ろうとした。

すると、速水圭吾(向井理)は「僕が行きます」と答えた。看護婦が「でも、先生は…」と戸惑ったが、速水圭吾は「僕が行きます」と引き受けた。

一方、山小屋では、平原あかり(小池栄子)が小山遥(尾野真千子)に、「安心した。遥ちゃんが看護婦のままで居てくれて。野田さんの奥さんの様子を見に行ったら、私より前にお水と毛布のケアをしてくれてる人が居た。野田さん、とっても感謝してた」と告げた。

そして、平原あかり(小池栄子)は「確かに私たちは患者さんに薬を処方できない。手術もできない。だけど、今ここでできることがある。患者さんに手をさしのべて、心と体をケアすること。遥ちゃん(尾野真千子)は立派にやってるじゃない」と話した。

数日後、速水圭吾(向井理)が長野県の稜ヶ岳を登って山荘へやってきた。小山遥(尾野真千子)が出迎えると、速水圭吾(向井理)は小山遥(尾野真千子)にソフラチュールを手渡した。

小山遥(尾野真千子)が「これを届けに?」と困惑すると、速水圭吾(向井理)は「俺は、山のことは何も分からない。ここに居ても役に立たないかもしれない。でも、今はここで働きたいと思った。だから、色々教えてください」と頼んだ。

一方、沢口哲夫(松重豊)の元には速水圭吾(向井理)からの手紙が届いていた。手紙には、「ドイツ行を辞退し、もう少し、稜ヶ岳診療所で働きたい」と書いてあった。

第4話のあらすじは「サマーレスキュー・天空の診療所-第4話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

第3話の感想は「サマーレスキュー・天空の診療所-第3話の感想」をご覧ください。原作や主題歌については『「サマーレスキュー・天空の診療所』の原作と主題歌」をご覧ください。

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