ガリンスキー症候群の秘密
美波が出演する日本テレビの「トッカン-特別国税徴収官」の第4話「愛人と消えた3億円の行方」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「トッカン-特別国税徴収官-第4話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
その後、鈴宮深樹(井上真央)は宝町税務署を訪れ、辞表を撤回し、「分かったことがあるんです」と告げるが、既に6階が白川耀子(若村麻由美)の捜査を打ち切っており、手遅れだと言われた。
鍋島木綿子(鈴木砂羽)が「栗本議員が圧力をかけたのよ」と悔やむと、鈴宮深樹(井上真央)は「ちょっとまってください。白川耀子(若村麻由美)と栗本議員は結託していません」と言い、説明した。
栗本議員はダイエット薬「スリムペロミン」を認証させるために、ガリンスキー症候群の薬が認可されず、ガリンスキー症候群に「家族の会」は抗議活動を行っていた。
白川耀子(若村麻由美)はインサイダー取引で得た3億円をガリンスキー症候群の「家族の会」に寄付していた。
鈴宮深樹(井上真央)は「だから、白川耀子(若村麻由美)は栗本議員と結託してい」と主張した。
それを聞いた鏡雅愛(北村有起哉)は辞表を破り捨て、鈴宮深樹(井上真央)に「6階は手を引いても、財産調査ができる。自分で落とし前を付けろ」と命じた。
鈴宮深樹(井上真央)らは白川耀子(若村麻由美)のマンションを訪れる。応対に出た相沢芽夢(美波)は「辞めたんじゃ無いの?」と驚く。
鈴宮深樹(井上真央)が「3億円は寄付されたんですよね。八木澪さんと同じ病気で苦しむ人のために」と告げる。鏡雅愛(北村有起哉)も「貴女が、この振り袖に拘らなければ、たどり着くことは出来なかった」と告げた。
白川耀子(若村麻由美)は「これだけは手放せなかった。昔、澪ちゃんに借りたままになっていたから。もう返す人間がこの世に居ない。それにしても、よく調べたわね」と話した。
鈴宮深樹(井上真央)は「分からなかったこともあります。澪さんと白川さん(若村麻由美)の関係」と明かすと、白川耀子(若村麻由美)は話し始めた。
白川耀子(若村麻由美)の実家も八木澪の実家も貧しかったが、実家が呉服屋の八木澪は、十三参りの時に振袖を作って貰った。白川耀子は八木澪の振り袖をうらやましがった。
あるとき、八木澪は振り袖を持ってきて、白川耀子(若村麻由美)に「耀子ちゃん。これを着て。知らない人に持って行かれるくらいなら、耀子ちゃんに着て欲しい」と言い、振り袖を渡した。
その時は意味が分からなかったが、通日後、ようやく意味が分かった。八木澪の実家の呉服屋は差し押さえを受け、挨拶もすることも無く、どこかへ消えてしまった。
そして、白川耀子(若村麻由美)が八木澪と再会したのは2年前だった。再会した八木澪はガリンスキー症候群に犯されていた。
ガリンスキー症候群の薬は日本では認可されておらず、アメリカから高価な薬を購入しなければならなかった。薬代だけで月に200万円が必要になるという。
それで、白川耀子(若村麻由美)は厚生労働省に顔の利く、栗本議員に近づいた。栗本議員は「治療薬?俺に任せておけ」と約束してくれた。
白川耀子はガリンスキー症候群の薬を認可させるため、栗本議員に尽くしたが、結局、栗本議員が後押ししたのはダイエット薬「スリムペロミン」だった。
そこで、白川耀子(若村麻由美)はダイエット薬「スリムペロミン」の許認可情報を利用してインサイダー取引を行った。
鏡雅愛(北村有起哉)が「それで復讐したのか?」と尋ねると、相沢芽夢(美波)が「違う。家族の会のことを考えてくれたからよ」と答えた。
相沢芽夢(美波)の母親が亡くなった原因も、ガリンスキー症候群で、相沢芽夢も署名活動を行い、厚生労働省に許認可を訴えていた、家族の会のメンバーだった。
白川耀子(若村麻由美)は「大勢の患者が、お金に殺されたのよ」と話すと、鏡雅愛(北村有起哉)は「それで、3億円を患者のため、いや、世間に知らせるために使ったのか」と告げた。
鈴宮深樹(井上真央)は「それが、白川さんにとっての正義。私、自分だけが被害者だと思ってた。偽善者だった、私も。ごめんなさい」と謝罪した。
白川耀子(若村麻由美)は「気持ちだけで十分よ。ありがとう」と笑顔で答えた。
その後、ガリンスキー症候群の家族の会は、記者会見を行う。記者は「3億円の寄付は、個人投資家が行ったインサイダー取引の利益だったのでは?」と追求した。
家族の会は「私達は何も聞いていません。もし、そうだとしても、私達を追求するのではなく、情報が漏れた経緯を調べるべきではありませんか」と答えた。
その後、栗本議員はインサイダー取引ついて追求され、栗本議員が資金源としていたエステサロンに、国税局の強制調査が入った。
ある日、南部千紗(木南晴夏)が「白川耀子(若村麻由美)の件が終わったから引っ越しよ」と言い、挨拶に来た。
鈴宮深樹(井上真央)が整形した南部千紗(木南晴夏)の顔をマジマジと見ていると、「整形の何が悪いのよ。鏡さんに伝えておいて。この両目は3点止めじゃないから。最新技術のLS法で゙50万円したんだから。じゃーね、グー子」と言って出て行った。
その後、署長の清里肇(岩松了)が鈴宮深樹(井上真央)に眼鏡をプレゼントする。
鈴宮深樹(井上真央)が「伊達眼鏡はもうしないことにしたんです」と答えると、清里肇(岩松了)は「伊達眼鏡じゃないよ」と言い、鈴宮深樹に眼鏡をかけた。それは、鏡雅愛(北村有起哉)と同じサングラスであった。