ドラマ「黒の女教師」の感想
榮倉奈々が出演するTBSの学園ドラマ「黒の女教師」の第2話「教師との禁断の恋!スカッと悪を倒す」の感想です。
第2話のあらすじは「黒の女教師-第2話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
ドラマ「黒の女教師」の第2話は面白かった。久しぶりにドラマを観て笑った。ドラマ「黒の女教師」は、よくできたコメディードラマだと思う。
主人公・高倉夕子(榮倉奈々)は右ハイキックで悪人を蹴り倒し、「愚か者」と罵倒する。「愚か者」が高倉夕子の決め台詞だ。
高倉夕子(榮倉奈々)は棒立ちのまま右ハイキックを繰り出し、棒読みで「愚か者」と決め台詞を吐く。つまり、これは棒の上に棒を重ねた演出だ。英語で言えば「ステック・オン・ザ・スティック」だ。
棒演技に棒演技を重ねる演出は斬新だった。高倉夕子(榮倉奈々)の棒読みの決め台詞を聞いたときは、お笑いコンビ「笑い飯」を初めて見たときのことを思い出した。
一般的な漫才は、一方がボケたら、相方はボケに対して突っ込みを入れる。多くの漫才師がこのスタイルをとっている。
しかし、お笑いコンビ「笑い飯」は、一方がボケたら、相方はボケに負けまいとしてボケ返す。笑い飯はボケにボケを重ねる「ダブル・ボケ」というスタイルを確立し、一世を風靡した。
高倉夕子(榮倉奈々)が棒に棒を重ねる演出は、お笑いコンビ「笑い飯」がボケにボケを重ねるスタイルと同じだ。
たから、高倉夕子(榮倉奈々)が棒立ちからのハイキックから、棒読みの決め台詞という演習は、非常に斬新で面白かった。深夜ドラマでこっそりと放送すれば、もっと面白かったと思う。
これに対して、ストーリーが物足りない感じがする。課外授業の代金も5万円と安かったのでインパクトが無い。もう少し、脚本が何とかならないものだろうか。
第3話のあらすじは「黒の女教師-第3話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。原作や主題歌については『「夜の女教師」の原作や主題歌』をご覧ください。