山崎樹範はリストラされたダメ社員だった
尾野真千子が出演するTBSの山小屋ドラマ「サマーレスキュー・天空の診療所」の第4話「麻酔の打てない手術。速水と遥が急接近」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「サマーレスキュー第4話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
小山遥(尾野真千子)のガイドで山に登り始めた神田(堀部圭亮)は、デジタルカメラの撮影に夢中になっており、小山遥の注意も耳に入っておらず、ロープを乗り越えて足場の悪い場所へと入っていく。
小山遥(尾野真千子)は神田(堀部圭亮)を呼び戻そうとするが、神田(堀部圭亮)は「大丈夫ですよ」と言って先へ進み、足場が崩れて滑落してしまった。
小山遥(尾野真千子)はロープを伝って下へ居り、神田(堀部圭亮)を応急処置すると、神田(堀部圭亮)を稜ヶ岳診療所まで運んだ。
神田(堀部圭亮)の腕は大きく切れており、速水圭吾(向井理)は直ぐに腕の傷を縫合しようとするが、麻酔に対するアレルギー反応が現れた。
稜ヶ岳診療所には他の種類の麻酔薬が無いため、速水圭吾(向井理)は麻酔無しで縫合することを決断したが、麻酔無しでは患者は激痛に耐えなければ成らなかった。
みんなで神田(堀部圭亮)を押さえつけたが、神田(堀部圭亮)は激痛に耐えられずに暴れ出し、押さえつけていたみんなをはね飛ばしてしまった。これでは傷口が縫えない。
速水圭吾(向井理)は医大生の村田佳秀(小澤亮太)に「井上(山崎樹範)さんを呼んできて」と命じた。そして、診療所へやってきた井上幸治(山崎樹範)に神田(堀部圭亮)の体を押さえるよう指示した。
何も知らなかった井上幸治(山崎樹範)はこの状況に戸惑ったが、みんなを鼓舞して、暴れる神田(堀部圭亮)を必死に押さえつけ、無事に縫合が終わった。
その日の夜、速水圭吾(向井理)と小山遥(尾野真千子)の2人が神田(堀部圭亮)の様子を見に行くと、井上幸治(山崎樹範)が付きっきりで看病していた。
小山遥(尾野真千子)は井上幸治(山崎樹範)に、「学生さん達だけじゃ、縫合はできなかった」と告げる。
速水圭吾(向井理)も「神田さんを救ったのは、井上さんです。井上さんが居なければ、手術は出来なかった、ありがとうございました」とお礼を述べた。
井上幸治(山崎樹範)は「俺の事を呼んでくれて嬉しかった。俺は神田さんのことを恨んでた。でもさ、血だらけの神田さんを見て、全部、忘れた。ただ、助けたいと思った。俺、知らない間に、山に救われてたんだと思いました」と答えた。
小山遥(尾野真千子)は「今日の井上(山崎樹範)さんはかっこよかったです」と告げると、井上幸治(山崎樹範)は「そう?じゃー、今日もビールを飲んじゃいますか」と笑顔を取り戻した。
翌日、以前のムードメーカーに戻った井上幸治(山崎樹範)は、登山客から頼りにされ、走り回っていた。
その様子を見た神田(堀部圭亮)は、速水圭吾(向井理)に「井上君は忙しそうなので、『ありがとう』と伝えてください」と頼み、下山していった。
その日、速水圭吾(向井理)が山を登って尾根まで行くと、小山遥(尾野真千子)が先に来ていた。
速水圭吾(向井理)が「遙さんもここが好きなんですか?。井上さんに教えて貰ったんです」と尋ねると、小山遥(尾野真千子)は「聞いてないんですか?ここを井上さんに教えたのは私ですよ。高校生の時だったかな」と教えた。
そして、小山遥(尾野真千子)は「速水先生(向井理)も変わりましたね。ここまで登ってくるのに、息が切れてないじゃないですか」と褒める。
速水圭吾(向井理)は「井上さんに教えて貰ったんです。山は1歩1歩足を抱いていれば登れる。大事なのは自分の限界を決めないことだって。医者も同じですね」と答えると、小山遥(尾野真千子)は「そうですね」と微笑んだ。
一方、東京では、沢口哲夫(松重豊)が瀬尾家の墓に倉木泰典(時任三郎)を呼び出していた。
倉木泰典(時任三郎)は「話しってなんだ。わざわざ瀬尾家の墓に呼び出して」と尋ねると、墓に手を合わせていた沢口哲夫(松重豊)は「瀬尾にも断っておかなければと思ってな」と答えた。
倉木泰典(時任三郎)は「山の診療所を閉鎖するつもりか」と尋ねると、沢口哲夫(松重豊)は「お前らは大切にするのは目の前の命。俺は千の命、万の命を大事にしたいんだ」と答えた。
そのころ、稜ヶ岳診療所には女性の登山客が運び込まれていた。通りかかった登山客が倒れている女性を発見し、稜ヶ岳診療所まで連れてきたのだ。
女性はかなり体調が悪いようだ。速水圭吾(向井理)は診察するため、女性の帽子を取ると、交際相手の沢口光香(市川由衣)の顔が現れたのだった。
第4話の感想は「サマーレスキュー・天空の診療所-第4話の感想」をご覧ください。原作や主題歌については『「サマーレスキュー・天空の診療所』の原作と主題歌」をご覧ください。