香西忠信が自殺
原作漫画「モリノアサガオ」に登場する確定死刑囚・香西忠信(こうざいただのぶ=32歳)についての感想です。ネタバレは「モリのアサガオのネタバレ」をご覧下さい。
被害者遺族に謝罪の手紙を書き続けていた香西忠信は、初めて被害者遺族から返信をもらったさい、刑務官・及川直樹(おいかわなおき)の一言をきっかけに、便せんを口の中に詰めて自殺を図ります。
香西忠信は遺族からの手紙を口の中に詰めて自殺を図ったと思ったのですが、口の中に詰めたのは新しい便せんでした。
香西忠信は遺族への謝罪の手紙を書こうとしたのですが、遺族から返信を貰ったことで、これまで以上の謝罪の言葉が出てこず、死んでお詫びをしようと思い、便せんを口に詰めました。
口の中に詰めた紙により、自殺する動機の解釈が変わってくるので、私は遺族からの手紙で自殺して欲しかったです。
及川直樹は自分の一言が切っ掛けで、香西忠信が自殺を図ったと悩んでいるのですが、私は因果関係が無いと思いました。
「モリのアサガオ」には改心すれば死刑になるという死刑の法則があります。香西忠信の死刑が執行されなかったのは、及川直樹が勤務する以前から反省していたからでしょうか。