会津藩士の褌に隠された秘密

NHK大河ドラマ「八重の桜」のモデルとなる山本八重の生涯をあらすじで紹介する「実話-山本八重の桜」の番外編「会津藩士の褌物語-会津魂はフンドシに有り」です。

■会津藩士の褌の秘密
アメリカの兵隊は、死んでも身元が割るように、首に「ドッグ・タグ」と呼ばれる認識票を付けている。会津藩士にとってのドッグ・ダグは、褌(ふんどし)であり、褌が会津魂の表れであった。

朝敵となった会津藩は、敗戦に継ぐ敗戦により、会津若松城は新政府軍(官軍)に包囲されてしまった。

会津藩には旧式の洋式銃しかなく、7連発元込め式スペンサー銃などの最新式の西洋銃を装備した新政府軍(官軍)に勝ち目は無いが、会津藩士は若松城を守るため、決死の覚悟で新政府軍に切り込んでいかなければならない。

若松城籠城戦のとき、出陣する会津藩士は「出陣する日が命日。生きては帰れない」と討ち死にを覚悟し、自分の名前と出陣する日付を書いた褌(ふんどし)を身につけて出陣した。

このため、会津藩士は戦場で討ち死にしても、褌を見れば、名前と命日が分かるようになっていた。

会津藩士の中には、褌では無く、名前と出撃する日付を書いた紙を胸に入れて出陣した者も居るが、褌派と紙派の割合は分からない。

NHK大河ドラマ「八重の桜」のモデルとなる山本八重のあらすじとネタバレは『実話「新島八重の桜」のあらすじとネタバレ』をご覧ください。