長野県・稜ヶ岳のパワースポット
三浦理恵子が出演するTBSの稜ヶ岳診療所ドラマ「サマーレスキュー・天空の診療所」の第9話「おやっさんの命を救え!速水と遥の願い」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「サマーレスキュー第9話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■サマーレスキュー第9話のあらすじ後編
そのころ、小山雄一(笹野高史)が気付いた。小山雪乃(三浦理恵子)が「もうすぐヘリを呼ぶからね」と声をかけるが、小山雄一(笹野高史)は「呼ぶな。俺も山の診療所も寿命なんだ」と拒否した。
アルバイトの井上幸治(山崎樹範)は、「おやっさんが東京に行っている間、山小屋は俺が守ります」と励ました。
小山雪乃(三浦理恵子)も「貴方がこのまま死んだら、私は山を嫌いになりますよ。そんな悲しいことをさせないで。御山の大将・小山雄一は、世界中の人に山を好きになって貰う事が仕事でしょ」と説得した。
すると、小山雄一(笹野高史)は「苦手なんだよ。あんな鉄の塊が空を飛ぶなんて、心臓に悪い」と言い、気を失った。
一方、東京では、沢口哲夫(松重豊)が倉木泰典(時任三郎)を呼び出し、「どうして松本へ搬送しない。もし、助からなかったら、医者の判断ミスということになる」と責めていた。
倉木泰典(時任三郎)が「1%でも助けられる方が良いに決まっているだろ」と反論すると、沢口哲夫(松重豊)は「あの地域の救急搬送先は松本市だ。それがルールだ。病院の経営を預かる身としては、病院を不用意なリスクに晒すわけにはいかないんだ」と答えた。
倉木泰典(時任三郎)は「覚えているか。おやっさんの奥さんの死を覚えているか。遥ちゃん(尾野真千子)のお母さんだ。あれは救えた命だった」と言い、話し始めた。
あの日、倉木泰典(時任三郎)は稜ヶ岳診療所へ向かっていたが、電車が事故で遅れていた。しかし、沢口哲夫(松重豊)は大きなオペに呼ばれていたため、倉木泰典(時任三郎)の到着を待たずに山を下りた。
倉木泰典(時任三郎)は「あのとき、お前が山小屋のルールを守って、俺の到着を待っていれば、救えた命だった」と告げると、沢口哲夫(松重豊)は「不運が重なった事故だったんだ」と答えた。
倉木泰典(時任三郎)は「あの後、おやっさんが言った言葉を覚えているか?『誰の責任でも無い。だから、沢口君を責めないで欲しい』俺たちは奥さんの命を救うことが出来なかった。せめて、おやっさんの命を救いたい」と告げた。
倉木泰典(時任三郎)は「ヘリを東京へ呼ぶ。協力してくれ」と頼むと、沢口哲夫(松重豊)は「小山さんの娘さんは知っているのか?お母さんが亡くなった時のことを」と尋ねた。
倉木泰典(時任三郎)は「遥ちゃん(尾野真千子)は当時、5歳だった。山小屋に医者が居なかったという事くらいで、詳しいことは知らないはずだ」と答えた。
その後、明慶大学病院に小山雄一(笹野高史)を乗せたヘリが到着し、速水圭吾(向井理)は直ぐに検査を開始する。倉木泰典(時任三郎)の判断は正しく、翌日、手術が行われることになった。
その日の夜、小山雄一(笹野高史)に寄り添う小山遥(尾野真千子)は、速水圭吾(向井理)に「ここに居ても良いですか?明日も私に出来る事は何も無いんでしょ。せめて」と頼んだ。
すると、速水圭吾(向井理)は「手術室に入れなくても、遥さん(尾野真千子)は同じチームだよ。俺たち全員で、おやっさんを救うんだ」と答えて立ち去った。
翌日、後妻の小山雪乃(三浦理恵子)は「何も出来ないと思うけど、目が覚めた時に、側に居てあげたの」と言い、山を下りた。
一方、手術室に入ることの出来ない小山遥(尾野真千子)は、「とうか、父をよろしくお願いします」と言い、ベッドに横たわる小山雄一(笹野高史)を見送った。
そこへ、沢口哲夫(松重豊)が来て、小山遥(尾野真千子)に「教授室へ来ませんか」と声をかけた。
小山遥(尾野真千子)が教授室に入ると、テーブルに山の診療所を開業した時の集合写真が置いてあった。
小山遥(尾野真千子)は写真を手に取ると、沢口哲夫(松重豊)に「沢口先生は洋連岩をご存じですか?父が倒れていた場所です。そこは、地元の人たちが古くから大切にしているパワースポットなんです。実は、母が事故に遭ったときも洋連岩に行こうとしていたらしいんです」と話した。
そして、小山遥(尾野真千子)は「父や母は、何をお願いしたくて、足場の悪い急斜面を登って洋連岩を目指したのでしょうか」と尋ねた。
そのとき、手術室を映したモニターに異変があった。手術室では、小山雄一(笹野高史)がVF(心室細動)を起こして心肺が停止し、心電図の警報が鳴り響いていた。
サマーレスキューの原作や主題歌については『「サマーレスキュー・天空の診療所』の原作と主題歌」をご覧ください。
コメント欄
なかなか見ごたえのあるドラマでした。毎回山の景色を見るのも楽しみでした。
もう終わりで寂しい限りです。