息もできない夏-最終回のあらすじとネタバレ
武井咲が出演するフジテレビの無戸籍児ドラマ「息もできない夏」の最終回(第11話)「絶望の果てに見た光…2人の最後の答え」のあらすじと結末ネタバレのあらすじ編です。
第10話のあらすじは「息もできない夏-第10話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
原作や主題歌は『「息もできない夏」の原作や主題歌』をご覧ください。
■息もできない夏-最終回のあらすじ
鮎川宏基(要潤)の危篤を伝えるため、谷崎玲(武井咲)を探していた樹山龍一郎(江口洋介)は、洋菓子店「パティスリー・シャルロット」を訪れると、調理場で谷崎玲(武井咲)が泣いていた。
樹山龍一郎(江口洋介)が「どうしたんだ」と尋ねると、谷崎玲(武井咲)は「私、鮎川(要潤)の子供だった。血が繋がっていた。最低、お母さんを苦しめた、あんな人と」と泣いた。
樹山龍一郎(江口洋介)は「たとえ事実だとしても、君が谷崎玲であることに変わりは無い。それと、伝えることがある。鮎川さん(要潤)が危篤なんだ」と告げた。
その後、谷崎玲(武井咲)が病室を訪れると、別途に横たわる鮎川宏基(要潤)がリンゴのガラス細工を差し出した。
谷崎玲(武井咲)は「止めて。勝手なことをしないで。貴方なんて父親じゃ無い。死ぬなら、1人で死ねば良いでしょ」と拒否して病室を飛び出した。
谷崎玲(武井咲)が帰宅すると、DNA鑑定の結果を知った谷崎葉子(木村佳乃)は「貴女は谷崎啓介(神尾佑)の娘よ。誰が何と言ったって」と言い、抱きしめた。
翌朝、谷崎玲(武井咲)が出勤すると、店の前で樹山龍一郎(江口洋介)が待っていた。
樹山龍一郎(江口洋介)が「鮎川さん(要潤)は持ち直したよ」と教えると、谷崎玲(武井咲)は「もうあの人の所へは行きません。あの人と会っても怒りしか沸かない。そういう自分が嫌なんです」と答えた。
その後、樹山龍一郎(江口洋介)が帰宅すると、片岡亜沙美(霧島れいか)が「谷崎さん(武井咲)に会った。フランスへ行って一流のパテシエに成るって言ってたわ。ねえ、貴方の夢って何?」と尋ねると、樹山龍一郎(江口洋介)は「もうそんなことを語る年じゃ無い」と答えた。
すると、片岡亜沙美(霧島れいか)は話を変えて、「直人(笹原尚季)も凄く喜んでた。片岡の実家にも話を為なければいけないから、婚姻届にサインするのは待ってくれる?」と告げた。
一方、谷崎葉子(木村佳乃)が病室を訪れると、夏目周作(北大路欣也)が退院の準備をしていた。
夏目周作(北大路欣也)は「もう玲(武井咲)のお店は開いてるかな?お土産にしたいんだ」と尋ねるた。
すると、谷崎葉子(木村佳乃)は「もう少し、東京に居ればいいじゃないですか。DNA鑑定の結果が出たんです。父親は鮎川(要潤)でした。どうすれば良いか分からなくて」と打ち明けた。
夏目周作(北大路欣也)は「葉子(木村佳乃)が家を飛び出したとき、母さんも泣いていた。これは母さんが私にくれた最後の手紙だ」と言い、封筒を渡した。
そして、夏目周作(北大路欣也)は「葉子(木村佳乃)の事を助けて欲しいと書いているが、母さんは私を助けようとしたのだと思う。どれだけ憎まれようが、私はお前の父親だ。どこに居ようと、これからはみんな一緒だ」と告げた。
谷崎葉子(木村佳乃)は、夏目周作(北大路欣也)に「お父さん。ありがとう」と頭を下げて、涙を流した。
一方、樹山龍一郎(江口洋介)が区役所に出勤すると、谷崎玲(武井咲)の戸籍が届いていた。ただ、戸籍は鮎川の姓であった。
その日の夜、谷崎玲(武井咲)のパソコンに、無戸籍児を引き受ける施設に行くと言って東京を離れた草野広太(中村蒼)からのメールが届いていた。
草野広太(中村蒼)は顔も名前も知らない、ずっと憎んできた親を探す旅に出ており、今は新潟のネットカフェからメールを送っているのだという。
草野広太(中村蒼)は育ての親は死んでいたが、同性愛者の両親を覚えている人に会うことが出来た。その人によると、両親は宝物を見せるように、赤ん坊の草野広太(中村蒼)を自慢していたのだという。
草野広太(中村蒼)のメールには「少なくとも、僕は望まれて生まれてきたようです。親を憎む気持ちは変わらないけど、少しだけ救われたような気がしました。だから、この旅をもう少し続けます」と書いてあった、
谷崎玲(武井咲)は「DNA鑑定の結果が出ました。私は、お母さんを苦しめた前の夫の子供だと分かりました。頭の中から追い出そうとすればするほど、大きな存在になっていくんです。だから、草野君(中村蒼)が旅に出た気持ちが少し分かります」と返信した。
草野広太(中村蒼)は「今はどうしようもない状況でも、自分次第で未来は変わっていく。以前に谷崎さん(武井咲)が僕にかけてくれた言葉です」と返信した。
谷崎玲(武井咲)は「ありがとう。心が少し軽くなりました。草野君(中村蒼)は私にとって、とても大切な親友です」と返信して、パソコンを閉じた。
谷崎玲(武井咲)がパソコンを閉じると、携帯電話が鳴った。樹山龍一郎(江口洋介)からの電話だった。
電話を切った谷崎玲(武井咲)は区役所へ行き、樹山龍一郎(江口洋介)から戸籍を受け取る。
樹山龍一郎(江口洋介)が「家庭裁判所へ申し立てをすれば、直ぐに谷崎の姓に変わるよ」と教えると、谷崎玲(武井咲)は「でも、私のルーツは鮎川玲です。記録を変えたとしても、何が変わるんだろう」と落ち込んだ。
2人は区役所を出ると、樹山龍一郎(江口洋介)が「今月は誕生日なんだね。戸籍を見て気付いた。何歳になるの?」と尋ねると、谷崎玲(武井咲)は「19歳です。これ(戸籍)で、運転免許だってとれるんですよ」と答えた。
樹山龍一郎(江口洋介)が「まだまだ子供だな」と笑うと、谷崎玲(武井咲)は「樹山さん(江口洋介)が、おじさんなだけですよ」と笑った。
谷崎玲(武井咲)が「あの人はどうしてますか?憎くてたまらないのに、どうしても、あの人が頭から離れなくて。基山さんのせいですよ。私に状況を見せるから」と悩みを打ち明けた。
樹山龍一郎(江口洋介)は「後悔して欲しくなかったんだ。人は死んだら、何も言わないし、何も聞いてくれない。俺もそれで、ずいぶん苦しめられた。言いたいことがあるなら、伝えた方が良いと思ったんだ」と答えた。
谷崎玲(武井咲)が「私は会いません」と答えると、樹山龍一郎(江口洋介)は「それなら、それでいい。君が欲しがっていた戸籍も手に入ったんだ。ただ、これが手に入ったからと言って、未来が保障されたわけじゃないからね」と話した。
そこへ、片岡亜沙美(霧島れいか)がやってきた。片岡亜沙美(霧島れいか)は「持ってきたわ。婚姻届」と言い、樹山龍一郎(江口洋介)に封筒を渡した。
「息もできない夏-最終回のあらすじとネタバレの後編」へ続く。