息もできない夏-最終回の感想
武井咲が出演するフジテレビの無戸籍児ドラマ「息もできない夏」の最終回(第11話)「絶望の果てに見た光…2人の最後の答え」の感想です。
最終回のあらすじとネタバレは「息もできない夏-最終回のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■息もできない夏-最終回の感想
ドラマ「息もできない夏」の第6話で、社員の井川さつき(原幹恵)が、「私、やっぱり、止めました」を連発する谷崎玲(武井咲)に「言っていることがコロコロ変わるって、社会人としてどうかと思う。周りの迷惑も考えて」と注意していた。
ドラマ「息もできない夏」は、井川さつき(原幹恵)の台詞が全てを表していると思う。
私は「登場人物の言っていることがコロコロ変わるって、脚本家としてどうかと思う。視聴者の迷惑も考えて」と言いたい。
さて、ドラマ「息もできない夏」は無戸籍児をテーマとしたドラマであった。戸籍というものは普段、意識しないものである。何か特別な事がなければ、戸籍を見る機会も無いだろう。
戸籍というものは、あって当たり前のものであり、戸籍に感謝するような人は居ない。
しかし、戸籍が無ければ大変なことになる。戸籍は、あたかも空気のような存在である。
空気はあって当たり前のものであり、私達は普段、空気に感謝することはない。しかし、空気が無ければ、息が出来ずに窒息してしまう。まさに「息もできない夏」である。
私は、ドラマ「息もできない夏」を通じて、普段、意識もしない、あって当たり前の存在を再認識し、感謝することを学んだ。
それは、水であり、空気であり、太陽であり、両親である。どれか1つでも欠ければ、私は存在してい重要なものである。
私の周りにはドラマ「息もできない夏」について「つまらない」「面白くない」「駄作だ」「支離滅裂だ」などと感想を述べる人が居る。
しかし、私はそうは思わない。「あって当たり前の存在に感謝する」というドラマの本質を捕らえれば、ドラマ「息もできない夏」は素晴らしいドラマだったと分かるはずだ。
私はドラマ「息もできない夏」の最終回を観て感動し、水や空気や太陽、そして両親に感謝しながら生きることにした。でも、私、やっぱり、止めます。感謝することを止めます。
ドラマ「息もできない夏」の原作や主題歌は『「息もできない夏」の原作や主題歌』をご覧ください。
コメント欄
はじめまして。
今季のドラマで唯一1話から最後まで視聴したドラマでした。
そして、こちらのあらすじを読み、ドラマを堪能しました。
玲と樹山の交流は、普通ではありえない事ですが
ドラマではこの二人の掛け合いが私としては好きでした。
他のサイトで、このドラマは不人気ですが...
私も今回のドラマは見方によってはとっても良い作品だったと
言えるものだったと思います。
普段考えない事を、少し立ち止まって考える事を与えてくれる
そんな作品で、一歩だけ自分を成長させるものでした。
今まで何度もこちらのサイトにお世話になってましたが
今回のドラマを見て初めてコメントさせていただきました。
細かいあらすじ書きは大変でしょうが、これからも頑張って続けてくださいね。
コメントありがとうございます。ドラマを観て、何かを得たり、感じたりしたのであれば、そのドラマは良作なのだと思います。周りの評判が悪くても、気にしなくても良いとも居ます。来期も頑張りますので、よろしくお願いします。
はじめまして。
真摯な姿勢でドラマに対する感想を述べてらっしゃるのがよくわかりました。
ボクもこのドラマの地味な内容をどこまで感動につなぐのか興味がありました。
同じ脚本家さんを起用した『名前をなくした女神』が
日常ドラマながらかなりドラマチックな作りだったのに対して
「戸籍」という地味な内容でどこまでドロドロしたドラマが作れるものか、と
興味深く観ておりました。
私の感想も管理人さんと同じです。
おそらく局側の企画に対して脚本家さんは相当頑張ったと思います。
この企画に対してはこのシナリオ以上の結果を求めるのは難しいでしょう。
扱いにくい内容をドラマに消化させた製作スタッフの力量は
真摯に評価すべきだと思います。
ヒロインには終始共感できませんでしたが、
現実の人間は、ヒロインの気持ちと同じように
綺麗なようでいて利己主義的(自己愛的)なものだと思います。
これからもこのサイトを拝見させていただきます。
更新がんばってください!
コメントありがとうございます。秋ドラマも頑張りますので、よろしくお願いします。