黒の女教師-最終回の結末ネタバレ
松村北斗が出演するTBSの愚か者ドラマ「黒の女教師」の最終回(第10話)「さよなら黒の女教師!愚か者の謎が明らかに涙の別れ」のあらすじとネタバレの結末ネタバレ編です。
このページは「黒の女教師-最終回のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■黒の女教師-最終回のあらすじ後編
戸田トシオ(松村北斗)は「そんな話し、信じられるか。だったら、なんで屋上に居た事を黙ってたんだ」と怒ると、そこへ現れた校長・芹沢(南果歩)が「私が、『言う必要は無い』と言ったからです」と教えた。
青柳遥(木村文乃)が「どうしてそんなことを」と尋ねると、校長・芹沢(南果歩)は「あのとき、事実を公表したら、女子バレー部は全国大会へ出場できなかった。そうなれば、生徒達はもっと動揺したはずです」と答えた。
すると、高倉夕子(榮倉奈々)は長嶋瑞穂(中西美帆)に「私は水野さんしか見えていなかった。貴女がどれだけ悩んだか、何も気づけませんでした」と謝罪した。
そして、高倉夕子(榮倉奈々)は戸田トシオ(松村北斗)に「お姉さんは頑張っていました。強い女性でした。辛い時でも、泣くのは水の中だけでした。そんな彼女に、頑張れ、頑張れとしか言えなかった。もう十分頑張っていたのに」と言って謝罪した。
長嶋瑞穂(中西美帆)は「葵に会って謝りたい」と言って飛び降りようとすると、戸田トシオ(松村北斗)が腕を掴んで止め、「償うなら、生きてくれ。姉ちゃんもきっと、応援してくれている」と告げた。
翌日、戸田トシオ(松村北斗)は藤井彩(小林聡美)に「僕が盗んだんです」と言い、水野葵の肖像画を返した。
藤井彩(小林聡美)は「これは水野さんが書いていた自画像なの。勝手に手を加えてゴメンね」と謝罪すると、戸田トシオ(松村北斗)は「藤井先生に完成させて欲しいんです」と頼んだ。
その後、藤井彩(小林聡美)は校長・芹沢(南果歩)に辞表を提出した。藤井彩(小林聡美)が教師や生徒の罪を全て引き受けるのだという。
その後、校長・芹沢(南果歩)は青柳遥(木村文乃)に「バレー部の大会が終わったので、教育委員会に報告します。主犯は藤井彩(小林聡美)で、教師は生徒の弱みにつけ込んで、金を要求した。生徒はやむなく払った。生徒にはそう証言するように徹底させてください」と命じた。
青柳遥(木村文乃)は「そんな嘘を生徒につかせるわけにはいきません」と拒否したが、校長・芹沢(南果歩)は「その無責任な正義感を振るったら、生徒の未来はどうなりますか。辞表を提出する勇気も無いのに、分かった風な口を利くのは止めなさい」と注意した。
2人の話しを盗み聞きしていた戸田トシオ(松村北斗)は、高倉夕子(榮倉奈々)に封筒を差し出し、「課外授業をお願いします。俺が課外授業をバラしたせいで、みんなを巻き込んでしまいました」と頼むと、高倉夕子は「それは受け取れません」と答えた。
一方、青柳遥(木村文乃)は3年D組で生徒に、「お金は無理矢理取られた、ということにしてください。みんなの未来のためです」と頼んだが、生徒は反発した。
すると、校長・芹沢(南果歩)は「とちらか1つを選びなさい。無事に卒業して進学する未来。自己満足によって進学をふいにする浅はかな未来」と選択を迫った。
梅原優(中条あやみ)は「本当の事を話して処分されるのであれば、それでいいです」と答えると、校長・芹沢(南果歩)は「貴女が本当の事を言えば、お金の流れが明らかになって、課外授業を受けた全員が処分される。貴女は全員の責任を取れるんですか」と尋ねた。
すると、生徒らは「黙ってればいいじゃん。どうせ先生の処分は変わらないんでしょ」と言い出した。
望月亮平(千葉雄大)が「学校長が言う言葉とは思えません」と反対すると、校長・芹沢(南果歩)は山岸リオ(竹富聖花)の脱法ハーブ事件など、生徒が犯した罪を1つ1つ挙げていった。
そして、校長・芹沢(南果歩)は「課外授業を認めると言うことは、これらの事実が公になるということです。どうしますか」と尋ねた。
すると、課外授業を依頼者した生徒は次々に立ち上がり、高倉夕子(榮倉奈々)によって自分が救われたことを話すと、生徒らは「高倉先生(榮倉奈々)を裏切れない」と言い出した。
すると、校長・芹沢(南果歩)は「わかりました。全員、退学にします。貴方たちが出した答えです」と退学処分を決定すると、生徒は一斉に反発した。
そこへ、高倉夕子(榮倉奈々)らが教室へ入って来て、イジメの末に死んだ芹沢未来が書いた小学校の卒業文集を読み始めた。芹沢未来は教師である母親を尊敬する作文を書いていた。
作文を聞いた校長・芹沢(南果歩)は「あの子も同じ。担任教師が『頑張れ、頑張れ』って追い詰めた。私はあの子を学校から守ってやれなかった。だから決めたの。どんな未熟な教師に当たっても、幸せな未来が掴める教育システムを作るんだって。それを邪魔する者は全て排除する」と告げた。
すると、高倉夕子(榮倉奈々)は「愚か者」と言い、右ハイキックを出したが、校長・芹沢(南果歩)の顔面を蹴る直前で止めた。
高倉夕子(榮倉奈々)は「私も校長も同じ。教育の現状から目を背けた愚か者です。校長は教師から熱意を奪い、私は課外授業に歪んだ熱意を向けた。今のままでは生徒は救えない。諦めたんです」と告げた。
校長・芹沢(南果歩)は「教師は、学校はどうすれば良いの?」と尋ねると、高倉夕子(榮倉奈々)は「諦めてはいけないことだけは、確かです。課外授業が正しいとは思っていません。教師として失格です。これで課外授業は終わりです」と言って、課外授業を終えた。
その日、高倉夕子(榮倉奈々)ら3人は揃って校門を出る。高倉夕子(榮倉奈々)は「教師を辞める日が今日で良かったです。藤井先生(小林聡美)のおかげです。辞めて逃げようとしていた私に『愚か者』って。ありがとうございました」と頭を下げた。
そこへ、3年D組の生徒が追いかけてきた。生徒たちは「やめないで」「戻ってくるよね」などと口々にした。
そして、戸田トシオ(松村北斗)が「先生、おれ、ありがとうございました」と頭を下げると、他の生徒も後に続き、「ありがとうございました」と頭を下げた。
高倉夕子(榮倉奈々)は振り向くことも無く、校門を出ていった。
ある日、都立国文館高校の体育館では卒業式が行われていた。戸田トシオ(松村北斗)は生徒代表として「私は恩師の様に強くて熱意ある教師になりたくて、今、勉強を始めました」と答辞を読んだ。
黒の女教師の原作や主題歌については『「黒の女教師」の原作や主題歌』をご覧ください。