サマーレスキュー・最終回の感想

向井理が出演するTBSの稜ヶ岳(りょうがたけ)ドラマ「サマーレスキュー・天空の診療所」の最終回(第10話)「診療所最後の日。そして感動のラストへ」の感想です。

最終回のあらすじとネタバレは「サマーレスキュー・最終回のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■サマーレスキュー最終回の感想
ドラマ「サマーレスキュー・天空の診療所」の最終回は、つまらなかった。昔のTBSのドラマは面白かったのだが、もうドラマを作れる人が居ないのかと思った。

倉木泰典(時任三郎)は「山の診療所も大切だ」と主張し、沢口哲夫(松重豊)は「医者不足の昨今では、大勢の命を救うためには大きな病院に医者を集約するべき」と主張した。

おそらく、ドラマ「サマーレスキュー」は正論と正論とを戦わせようとしたのだと思うが、脚本家の力不足でストーリーが途中でグダグダになったような気がする。

倉木泰典(時任三郎)は、沢口哲夫(松重豊)が山のルールを守って倉木泰典(時任三郎)の到着を待っていれば、小山遥(尾野真千子)の母親の命は助かっていた、と主張した。

しかし、倉木泰典(時任三郎)は、小山雄一(笹野高史)が倒れたとき、搬送先の管轄は松本市というルールを無視して、東京にある明慶大学病院へ搬送させた。

倉木泰典(時任三郎)が涙を飲んで松本市の病院へ搬送していれば、倉木泰典(時任三郎)の言葉にも重みが出るのだが、東京へ搬送してしまうと、倉木泰典(時任三郎)の意見は自分勝手な意見にしか思えなくなる。

小山遥(尾野真千子)も自分の都合だけでキーキーと騒いでいたし、怪我をする登山客も自分勝手で、怪我をしても自業自得としか思えなかった。

山に登る人間は全体的に自分勝手としか思えなかったので、「山の診療所も大切だ」という倉木泰典(時任三郎)の主張は単なる自己満足にしか思えず、沢口哲夫(松重豊)の主張の方が正しいと思った。

ドラマ「サマーレスキュー」を観る限りでは、ヘリコプターの性能も向上しているため、山の診療所は不必要だと思ったのだが、最終回は、山の診療所を再開させてハッピーエンド風に終わっていたので、とラマを通じて何を言いたいのか分からなかった。

小山遥(尾野真千子)の母親が死んだ状況も分からなかったし、速水圭吾(向井理)が山の診療所に感化される理由も分からなかったので、全く感情移入も出来なかった。

ドラマ「サマーレスキュー」は、必要な描写が無く、不必要な描写が多すぎた。

2012年10月21日からはSMAPの香取慎吾が主演するドラマ「MONSTERS(モンスターズ)」が始まるので、ドラマ「MONSTERS(モンスターズ)」は面白くなるように期待したい。

ドラマ「MONSTERS(モンスターズ)」の原作や主題歌については「MONSTERS(モンスターズ)の原作や主題歌

ドラマ「サマーレスキュー」の原作や主題歌については『「サマーレスキュー・天空の診療所』の原作と主題歌」をご覧ください。

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