ゴーイング・マイ・ホームの感想

山口智子が出演するフジテレビの小人ドラマ「ゴーイング・マイ・ホーム」の第1話「小心者の男に訪れた人生のヘンテコな転機突然現れた美女」の感想です。

第1話のあらすじは「ゴーイング・マイ・ホームのあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■ゴーイング・マイ・ホームの感想
ドラマ「ゴーイング・マイ・ホーム」には、ドラマ「いま、会いにゆきます」のようなヒューマン・ファンタジー・ドラマを期待していたのだが、期待外れだった。

所々にクスクスと笑えるシーンはあったが、全体的につまらない映画を観ているような感覚にとらわれた。

長野県で倒れて病院へ運ばれたという父・坪井栄輔(夏八木勲)は、何の仕事をしているのだろうか。会社の社長なのか重役なのか。秘書が就いているのだから、会社の要職にあるのだろうが、詳しいことは分からなかった。

父・坪井栄輔(夏八木勲)の仕事が分からなかったので、初回2時間スペシャルだったにもかかわらず、必要な情報が足りずに無駄が多く、冗長に思えた。

最後まで観てくれる映画なら、こういう手法でも良いと思うのだが、連ドラにするのは厳しいと思う。

せめて、「父親の病室に現れた謎の女の正体」「父親の手帳に残された謎のキーワード『クーナ』」という謎を残して欲しかったが、謎の女性・下島菜穂(宮﨑あおい)の正体もクーナもあっさりと判明したので、「続きが気になる」と思えなかった。

さて、娘・坪井萌江(蒔田彩珠)のクラスには、学校を欠席している生徒が居るようだ。

娘・坪井萌江(蒔田彩珠)が机に座っていた男子生徒を突き飛ばしたのは、男性生とが欠席者の机に座っていたからだろう。欠席者が欠席している理由は分からない。

また、娘・坪井萌江(蒔田彩珠)には、小さな謎の生物「フロット」が見えるようだ。

小さな謎の生物「フロット」はオーストラリアと日本のハーフで、娘・坪井萌江(蒔田彩珠)はフロットとテレパシーで会話しているという。

この小さな生き物「フロット」は、父・坪井栄輔(夏八木勲)が探している謎の生物「クーナ」と関係があるのだろうが、興味が沸かない。

坪井敏子(吉行和子)が国旗の先に飾る金の玉を持ってきたとき、伊藤多希子(YOU)は「なんて呼べば良いの、それ。卑猥」と言っていた。

何が「卑猥」なのか理解できなかったが、よくよく考えてみたら、伊藤多希子(YOU)は「金の玉」に反応したようだ。この脚本は酷い。こんなシーンを入れる必然性も無いし、趣旨も理解できない。

また、淡々と一般的な日常を描くにしても、ソファーに座ってローテーブルで食事するシーンがあり、これが普通なのかと疑問に思うようなシーンも多かった。

坪井良多(阿部寛)に「良いんだ。映画じゃ無いからリアリティーを追求しなくても」と言う台詞があった。これは本作の監督・脚本を担当する映画監督・是枝裕和の本心なのだろうか。それとも自虐的なギャグなのだろうか。判断に苦しむ。

つまらないと思った理由は沢山あるが、やはり、話しの続きが気にならないというのは、連ドラとしては致命的だと思う。せめて第1話が1時間で終わっていれば、と思う。

第2話のあらすじは「ゴーイング・マイ・ホーム-第2話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

原作や主題歌については「ゴーイング・マイ・ホームの原作と主題歌」をご覧ください。

コメントを投稿する

コメントは正常に投稿されていますが、反映に時間がかかります。




コメント欄

通りすがりです。失礼します。
今回山口智子がドラマ復活するとのことで、ちょっと期待してたのですが...
良く言えばほのぼの、のんびりとした、悪く言えばテンポの悪い印象でした。
ドラマというより映画のような感じ。視聴者をだいぶ選んでしまいそうですね。

  • 投稿者-
  • s

同感ですね、結構つまらなかったので適当に飛ばして見ました。
それにしても山口智子が予想外に劣化していて驚きました。
多分しわ取りの整形をしたのでしょうがその分、表情がおかしくかなり不自然でした。
彼女の魅力の笑顔が冴えないのでは最悪の整形ですね。
もともと演技力のないひとなので仕方ないと言えば仕方ないのですが、あれでは阿部ちゃんも気の毒です。

  • 投稿者-
  • 鈴音リン

画面が映画のようで見辛い。
ジョークを挟んでいるが、それももう一つ。菜穂は、父のことを下の名前で呼ぶが、疑問に思わなかったのだろうか?
診療所にくることを快く思わなくなったという菜穂の父。
この辺りが次回どの様に解明されるか楽しみだ。

  • 投稿者-
  • kmt