大奥-誕生(有功・家光篇)第7話のあらすじとネタバレ

多部未華子が出演するTBSの男女逆転ドラマ「大奥-誕生(有功・家光篇)」の第7話「私の分身私の献身」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

第6話のあらすじは「大奥-誕生(有功・家光篇)第6話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「大奥」の原作や主題歌については『大奥-誕生(有功・家光篇)の原作と主題歌』をご覧ください。

■大奥-第7話のあらすじ
寛永15年(1683年)、日本は大飢饉に見舞われ、多くの死者が出ていた。いわゆる「寛永の大飢饉」である。

徳川家光(多部未華子)は澤村伝右衛門(内藤剛志)を従えて、お忍びで城下町を見回ると、農民は飢えに苦しみ、町では以前にも増して男を見かけなくなっていた。

徳川家光(多部未華子)は立ち寄った店でクシを大量に買おうとすると、女亭主が「これは失礼しました。奥に、もっと良い物をご用意します」と言い、店の奥に通した。

徳川家光(多部未華子)が店の一室で待っていると、店の倅(せがれ)が高給なクシを持って現れた。

徳川家光(多部未華子)はいくつかクシを買うと、女亭主は帰りがけに「お嬢様なら、一時、8両で倅が、心よりお待ち申し上げています」と告げた。

店を後にした徳川家光(多部未華子)は「8両とは。どこもあんな高い値で倅に遊女の真似事をさせているのか。あれでは、貧しい者は手が出ないではないか」と心を痛めた。

その後、徳川家光(多部未華子)は吉原を視察するが、徳川家光(多部未華子)は「帰るぞ、ワシが客なら、安うても絶対に嫌じゃ」と言い、途中で視察を切り上げた。

澤村伝右衛門(内藤剛志)は徳川家光(多部未華子)に、「おなご達がここへ来るのは、1夜の快楽のためではございません。そこまでして、子供が欲しいと言うことでしょう」と話した。

その日の夜、徳川家光(多部未華子)が大奥に戻ると、春日局(麻生祐未)が視察を注意するが、徳川家光(多部未華子)は「心配するな。ワシの忍び歩きは上手じゃ」と相手にせず、6人衆を集めるように命じた。

翌日、徳川家光(多部未華子)は6人衆に「このたびの飢饉であるが、仮小屋を建てて、7日間、飢えた民に粥(かゆ)を施してはどうであろう」と提案した。

しかし、6人衆の1人が「上様、お優しいことですな。ですが、たった7日間、粥を振る舞ったところで、百姓らを誠に救ってやれるかどうかは…」と異論を唱えた。

徳川家光(多部未華子)は「そんなことが出来ぬのは決まっておる。これは各地で高まる一揆の機運を挫くためであって、百姓を救う策ではないわ。それで、出来るのか、出来ぬのか」と問うと、6人衆は「ははっ。直ちに」と頭を下げた。

さらに、徳川家光(多部未華子)は、飢饉で百姓が田畑を放棄して逃げ出していることを指摘し、「やはり、田畑の売買を禁止し、小農ばかりにして、やつらを一生、働かせるのだ」と命じた。

一方、万里小路有功(堺雅人)は玉栄(田中聖)に頭を下げ、「上様に、お世継ぎを」と、自分の代わりに即死に成るよう頼んだ。

玉栄(田中聖)は「おやめください」と止めたが、万里小路有功(堺雅人)の熱意に押し切られ、側室を引き受けた。

ある日の夜、玉栄(田中聖)は前髪を落として、徳川家光(多部未華子)の寝室に入った。

徳川家光(多部未華子)が「前髪を通すと、それなりの大人に見えるのう」と褒めると、玉栄(田中聖)は「恐れながら、私は上様と同じ年でございます」と答えた。

徳川家光(多部未華子)は「なんじゃ、その口の利き方は。ワシが気に入らなければ、お前の主人にも恥をかかすことになるのだぞ」と怒ると、玉栄(田中聖)は「お気に召しても、召さなくても、いずれにせよ、有功(堺雅人)を苦しめることには代わりがありません」と答えた。

徳川家光(多部未華子)が「断ることも出来たであろう」と問うと、玉栄(田中聖)は「お夏」(市川知宏)が居るため、万里小路有功(堺雅人)の頼みを引き受けたのだと答えた。

そして、玉栄(田中聖)は「有功様(堺雅人)よりはお気に召してもろたら、あきまへんけど、お夏様(市川知宏)よりはお気に召して頂かんと」と求めた。

徳川家光(多部未華子)は「ワシに指図する気か。無礼者め」と怒ったが、「ワシにここまでズケズケと物を言う奴は初めてじゃ。そなたのような男、嫌いではない。ワシとソナタ、お互いにどこか似ているようなところがある」と告げた。

そして、徳川家光(多部未華子)は玉栄(田中聖)の頬に手を当て、「要らぬ心配じゃ。有功(堺雅人)はソナタが好きなのじゃ」と言い、キスをして、布団に倒れ込んだ。

翌朝、玉栄(田中聖)が徳川家光(多部未華子)の寝室を出ると、廊下を歩いている万里小路有功(堺雅人)を見かけ、思わず物陰に身を隠した。

通りかかった大奥の男が、万里小路有功(堺雅人)に「己に子種が無いからと言って、悔し紛れに、身分の卑しい部屋子の小僧を側室に差し出すとは、公家のご子息とは思えぬ浅ましさですな」と嫌みを言うと、玉栄(田中聖)は物陰から飛び出し、男につかみかかった。

男は「このような狼藉はタダでは済みませんぞ」と脅すと、万里小路有功(堺雅人)は「今日より玉栄(田中聖)はお夏様と同じ側室。身分が卑しいなどと罵れば、それこそタダでは済みませんぞ」と言い返し、玉栄(田中聖)を連れて立ち去った。

その日、徳川家光(多部未華子)は万里小路有功(堺雅人)を部屋に呼ぶと、「面白い男であった」と告げると、万里小路有功(堺雅人)は「面白い話しがございます」と言い、昔のことを話した。

玉栄(田中聖)が幼かったころ、万里小路有功(堺雅人)が玉栄(田中聖)を連れていると、すれ違った僧が駆け寄ってきて、玉栄(田中聖)の顔をじっと見たことがあった。

玉栄(田中聖)が「なんや、人の顔をジロジロと」と文句を言うと、僧は玉栄(田中聖)に「これは不思議。将来、天下人の父になる相が現れておるぞ」と告げたのだという。

徳川家光(多部未華子)が「その僧の言葉通りになれば、そなたはその方が良いのか?」と尋ねると、万里小路有功(堺雅人)は「はい」と答えたのであった。

大奥-誕生(有功・家光篇)第7話のあらすじとネタバレ後編」へ続く。

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