麻生祐未が死去

多部未華子が出演する男女逆転ドラマ「大奥-誕生(有功・家光篇)」の第8話「春日局死す、初の女将軍誕生」の感想です。

第8話のあらすじは「大奥-第8話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■大奥-第8話の感想
ドラマ「大奥-誕生(有功・家光篇)」の第8話で、春日局(麻生祐未)が死去した。享年65歳であった。

春日局(麻生祐未)は、3代将軍・徳川家光が赤面疱瘡(あかづらほうそう)に感染したとき、神仏に回復祈願をして薬断ちを誓っており、薬を飲むことを拒否し続けて死亡した。

ただ、春日局(麻生祐未)の病名も分らないし、死因も分らない。江戸時代に流行した赤面疱瘡は男性にしか感染しない病気なので、春日局(麻生祐未)が赤面疱瘡で死亡した可能性は無い。

さて、春日局(麻生祐未)が万里小路有功(堺雅人)らに意地悪をしていた理由も明らかになった。

春日局(麻生祐未)が、赤面疱瘡で死亡した徳川家光の名代として千恵(多部未華子)を立て、徳川家存続のために懸命になっていたのは、徳川家が繁栄すれば戦が無くなり、平和な世の中になるからであった。

春日局(麻生祐未)の父親は反逆者・明智光秀の家臣で、磔の刑になって死に、幼い春日局(麻生祐未)は家族とともに山中を流浪していた。この時の体験が切っ掛けで、平和な世の中を求めるようになっていたようだ。

春日局(麻生祐未)が万里小路有功(堺雅人)に意地悪をしていたのは、春日局(麻生祐未)の趣味のように思えたが、あくまでも平和な世の中を作る目的だったようだ。

さて、一部報道によると、麻生祐未は死に行く春日局を演じるため、体重を4kg以上も落としたようだ。

麻生祐未が2011年11月期のドラマ「仁-2(完結編)」で病気の老婆・橘栄を演じた時は、6kg以上を減量したと報じられていた。

アイドルやモデルがアルバイト感覚で出演しているようなドラマも多いが、やはり、麻生祐未の様な人が見ると、役者だな、と痛感する。

春日局(麻生祐未)が死んでしまうと、ドラマ「大奥」も少し寂しくなるが、春日局(麻生祐未)の死には大きな意味があり、江戸城・大奥の転換点となる。

これまでは、春日局(麻生祐未)が大奥を取り締まっていたため、大奥は質素な武家風であったが、春日局(麻生祐未)の死後は公家出身の万里小路有功(堺雅人)が大奥を取り締まるため、大奥に公家の文化が入り込む。

一般的に大奥は絢爛豪華なイメージがあり、ドラマ「大奥」の大奥は地味だと思言う人もいるが、大奥を絢爛豪華にするのは万里小路有功(堺雅人)なので、春日局(麻生祐未)の死後、徐々に派手になっていくのである。

次回からは大奥に公家文化が流入し、次第に衣装なども派手になっていくだろうから、万里小路有功(堺雅人)らの衣装の変化などもにも注目していきたい。

ドラマ「大奥」の原作や主題歌については『大奥-誕生(有功・家光篇)の原作と主題歌』をご覧ください。

赤面疱瘡(あかづらほうそう)のネタバレは「赤面疱瘡(あかづらほうそう)のネタバレ」をご覧ください。

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