黄金の豚の感想
ドラマ「黄金の豚-会計検査庁-特別調査課-」の第1話「税金ドロボー官僚に喝」の視聴率と感想とネタバレ予想です。あらすじは「黄金の豚のあらすじ」をご覧下さい。
ドラマ「黄金の豚」はつまらない。主人公の篠原涼子が詐欺師という設定が全てを台無しにしていると思う。初回視聴率は15.3%だったが、初回視聴率を維持できるがは疑問だ。
堤芯子(篠原涼子)は懲役2年の実刑判決を受け、仮釈放中の詐欺師。逮捕されるようなレベルの詐欺師が、「騙し合いなら負けない」と巨悪に挑戦を挑むの台詞に違和感が残った。
久留米勲(宇津井健)が会計検査庁に提出した堤芯子の履歴書には、賞罰の欄に逮捕歴が記入されていなかった。ドラマでは、履歴書を偽るのは私文書偽造にあたると説明している。
「利権があるから福祉が発展している。利権は必要悪だ」というシーンがあるが、堤芯子(篠原涼子)は福祉利権をむさぼる社会福祉庁の池之端長官を調査した。
履歴書の私文書偽造が必要悪なのであれば、池之端長官の癒着も福祉を充実させるための必要悪であり、池之端長官の癒着を追求するのはおかしい。
また、会計検査庁・特別調査課には強制調査権がないにもかかわらず、池之端長官の妻のハンドバッグを許可無く開けている。
他人のハンドバッグを勝手に開ける行為が必要悪であるなら、会計検査庁の必要悪が認められ、池之端長官の必要悪が認められない理由は無い。「黄金の豚の黒幕」へつづく。