プライスレス-最終回(第10話)のあらすじとネタバレ
木村拓哉が出演するフジテレビの貧乏ドラマ「PRICELESS(プライスレス)あるわけねえだろ、んなもん」の最終回(第10話)「一部生放送スペシャル-聖なる夜に起こす最後の奇跡」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
第9話のあらすじは「PRICELESS(プライスレス)第9話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
原作や主題歌については『ドラマ「PRICELESS(プライスレス)」の原作と主題歌』をご覧ください。
■プライスレス-最終回のあらすじ
大屋敷統一郎(藤木直人)に対する不満を爆発させたミラクル・エレクトロニクスの全社員1507名は、机に辞表を残して、金田一二三男(木村拓哉)の元へ集まっていた。
一方、ミラクル・エレクトロニクスは社長・大屋敷統一郎(藤木直人)と側近・財前修(イッセー尾形)だけになっていた。
財前修(イッセー尾形)は「先代に尽くして40年、最後に1度だけ、あの方の言葉に背いてしまいました。なぜだか分りますか?貴方がこの会社を最も守りたいと思ったからです」と話した。
先代の社長は大屋敷統一郎(藤木直人)に「ミラクル魔法瓶は二三男(木村拓哉)に託す。お前は社長の器では無い」と言い残して死んだ。財前修(イッセー尾形)もそれを聞いていたのだ。
大屋敷統一郎(藤木直人)は「そのことを知っていて、私に付いてきたのですか」と驚き、社長室を出て街を彷徨った。
その後、模合謙吾(中井貴一)がミラクル・エレクトロニクスの社長室を訪れた。大屋敷統一郎(藤木直人)は社長室を出た後だった。
財前修(イッセー尾形)は模合謙吾(中井貴一)を見ると、土下座して「社長を助けてください」と頼んだ。
しかし、模合謙吾(中井貴一)は「頭を下げる人を間違ってますよ。彼らは自分達の意志でミラクルに背を向けたんです。そんな彼らに『ミラクルへ戻れ』とは言えませんよ」と答えた。
そのころ、取引業者などの間で「ミラクル・エレクトロニクスと連絡が取れない」ということで話題になり、マスコミもミラクル・エレクトロニクスの異変について取材を始めていた。
噂は直ぐに広まり、ミラクル・エレクトロニクスの株価は暴落し、倒産の危機を迎えた。
その後、模合謙吾(中井貴一)がアパート「幸福荘」へ戻ると、大屋敷統一郎(藤木直人)が居た。突然、やってきたのだという。
大屋敷統一郎(藤木直人)は「私は負けました」と言い、金田一二三男(木村拓哉)は腹違いの弟で、先代社長は後継者に金田一二三男(木村拓哉)を指名していたことを明かした。
金田一二三男(木村拓哉)は「言ってみれば、兄弟喧嘩みたいなもんですかね。モヤモヤしてたのが一気にスッキリしました」と驚く。
その日、大屋敷統一郎(藤木直人)はアパート「幸福荘」に泊まったが、翌日、金田一二三男(木村拓哉)が起きると大屋敷統一郎(藤木直人)は既に出て行った後だった。
金田一二三男(木村拓哉)らは、ミラクル・エレクトロニクスを立て直す為に取引先と交渉するが、既にミラクル・エレクトロニクスは事実上の倒産と報じられており、相手にしてくれる人はいなかった。
工場側も「ミラクルの製品は作れない。私達は軽い気持ちでミラクルを抜けたわけじゃ無い」と言い、協力を拒んだ。
一方、模合謙吾(中井貴一)は「究極の魔法瓶」の特許侵害を解決する方法を探すため、特許庁を訪れてミラクル・エレクトロニクスの特許を確認していると、ミラクル・エレクトロニクスの特許出願日が全て10月16日になっていることに気付いた。
さらに、「究極の魔法瓶」の特許侵害の申し立てが取り下げられていることも判明した。
その日の夜、模合謙吾(中井貴一)が「良いことを思いついちゃいました」と言い、ミラクル・エレクトロニクで究極の魔法瓶を作ることを提案すると、金田一二三男(木村拓哉)と二階堂彩矢(香里奈)も同じ事を考えていた。
翌日、金田一二三男(木村拓哉)は広瀬遼一(草刈正雄)に融資を頼むが、広瀬遼一(草刈正雄)は「究極の魔法瓶、どうしてもミラクルから発売するのかね。賢い選択とは思えない」と言い、融資を拒否した。
金田一二三男(木村拓哉)は「前に『どうしてミラクルに拘る』と仰いましたよね。俺が拘ってるのは人です。ハピネスとかミラクルとかどうでも良いんです」と話した。
一方、模合謙吾(中井貴一)が「こうしている間もお客様は魔法瓶を待っている。ハピネスもミラクルも関係無い。保温力の高い魔法瓶が欲しいと仰ってくださっているんです」と工場側を必死に説得する。
すると、ミラクル製作所の辻(志賀廣太郎)は「このままじゃ駄目だ。ミラクルで出す製品がハピネスの時と同じじゃ。あれ以上の性能が必要だ」と言い、ミラクル・エレクトロニクの魔法瓶を作ることに賛同した。
その後、金田一二三男(木村拓哉)は売り場を確保して魔法瓶の販売を始めると、魔法瓶の売り場で敏腕記者の能見実(香川照之)と出会った。
能見実(香川照之)は「まさか、究極の魔法瓶をミラクルからだすとはね」と驚くと、金田一二三男(木村拓哉)は「作っている人は同じですから」と笑う。
能見実(香川照之)は「もっと熱いの?」と尋ねると、金田一二三男(木村拓哉)は「熱いっす」と答えた。
能見実(香川照之)は「じゃーこれも記事にするかな。俺は商品そのものよりも、作った人間に興味がありますからね。金田一さん(中井貴一)にもよろしく伝えてください」と話した。
金田一二三男(木村拓哉)は「金田一は俺ですよ」と教えるが、能見実(香川照之)は「君は面白いことを言うね」と笑って立ち去った。
ミラクル・エレクトロニクスから販売した究極の魔法瓶は順良に売り上げを伸ばした。ミラクル・エレクトロニクスは業績は回復し始めたため、広瀬遼一(草刈正雄)からの融資も決まった。
ミラクル・エレクトロニクスを立て直した金田一二三男(木村拓哉)は、「次はあれだ。心当たりがある」と言い、公園を訪れた。
すると、公園には段ボールを被った大屋敷統一郎(藤木直人)が居た。
金田一二三男(木村拓哉)は大屋敷統一郎(藤木直人)と一緒に炊き出しの豚汁を食べるが、気まずい雰囲気が流れ、会話は弾まない。
しかし、金田一二三男(木村拓哉)は通りかかる浮浪者に声をかけられると、浮浪者の名前を呼んで話しをする。
それを見た大屋敷統一郎(藤木直人)は「全員の名前を覚えているんですか?」と驚くと、金田一二三男(木村拓哉)は「一緒に飯食ったり、一緒に仕事したりするんだから、名前を覚えるでしょ」と平然と答えた。
「プライスレス-最終回(第10話)のあらすじとネタバレの後編」へ続く。
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