リストランテ・ロッカビアンカ
松重豊が出演するフジテレビの料理ドラマ「dinner(ディナー)」の第1話「最高のレストランに最低のシェフ登場」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「dinner(ディナー)のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■dinner(ディナー)のあらすじ後編
ある日、イタリア大使館から急な予約が入る。急に帰国しなければならない人が出たため、明日、レストランを予約したいということであった。
辰巳沙織(倉科カナ)は快く予約を受けた。久しぶりの予約に喜び、スタッフは明日の来客に備えた。
翌日、イタリア大使館の婦人が、友達を連れてリストランテ・ロッカビアンカが来店する。他にも一般客も訪れ、閑古鳥が鳴いていたロッカビアンカが久しぶりに賑やかになった。
そのようななか、厨房ではトラブルが起きていた。発注ミスにより、料理に使うモッツァレラチーズが足りなくなっていたのだ。
思わぬトラブルだったが、今井耕助(松重豊)は冷静に判断し、「スカモルツアで代用する」と指示し、ピンチを切り抜けた。
イタリア大使館の一行は談笑も弾み、カーラー婦人は帰りがけに「美味しかった」と言ってくれ、リストランテ・ロッカビアンカは久しぶりに大成功を収めた。
厨房のスタッフは久しぶりの達成感に喜び、「新しい料理長なんて必要無いんじゃないですか」などと話し合っていた。
そんななか、ウエイターが厨房へ飛び込んできて、「お客様が料理長を呼べと」と告げた。
今井耕助(松重豊)が男性客の元へ行くと、男性客は「これはプロの料理じゃない」と告げた。
辰巳沙織(倉科カナ)が慌てて、「お客様、何か問題でも」と尋ねると、男性客は話し始めた。
おそらく、何かのトラブルでモッツァレラが使えなくなり、スカモルツアの内側で代用した。厨房にトラブルはつきものだ。スカモルツアを使う選択は間違いでは無い。
しかし、塩気の強いスカモルツアを使うのなら、下地やトマトソースに使う塩を減らさなければならない。急遽、スカモルツアを使わなければならないという混乱の中で、塩分を減らすという作業を起こった。違うか?
今井耕助(松重豊)には思う当たる節があり、反論することが出来なかった。
支給長の瀬川壮一(ユースケ・サンタマリア)が受付の記帳を確認すると、記帳には「エザキ」と書いてあった。
瀬川壮一(ユースケ・サンタマリア)が辰巳沙織(倉科カナ)に記帳を見せると、辰巳沙織(倉科カナ)は「もしかして、江崎究(江口洋介)さんですか?」と尋ねた。
男性は料理長を依頼した江崎究(江口洋介)だった。江崎究(江口洋介)は「今日は客として来ただけだ。これ以上は教える義理は無い。契約は明日からだ」と答える。
浜岡孝太郎(志賀廣太郎)が「貴方に何が分るんですか?確かに微妙な味の違いはあったかも知れない。でも私達はチーム一丸となって最善を尽くした。辰巳さん(風間杜夫)の教え通り、1皿に愛情を込めこんで作ったんです」と反論した。
すると、江崎究(江口洋介)は「じゃー聞くが、愛情というのはどういう味がするんだ。料理の味を決めるのはチームワークや愛情じゃ無い、1グラムの塩だ。このままじゃこの店は潰れるぞ」と忠告した。
そして「ひとつだけ教えて置いてやる。食材×料理法=味、それが統べてた。お前らの主張は言い訳に過ぎない」と言い残した、店を出て行った。
辰巳沙織(倉科カナ)は江崎究(江口洋介)を追いかけて、「江崎さん(江口洋介)の考えには納得がいきません」と告げると、江崎究(江口洋介)は「もう一度だけ言っておく。このままではこの店はつぶれるぞ」と答えて立ち去った。
そのころ、カーラー婦人は部下に「もうあんな店には使わないでちょうだい」と命じていたのであった。
ドラマ「dinner(ディナー)」の原作や主題歌は「dinner(ディナー)の原作と主題歌」をご覧ください。