常盤貴子が五十嵐陽向の身代わりに死亡
常盤貴子が出演するTBSの母子家庭ドラマ「とんび」の第1話「昭和を生きた家族の愛と命の感動物語」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは『「とんび」のあらすじとネタバレ』からの続きです。
■とんび-あらすじとネタバレ後編
機嫌を悪くして家をであ市川安男(内野聖陽)が、休日で誰も居ない会社の倉庫で作業をしていると、積み荷がガタガタに天井まで積み上げてあった。市川安男(内野聖陽)は「雑な仕事をしやがって」と怒りながらも、作業を始める。
数時間後、市川安男(内野聖陽)が倉庫で仕事をしていると、市川美佐子(常盤貴子)が息子・市川旭(五十嵐陽向)を連れてやってきた。市川旭(五十嵐陽向)が「パパの職場を見たい」と言い出したのだという。
市川美佐子(常盤貴子)は「子供に気をつかわせちゃいけませんね」と話すと、市川安男(内野聖陽)は「普通の子供はそんな事できないぞ。あいつは天才だ」と喜んだ。
市川安男(内野聖陽)は張り切って仕事を再開し、市川美佐子(常盤貴子)は倉庫の入り口で、お弁当の準備をしていた。
市川美佐子(常盤貴子)は市川安男(内野聖陽)がいつも持っているタオルを持って居ないことに気付くと、市川旭(五十嵐陽向)にタオルを渡して「お父さんに届けてあげて」と頼んだ。
市川旭(五十嵐陽向)は「お父さーん」と言って、タオルを振り回しながら、市川安男(内野聖陽)に駆け寄っていく。
市川安男(内野聖陽)も走ってくる市川旭(五十嵐陽向)を見てニコニコしていたが、急に「来るな。止まれ」と叫んだ。
そのとき、市川旭(五十嵐陽向)が振り回していたタオルが、ガタガタに積んであった荷物に引っかかり、荷物が崩れ落ちてきた。
市川安男(内野聖陽)は直ぐに荷物をどけて、市川旭(五十嵐陽向)を助けようとすると、市川旭(五十嵐陽向)の上に市川美佐子(常盤貴子)が覆い被さっていた。
翌日、市川美佐子(常盤貴子)の葬儀が行われる。葬儀が終わると、荷物を積んだ社員が市川安男(内野聖陽)に土下座をして謝罪した。
すると、市川安男(内野聖陽)は「元はと言えば、俺が休日なんかに会社へ行ったから悪いんだ。なんで会社へ行ったかと言うと、アイツと喧嘩したからだ。なんで喧嘩したかというと、朝ご飯はパンで良いと言わなかったからだ。なんでパンで良いって言わなかったかというと、機嫌が悪かったからだ。なんで機嫌が悪かったかというと、雨が降ってたからだ。あいつは雨に殺されたんだ。お前のせいじゃない」と告げた。
そして、市川安男(内野聖陽)は「これを全部飲もう。みんなも美佐子(常盤貴子)のために飲んでくれ」と言い、酒を浴びるように飲んだ。
一方、息子の市川旭(五十嵐陽向)は、和尚・海雲(柄本明)に「死ぬってなあに?」と尋ねた。
海雲(柄本明)は「死ぬというのは、別のお家へ行くことだ、と偉い人は言うておるな。その家が、どこにあるのかは分らない。人によって住んでいる所が違うんだ」と教えた。
すると、市川旭(五十嵐陽向)は「じゃー僕は探す。お母さんのお家」と笑った。
その日、帰宅した市川安男(内野聖陽)は炊飯器のコードや内職の材料を見て、「泣かないぞ。泣いたってお前は戻ってこないからな。けど、こんな物があったら絶対に無理だ。全部捨てるぞ」と言い、市川美佐子(常盤貴子)の物を全て段ボールに詰めて、押し入れにしまい込んだ。
さらに、市川美佐子(常盤貴子)との思い出が詰まったカメラも、カメラ屋に処分を頼み、新しいカメラを購入した。
それから数日後、自宅に写真屋から封筒が届いた。市川安男(内野聖陽)が封筒を開けると、死んだ市川美佐子(常盤貴子)の写真が入っていた。
カメラ屋に処分を頼んだカメラの中にフィルムが入っており、現像して送って来たのだという。
「母親は違う家に行った」と信じている息子・市川旭(五十嵐陽向)は、写真を見て「お母さんだ」と喜ぶ。市川安男(内野聖陽)は「これはお父ちゃんが撮ったんじゃない。お母さんが撮ったんだ」と涙を堪えた。
処分したカメラは調子が悪く、遊園地へ行く前日に市川安男(内野聖陽)がカメラをチェックしており、試しに何度かシャッターを切っていた。そのとき、偶然にも1枚だけ、市川美佐子(常盤貴子)が写っていたのだ。
市川美佐子(常盤貴子)の死後、息子・市川旭(五十嵐陽向)は、海雲(柄本明)の言葉を信じ、「母親はどこかのお家に行っている」と信じ切り、市川美佐子(常盤貴子)の家を探し続けていた。
これまでは何とか誤魔化したが、市川安男(内野聖陽)は誤魔化しきれなくなり、タバコを買いに出ると、「もう誤魔化しきれない。帰ってきてくれ美佐子(常盤貴子)」と泣いた。
その日の夜、市川安男(内野聖陽)は失意にくれて帰宅し、アパートの階段を上っていると、泣きじゃくる息子・市川旭(五十嵐陽向)がドアを開けて飛び出してきた。
市川旭(五十嵐陽向)は、父・市川安男(内野聖陽)が居ないことに不安になって泣きながら家中を探したが、父・市川安男(内野聖陽)が居ないため、椅子を使って玄関ドラの鍵を開け、飛び出してきたところだった。
市川安男(内野聖陽)は「鍵をかけておいたろ。それに出てきたらだめだぞ。変な奴かもしれないだろ」と優しく諭すと、市川旭(五十嵐陽向)は「分るもん。ダン・ドン・ダン・ドン。お父ちゃんの足音だもん」と言って泣きじゃくる。
市川安男(内野聖陽)は、市川美佐子(常盤貴子)も同じ事を言っていたことを思い出し、市川旭(五十嵐陽向)に「お母ちゃんを見つけたぞ。お母ちゃんは、お前のここ(心)に居る」と言って涙を流して市川旭(五十嵐陽向)を抱きしめた。
ある日、息子・市川旭(五十嵐陽向)が「部屋で見つけた」と言い、赤い小さなボールを持ってきた。それは、市川美佐子(常盤貴子)が内職で作っていたボールだった。
市川美佐子(常盤貴子)は使い方を会社の人に聞いてくれると言っていたが、聞く前に死んだため、結局、内職で作っていたボールの使い方は分らないままになっていた。
数日後、市川安男(内野聖陽)は「お母ちゃんの玉の遊び方が分ったぞ」と言い、色とりどりのボールと筒を息子・市川旭(五十嵐陽向)に見た。
市川安男(内野聖陽)は「見てろ」と言い、筒の中にボールを入れ、筒を勢いよく吹くと、筒の先から色とりどりのボールが飛び出した。息子・市川旭(五十嵐陽向)はそれを見て、無邪気に喜んだ。
(シーンは現在に切り替わる)雑誌の付録を探す市川旭(佐藤健)は、雑貨屋を訪れて、色とりどりの小さなボールを見つけた。それは、母・市川美佐子(常盤貴子)が内職で作っていたボールだった。
市川旭(佐藤健)はボールを手に取り両親を思い出すと、このボールを雑誌の付録にすることにして、重役会議で試作品を発表した。
役員は「確かに簡単に作れるが、これが面白いかね」と首をかしげた。しかし、ある役員が試しに吹いてみると、ボールが別の役員の頭に当たり、それを切っ掛けにボールのぶつけ合いが始まった。
市川旭(佐藤健)は「的にボールを入れる遊び方もできますし、サバイバルゲームのような遊び方も出来ます。ルールについては、本誌の方でフォローするつもりです」と説明していると、ボールのぶつけ合いに夢中になった役員が「採用だ」と告げた。
役員会議を終えた市川旭(佐藤健)は机に戻ろると、両親の写真に深々と頭を下げたのであった。
ドラマ「とんび」の原作や主題歌については「「とんび」の原作や主題歌」をご覧ください。
第2話のあらすじは「とんび-第2話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
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コメント欄
本当に感動します。泣きながら見ています。陽向君が凄く可愛くて、役があってる気がします。 もう少し陽向君の子供時代が見たい気がします。
感動のドラマをありがとう。