カラマーゾフの兄弟-第2話のあらすじとネタバレ
市原隼人が出演するフジテレビのドラマ「カラマーゾフの兄弟」の第2話「次男・勲-侵された魂」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
ドラマ「カラマーゾフの兄弟」の第1話のあらすじは「ラマーゾフの兄弟-あらすじとネタバレ」をご覧ください。
■カラマーゾフの兄弟-第2話のあらすじ
当主・黒澤文蔵(吉田鋼太郎)は次男・黒澤勲(市原隼人)に「東京の事務所には休むと了解を取っている。明日からしっかりと働いて貰うぞ。貸した借りも返してもらっていないなから」と言い立ち去った。
次男・黒澤勲(市原隼人)は弁護士を目指して大学へ進学するさい、金銭消費貸借契約書を作成し、「弁護士になった暁にはお父さんのお役に立ちます」と言い、当主・黒澤文蔵(吉田鋼太郎)に学費300万円を貸して欲しいと頼んだ。
次男・黒澤勲(市原隼人)が作成した金銭消費貸借契約書は年利5%だったが、当主・黒澤文蔵(吉田鋼太郎)は年利15%に書き換え、次男・黒澤勲(市原隼人)に金を貸してやった。
こうして、次男・黒澤勲(市原隼人)は、三男・黒澤涼(林遣都)を残してカラスミ町の実家を出て大学へ進学した。そして、大学で同じカラスミ町出身の遠藤加奈子(高梨臨)と知り合った。
2人は親しくなり、実家に帰省した時もカラスミ町の海岸で遠藤加奈子(高梨臨)と会った。そのとき、長男・黒澤満(斎藤工)がやってきて、遠藤加奈子(高梨臨)に声をかけた。
そして、数年後、次男・黒澤勲(市原隼人)が弁護士となって帰省したとき、遠藤加奈子(高梨臨)と長男・黒澤満(斎藤工)の2人が付き合っている事を聞かされたのだった。
当主・黒澤文蔵(吉田鋼太郎)が勝手に東京の弁護士事務所に休暇を申請し、実家に留まることになった次男・黒澤勲(市原隼人)は、当主・黒澤文蔵(吉田鋼太郎)から会社が抱えるトラブルの解決を命じられた。
トラブルは、会社が発注したビルの工事現場で事故があり、「作業が停止したため、対価は支払わない」と通告したところ、下請の工務店が「代金を支払わなければ訴える」と言い出した、という内容だった。
会社に落ち度は無かったが、会社はこれまでも違法建築を下請け業者に発注しており、下請け工務店は「払わなければ、全て暴露する」と言って次男・黒澤勲(市原隼人)に支払いを迫った。
すると、次男・黒澤勲(市原隼人)は工務店の社長に「証拠はあるんですか?証拠が無ければ、公になって困るのはそちらですよ」と言い、取引停止を通告し、下請け工務店を切り捨てた。
トラブルを解決して次男・黒澤勲(市原隼人)が実家へ戻ると、遠藤加奈子(高梨臨)から電話があった。同棲している長男・黒澤満(斎藤工)が2日間も帰ってこないのだという。
次男・黒澤勲(市原隼人)は「このままで良いのか?おかしいだろ。一緒に暮らしているのに、連絡も付かないなんて。加奈子(高梨臨)の事を考えてくれないのなら、止めた方が良いんじゃ無いか」と口調を強めた。
すると、遠藤加奈子(高梨臨)は「満さん(斎藤工)だっていっぱい良いところがあるわよ。何にも知らないのに勝手なことを言わないで。勲君(市原隼人)がそんな事を言うとは思わなかった」と怒り、電話を切った。
苛立つ次男・黒澤勲(市原隼人)は1階へ降りて、リビングで酒をあおっていると、帰宅した当主・黒澤文蔵(吉田鋼太郎)に「酔っているのか」と声をかけられた。
次男・黒澤勲(市原隼人)は「僕だって飲みたい日がありますよ。人を陥れる仕事をした日には。お父さんはそれで平気なんですか?ずっと聞きたかった。母さんが死んだ日からずっと。一度でも母さんを愛したことがあるんですか?」と問うた。
当主・黒澤文蔵(吉田鋼太郎)は「これ見よがしに自殺した女をか?」と笑うと、次男・黒澤勲(市原隼人)は「貴方が追い詰めたんでしょ。貴方が殺したんだ」と詰め寄った。
すると、当主・黒澤文蔵(吉田鋼太郎)は「勝手に死んだんだ。良かったよ。利用価値の無い道具なんか俺には必要無いからな」と笑った。
次男・黒澤勲(市原隼人)は当主・黒澤文蔵(吉田鋼太郎)に掴みかかかると、当主・黒澤文蔵(吉田鋼太郎)は「そうだろ。役に立つ弁護士さんよ」と言い残して2階へと上がった。
その場に崩れ落ちた次男・黒澤勲(市原隼人)は、自室へ戻ると、当主・黒澤文蔵(吉田鋼太郎)に沸いた憎悪と殺意を、一心不乱に原稿に書き綴ったのであった。
(取調室に場面は移る)取調室に居る刑事は、次男・黒澤勲(市原隼人)に小説の原稿を叩き付け、「貴方が書いた小説ですよね。ここに書いてありますよ。貴方の本心が。殺意のことをよくご存じだ」と告げた。
そして、刑事は「貴方は家を出て弁護士になれば、父親から自由になれると信じていた。でも、実際は違った。父親の支配は貴方どこまでもをむしばみ、逃れられることは出来なかったんだ。彼が生きている限り。だから殺したんだよ。貴方がその手で、父親を」と迫ったのであった。
ドラマ「カラマーゾフの兄弟」の原作や主題歌は『「カラマーゾフの兄弟」の原作や主題歌」をご覧ください。