検便に犬の糞を入れる理由に喜ぶ奥貫薫

奥貫薫が出演するTBSの親子鷹ドラマ「とんび」の第2話「最愛の決断」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。

このページは「とんび-第2話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■とんび-第2話のあらすじ後編
ある日、市川安男(内野聖陽)は墓参りを済ませると、市川旭(荒川槙)を連れて、ホテルのロビーで女性(奥貫薫)と見合いをした。市川安男(内野聖陽)は、銭湯の女将が勧めてくれた見合い話を受けたのだ。

女性(奥貫薫)が「学校の検便に犬の糞を入れたって本当ですか?」と尋ねると、市川安男(内野聖陽)は慌てて「あのやろう。そんなことまで喋りやがって。ちゃんと理由があったんです」と釈明した。

そこへ、見合いを阻止しようとする尾藤社長(ベンガル)や坊主・照雲(野村宏伸)らが現れ、市川美佐子(常盤貴子)の話題を始めたため、市川安男(内野聖陽)は慌てて追い払う。

見合い相手の女性(奥貫薫)は優しそうな人で、市川旭(荒川槙)も女性に懐いていた。女性(奥貫薫)も好感触で、見合いはまとまりそうだったが、市川旭(荒川槙)のオネショは治らなかった。

市川安男(内野聖陽)が「お母さんが欲しくないのか?お父さんはもう分らないや。もうすぐ小学生だろ。自分の気持ちくらい、自分で言えるだろ」と嘆いた。

すると、市川旭(荒川槙)は「お母さんは欲しいけど、僕が欲しいのは、あのお母さんだよ」と言って、市川美佐子(常盤貴子)の遺影を見つめる。

そして、市川旭(荒川槙)は「ここ(心)にいつも一緒に居るなんて嘘だよ。泣いても喧嘩しても、僕のお母さんは何も言ってくれない。どうして僕だけお母さんが居ないんだよ」と泣いた。

市川安男(内野聖陽)は「理由なんて無いんだよ。事故だったんだよ。仕方ないだろ」と言い、市川旭(荒川槙)を力一杯抱きしめた。

ある日、市川安男(内野聖陽)は、坊主・照雲(野村宏伸)に食事に招かれ、市川旭(荒川槙)を連れて寺へ行く。

市川安男(内野聖陽)がみんなと食事をしていると、和尚・海雲(柄本明)が「見合いはどうだったんだ」と尋ねた。

市川安男(内野聖陽)は慌てて「成り行きだよ。真面目に考えてたわけじゃない」と釈明すると、和尚・海雲(柄本明)は「海でも行くか」と言い、みんなを海へ連れて行った。

みんなが海に着くと、和尚・海雲(柄本明)は市川旭(荒川槙)に上着を脱がせ、市川安男(内野聖陽)に「寒がっているぞ。抱っこしてやれ」と命じた。

そして、和尚・海雲(柄本明)は市川旭(荒川槙)に、「お父ちゃんが抱いてくれたら、前の方は暖かい。でも、背中の方は寒い。お母ちゃんが居たら、背中の方から抱いてくれる。そうしたら、背中は寒くない。お父ちゃんもお母ちゃんも居る子は、そうやって暖めてもらえる。だけど、旭にはお母ちゃんが居ないから、背中は寒いままだ。お父ちゃんが頑張っても背中までは温められない。その寒さを背負うことが旭にとって、生きると言うことだ」と告げた。

さらに、和尚・海雲(柄本明)は市川旭(荒川槙)に近寄ると「背中が寒いまま生きるのは辛いな。寂しいな」と言い、市川旭(荒川槙)の背中に手を当てた。

そして、和尚・海雲(柄本明)は「これでも寒い時は、幸恵おばちゃん(加藤貴子)も居るし、ヨリコおばあちゃんも居る。それでも寒かったら、たえ子おばちゃん(麻生祐未)も居る。お前が寒くてたまらない時は、いつもこうやって暖めてやる。だから自分を可愛そうだなんて思うな」と告げた。

さらに、和尚・海雲(柄本明)は「寂しいと言う言葉は『さむしい』から来たんだ。だから、背中の寒くないお前は寂しくない。お母ちゃんの代わりに背中を温めてくれる奴が一杯居る」と教えた。

その後、市川旭(荒川槙)らを帰らせ、市川安男(内野聖陽)と海雲(柄本明)の2人は夜の海を眺めていた。

市川安男(内野聖陽)が「知らなかった。『寂しい』は『さむしい』から来たのか」と関心すると、和尚・海雲(柄本明)は「ワシもだ」と答えた。嘘だったのかよ、と驚く市川安男(内野聖陽)。

和尚・海雲(柄本明)が「真面目に再婚を考えてるんだろ。そのオナゴに惚れそうなのか?」と尋ねると、市川安男(内野聖陽)は「惚れた腫れたじゃないだろ。再婚なんか」と答えた。

すると、和尚・海雲(柄本明)は市川安男(内野聖陽)を殴り、「オナゴと夫婦になるときは惚れてからだろうが。そんなんで結婚されたら旭(荒川槙)が迷惑だ」と叱りつけた。

市川安男(内野聖陽)は「じゃーどうしろって言うんだ。旭(荒川槙)は写真を破くし、オネショも治らない」と落胆すると、和尚・海雲(柄本明)は「自分の寂しさを旭(荒川槙)のせいにするな」と説教した。

そして、和尚・海雲(柄本明)は「お前は海になれ。雪は悲しみだ。土なら雪が積もるが、海なら雪がいくら降っても積もらんだろ。旭(荒川槙)が悲しい時にお前は悲しんではいかん。旭が泣いたら、お前は笑え。笑ってその悲しみを飲み込んでしまえ」と教えた。

数日後、市川安男(内野聖陽)は見合い相手の女性(奥貫薫)に会い、見合いを断り、謝罪すると、女性(奥貫薫)は「良いんです。私もですから。死んだ主人に申し訳なくて。こんな形で寂しさを埋めようとしてたからなんですよね」と答えた。

そして、女性(奥貫薫)は「教えてもらっていいですか」と言い、検便に犬の糞を入れた理由を尋ねた。

市川安男(内野聖陽)は「近所で飼っていた犬がぐったりしてたんです。死んじまうんじゃないかと思って」と理由を明かすと、女性(奥貫薫)は「当たりました。ずっと考えてたんです」と笑った。

一方、市川旭(荒川槙)は写真を破った園児トモヨシとも仲直りし、家族の絵も描き上げた。

やがて、幼稚園の卒園式を迎える。市川旭(荒川槙)は「うちのお母さんは見えないから、ちゃんと描いてあげたかったんだ。みんなにわかるように」と言い、家族を描いた絵を市川安男(内野聖陽)に渡した。

卒園式には幸恵(加藤貴子)ら大勢が来てくれており、みんなは「似ている」と絵をほめてくれた。

幼稚園の卒園式にお母さんが来ていなかったのは俺だけだが、誰よりも沢山の人が来てくれたのも俺だった。暑苦しいほど暖かい大人達に囲まれて、俺はもう寒くなかった。そうだったよなオヤジ。

(場面は現在に移る)子供(黒澤宏貴)の手を引いて夜道を歩いていた市川旭(佐藤健)は、「面白いことをしよう」と言い、子供(黒澤宏貴)に背中にまわると、子供の両手を握ってやった。

市川旭(佐藤健)は「寒くないか」と尋ねると、「走るぞ健介」と言い、二人羽織のようにして子供(黒澤宏貴)と一緒に坂道を下って行ったのであった。

ドラマ「とんび」の原作や主題歌については「「とんび」の原作や主題歌」をご覧ください。

ドラマ「とんび」の感想は『「とんび」の感想』をご覧ください。

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