斎藤工が1人でラブホテルに行く理由

芳賀優里亜が出演するフジテレビのドラマ「カラマーゾフの兄弟」の第3話「長男・満-棄てられた犬」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。

このページは「カラマーゾフの兄弟-第3話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■カラマーゾフの兄弟-第3話のあらすじ後編
その日の夜、黒澤満(斎藤工)がバーを訪れると、吉岡久留美(芳賀優里亜)が酒を飲んでおり、声をかけた。

吉岡久留美(芳賀優里亜)が「こんなに飲み歩いて大丈夫なの?彼女とか」と尋ねると、黒澤満(斎藤工)は「相手の欲し物がポケットに入ってないのよ。それが分ったら、なんか居場所が無くて」と答えた。

そして、黒澤満(斎藤工)が「俺が毎日、ここに居るのは、リサーチのためだ。前に言ったじゃん。お店を出したいって」と言うと、吉岡久留美(芳賀優里亜)は「あれ、本気だったんだ。そういうのに詳しい人を紹介してあげましょうか」と答えた。

翌日、黒澤満(斎藤工)は、吉岡久留美(芳賀優里亜)に紹介された男に案内され、物件を見る。前のオーナーが店をそのままにして逃げ出した居抜き物件で、保証金さえ払えば、直ぐにでも営業できる状態だった。

黒澤満(斎藤工)は物件を一目で気に入ったが、契約書類を見て「気に入ったんですけど、今の俺にはこの金額は用意できません」と残念がる。

すると、男は「そういうことなら、ご融資できる業者をしょうかいできるかもしれません。久留美さん(芳賀優里亜)にはお世話になってますから」と答えた。

その日の夜、黒澤満(斎藤工)は吉岡久留美(芳賀優里亜)と会い、物件を契約したことを報告し、「いい人を紹介してもらって感謝してる。お礼に連れて行きたい場所がある」と告げた。

黒澤満(斎藤工)が連れて行った場所はラブホテルだった。吉岡久留美(芳賀優里亜)は「おかしいでしょ。お礼でラブホテルって」と呆れると、黒澤満(斎藤工)は「何もしないから」と言い、ベッドに寝転がって、電気を消した。

すると、天井に星が現れた。吉岡久留美(芳賀優里亜)は「こんな手で、よく女が釣れたわね」と呆れると、黒澤満(斎藤工)は「他の女は連れて来たことが無い。安っぽい光でも、観てると落ち着くんだ」と答えた。

黒澤満(斎藤工)は「小学校の作文で、将来の夢はペルセウスって書いた。ギリシャ神話で怪物からお姫様を守った勇者。俺の家は牢獄みたいなところでさ、中学を卒業したら家を出たんだ。でも、あがけばあがくほど、ドツボにはまって、誰かを守るどころか、自分さえ助け出すことができなかった」と話した。

そして、黒澤満(斎藤工)は「でも、今日、出口が見えたような気がした。久留美(芳賀優里亜)のおかげで、また踏み出せる。だから、もう1回目指してみるよ、勇者」と決意を述べた。

それを聞いた吉岡久留美(芳賀優里亜)は「違ってたのかな。私にも守りたい物があったら」と言い、ラブホテルの天井の星を見上げた。
その後、吉岡久留美(芳賀優里亜)と別れた黒澤満(斎藤工)は、バーで黒澤勲(市原隼人)と会い、「店をもてることになってさ。軌道に乗ったら借金を返していく。良い機会だと思ってる。加奈子(高梨臨)ともケリを付けるよ」と報告した。

そして、黒澤満(斎藤工)は「お前もオヤジに関わってないで、早く東京へ帰れ。俺はお前が羨ましかった。自分の力で東京に居場所を作ったお前が。あんな奴にじゃまされないで、しっかりと守っていけよ」と告げた。

さらに、黒澤満(斎藤工)は「俺は1人で逃げ出した。あいつの居ないところに連れて行ってやるって言ったのに。俺の中で、あの約束は生きてるからな。店を持ったからって、何を出来るか分らないが」と話した。

話しが終わると、黒澤勲(市原隼人)は「じゃー、俺は帰る。この前、兄さんと一緒に居た女だけど、あの女には深入りしない方がいい」と言い残してバーを出た。

翌日、黒澤満(斎藤工)が契約した店舗を訪れると、見知らぬ男がバーを営業していた。黒澤満(斎藤工)は男に「ここは俺が借りた店だぞ」と告げるが、男は「ウチはここで10年前から営業してますよ」と相手にしなかった

黒澤満(斎藤工)は直ぐに契約を交わした男に電話をかけたが、電話は通じなかった。

黒澤満(斎藤工)は黒澤勲(市原隼人)から話しを聞くために慌てて実家へ戻ると、吉岡久留美(芳賀優里亜)が当主・黒澤文蔵(吉田鋼太郎)と酒を飲んでいた。

当主・黒澤文蔵(吉田鋼太郎)は黒澤満(斎藤工)に気付くと、「また馬鹿な詐欺にひっかかって借金を作ったそうだな。どうせアホ面して鼻の下でも伸ばしてたんだろ」とけなし、吉岡久留美(芳賀優里亜)に「今回のご褒美だ」と言い、分厚い封筒を渡した。

黒澤満(斎藤工)が「どういうことだ」と言って吉岡久留美(芳賀優里亜)に詰め寄ると、吉岡久留美(芳賀優里亜)は「気をつけた方が良い。貴方、簡単過ぎる」と言って帰っていった。

当主・黒澤文蔵(吉田鋼太郎)は「俺はその顔をずーっと見たかったんだ。能なしのくせに俺に楯突くからだ。思い知ったか、己の愚かさを」と言い、屋敷中に黒澤文蔵(吉田鋼太郎)の高笑いが響き渡るのであった。

ドラマ「カラマーゾフの兄弟」の原作や主題歌は『「カラマーゾフの兄弟」の原作や主題歌」をご覧ください。

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