とんび-第7話のあらすじとネタバレ

佐藤健が出演するTBSの重松清の原作小説ラマ「とんび」の第7話「父と子の巣立ち」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

ドラマ「とんび」第6話のあらすじとネタバレは「とんび-第6話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「とんび」の原作や主題歌については『「とんび」の原作や主題歌』をご覧ください。

■とんび-第7話のあらすじ
坂本由美(吹石一恵)が「お父さん(内野聖陽)は、いつ、お亡くなりになったの?」と尋ねると、市川旭(佐藤健)は「あのー、オヤジは生きてますけど」と答えた。

坂本由美(吹石一恵)は「どうして机にあんな写真を飾っているの?」と尋ねると、市川旭(佐藤健)は「おふくろ(常盤貴子)1人だと寂しがるかなと思って」と答えた。

坂本由美(吹石一恵)が「お母さんは亡くなったけど、お父さんはお元気なのよね」と確認すると、市川旭(佐藤健)は「はい。何かありますか?」と不思議そうに尋ねた。

その日の昼、市川旭(佐藤健)は会社の食堂で昼食を取りながら、坂本由美(吹石一恵)にプレゼントする指輪を悩んでいた。

すると、同僚が「飯を食いに行くついでに『見ていきませんか』と誘ったらそうだ」とアドバイスした。

その日の夜、市川旭(佐藤健)は坂本由美(吹石一恵)を誘って街を歩いていると、父親が「ピースしろよ」と喜びながら、デパートのディスプレイの前で娘の写真を撮っていた。ディスプレーは、娘が初めて手がけた作品なのだという。

市川旭(佐藤健)は、その親子を観て父親(内野聖陽)の事を想いだしていた。坂本由美(吹石一恵)が「どうしたの?」と声をかけると、市川旭(佐藤健)は「うちのオヤジがね」と言い、話し始めた。

平成11年(1999年)4月、市川安男(内野聖陽)が酔っ払って帰ると、電話が鳴った。市川安男(内野聖陽)が受話器を上げると、電話の主は市川旭(佐藤健)だった。

市川安男(内野聖陽)が「電話代がもったいない」と言い、電話を切ろうとすると、市川旭(佐藤健)は「大丈夫。今のバイトは電話が使い放題なんだ。俺、今は雑誌の編集部でバイトしているんだ。将来の事もあるし。俺、雑誌の編集者になりたいんだ」と話す。

すると、市川安男(内野聖陽)は「お前は弁護士になるんだろ。そのために早稲田の法学部へやったんだろ。俺はそんなつもりで東京へやったんじゃない」と怒り、受話器を叩き付けた。

翌日、市川安男(内野聖陽)は小料理屋「夕なぎ」で、市川旭(佐藤健)が弁護士ではなく雑誌の編集部を目指すことを愚痴り、「なさけない。何のために早稲田の法学部へ行ったんだ。俺は絶対に認めない」と怒りを爆発させた。

照雲(野村宏伸)が「認めないって言っても、ヤス(内野聖陽)にはどうにも出来ないでしょ。旭(佐藤健)はもう大人なんだし」と話すと、市川安男(内野聖陽)は「スネかじりの分際で。俺は絶対に認めない」と激怒した。

翌日、市川安男(内野聖陽)は市川旭(佐藤健)に手紙を書こうとしたが、「拝啓」の漢字が書けずに断念した。次に市川安男(内野聖陽)は市川旭(佐藤健)の寮に電話したが、市川旭は不在だった。

市川安男(内野聖陽)は照雲(野村宏伸)に「こういう話しは手紙や電話じゃいけないと思うんだ。とりあえず、お前が死んだって事で良いか?。普通に言っても、バイトや何やらで帰ってこないんだ」と話す。

そこへ、幸恵(加藤貴子)が慌ててやってきた。市川旭(佐藤健)の事で、質屋から市川安男(内野聖陽)に電話がかかってきたのだという。

市川安男(内野聖陽)が慌てて受話器を取り、「変な質草でも流しましたか」と謝罪すると、相手は「質草?私は旭君(佐藤健)がアルバイトをしているシティー・ビートの者です。申し訳ありません、撮影の足場が悪くて、旭君(佐藤健)が足を滑らせて骨折させてしまいました」と謝罪した。

骨折と聞いて市川安男(内野聖陽)は動揺したが、「旭(佐藤健)はもう大人なんだから好きにしてくれ」と言い、電話を切ってしまった。

照雲(野村宏伸)が「行かなくて良いのか?」と尋ねるが、市川安男(内野聖陽)は「俺は東京へは行かないって決めたてんだ」と拒否した。

幸恵(加藤貴子)も「怪我をするような職場なら、辞めろって言えるじゃない」と促したが、市川安男(内野聖陽)は「俺は、怪我するから止めて欲しいんじゃない」と言い、東京行きを拒否した。

照雲(野村宏伸)は少し考えると、「じゃー俺が行ってくるよ」と言うと、市川安男(内野聖陽)は「本当か。そうしてくれ、助かるわ」と強がった。

ある日、照雲(野村宏伸)が市川旭(佐藤健)の病室を訪れた。市川旭(佐藤健)は全治1ヶ月で入院1週間の重体だった。

市川旭(佐藤健)は「オヤジは何か言ってた?」と尋ねると、照雲(野村宏伸)は「ずっと怒ってる。でも、気にすることはないよ。ヤスが勝手に弁護士だのなんだの期待しているだけだから」と話した。

照雲(野村宏伸)は「でも驚いたよ。漫画や雑誌が好きだったようには思わなかったから」と話すと、市川旭(佐藤健)は編集部で働くようになった理由を明かした。

市川旭(佐藤健)は別にやりたいことがあって東京へ来たわけじゃなかった。とりあえず東京を楽しもうとしたが、東京へ来ても田舎者は田舎者で、流行の波に乗れなかった。

市川旭(佐藤健)は頑張って流行を追ったが、市川旭が追いついたときには、他のみんなはさらに先へ行っていた。それ以降、市川旭(佐藤健)は流行を追うのを諦め、勉強に励みながら、小料理屋「夕なぎ」のような裏通りにある地味な居酒屋でバイトを始めた。

そんななか、店に雑誌の取材申し込みがあった。店のオヤジは取材を断ったが、記者は嫌がる店のオヤジを説得して、その店を雑誌で紹介した。

そうすると、店に色んな人が来るようになり、市川旭(佐藤健)は客と話しているうちに「一皮むけばみんな同じなんだ」と思うようになった。

だから、編集部で働くことに決めたのだという。俺みたいな人が東京にはいっぱい居てさ。等身大で東京を楽しめるように。

話を聞いた照雲(野村宏伸)は「いいんじゃないか、旭(佐藤健)らしいよ」と答えると、市川旭(佐藤健)に袱紗に包まれた手紙を渡した。

照雲(野村宏伸)が地元に帰ると、市川安男(内野聖陽)は「どうだった」と尋ねる。照雲(野村宏伸)は「頑張ってた。自分のやりたいことを見つけてさ。出版社に入るのは難しいことらしくて、ここらで道を付けたいって」と話した。

とんび-第7話のあらすじとネタバレの後編」へ続く。

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