夏木マリは引っ越せおばさんだった
夏木マリが出演するTBSの引っ越しおばさんドラマ「夜行観覧車」の第7話「事件の夜夫が見たモノ…狂った母2人」の感想と犯人と真犯人の予想です。
夜行観覧車-第7話のあらすじとネタバレは「夜行観覧車-第7話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■引っ越せおばさん
高級住宅街「ひばりヶ丘」の引っ越しおばさんこと小島さと子(夏木マリ)の嫌がらせが過激になるなか、小島さと子(夏木マリ)は自治会婦人部の仲間から仲間外れにされて孤立した。
しかも、小島さと子(夏木マリ)は、最愛のマー君(小泉孝太郎)からも「家に帰ったら、くつろぎたいんだ。母さんが居ると、くつろげないんだ」と死刑宣告を突き付けられてしまった。
おそらく、マー君(小泉孝太郎)に嫌われて精神が崩壊した小島さと子(夏木マリ)は、来週から、ベランダで布団を叩きながら、「ひっこーせ、ひっこーせ、さっさと、ひっこーせー、シバクぞ」と歌い出すに違いない。
こうして小島さと子(夏木マリ)が高級住宅街「ひばりヶ丘」の引っ越せおばさんになっていくのかと思うと、引っ越せおばさんには引っ越せおばさんなりに、近隣住民を追い出そうする理由があったのでは無いかと思う。
ちなみに、布団をパンパンと叩く行為は、全く意味が無い。布団を叩くのは近所への嫌がらせ以外の何物でもない。
布団を叩けばホコリやダニがとれるような気がするが、全然、ホコリやダニは取れていない。布団を叩くと飛び散るホコリのようなものは、殆どが布団の繊維である。
布団のダニやホコリを取りたければ、布団に掃除機をかけると良い。弱でゆっくりと掃除機を数往復させると、布団のダニやホコリが取れる。掃除機には布団用のヘッドがあるので、布団用のヘッドを使えば布団の吸い付きも軽減できて便利である。
■夜行観覧車の犯人
さて、遠藤啓介(宮迫博之)が殺人犯では無いことが確定し、夜行観覧車の犯人候補から遠藤啓介(宮迫博之)が消えた。
遠藤啓介(宮迫博之)が抱えていた秘密は、高橋淳子(石田ゆり子)から凶器(トロフォー)の処分を頼まれただけだった。
やはり、犯人は高橋淳子(石田ゆり子)か、次男・高橋慎司(中川大志)のどちらかで間違いないだろう。
ストーリー的に考えると、既に高橋淳子(石田ゆり子)は逮捕されているため、高橋淳子(石田ゆり子)が犯人では意外性が無く、つまらない結末になるので、高橋淳子(石田ゆり子)の犯人説には疑問が残る。
高橋淳子(石田ゆり子)も高橋慎司(中川大志)をかばっている様子があるので、真犯人は高橋慎司(中川大志)の可能性が大きい。
ただ、高橋慎司(中川大志)が真犯人になると、高橋淳子(石田ゆり子)も困るし、警察も誤認逮捕で不祥事になるため、裏取引で、高橋淳子(石田ゆり子)がそのまま逮捕されるのではないか。
つまり、夜行観覧車の犯人を予想すると、警察に逮捕され、裁判で有罪判決を受ける犯人は高橋淳子(石田ゆり子)だが、高橋弘幸(田中哲司)を殺した真犯人は高橋慎司(中川大志)という予想になる。
これまでは、高橋慎司(中川大志)がコンビニエンスストアでのんびりと立ち読みしていた点から、高橋慎司(中川大志)の犯人説に疑問を抱いていたが、第7話でその疑問が解消できた。
なんと、高橋慎司(中川大志)は馬鹿だったのだ。高橋慎司(中川大志)は、姉の高橋比奈子(宮﨑香蓮)が想像を絶するほどの馬鹿なのだ。
高橋慎司(中川大志)は姉が驚くほどの馬鹿なのだから、人を殺した後、コンビニエンスストアで立ち読みしていて仕方が無いと思う。
さて、父・高橋弘幸(田中哲司)を殺害した時の凶器は、高橋良幸(安田章大)が中学時代に全日本数学大会で優勝して貰ったトロフィーだった。
犯人が意図的にトロフィーを選んだのか、衝動的にトロフィーを手に取ったのかは不明だが、凶器のトロフィーが判明したことにより、長男の高橋良幸(安田章大)は全日本数学大会で優勝するほど頭が良いという事が分る。
ただ、次男・高橋慎司(中川大志)が、頭の良い長男・高橋良幸(安田章大)にコンプレックスを持っていたという可能性は低い。
なぜなら、次男・高橋慎司(中川大志)は家族で釣りに行ったとき、長男・高橋良幸(安田章大)に「勉強について行けない」と相談しているからである。
次男・高橋慎司(中川大志)が成績が悪いことで長男・高橋良幸(安田章大)にコンプレックスを感じていれば、長男・高橋良幸(安田章大)に成績の相談をするはずがない。
そう考えると、凶器のトロフィーは、長男・高橋良幸(安田章大)が頭が良いことを表す意味であり、事件の背景を描写するための物だと思う。
さて、次男・高橋慎司(中川大志)は成績が悪いことを悩んでいたが、おろらく、もう1人、次男・高橋慎司(中川大志)が成績が悪い事を悩んでいた人物が居る。それは、高橋淳子(石田ゆり子)だ。
高橋淳子(石田ゆり子)は後妻で、次男・高橋慎司(中川大志)は高橋淳子(石田ゆり子)の実子だが、長男・高橋良幸(安田章大)は前妻が産んだ子だ。
後妻の高橋淳子(石田ゆり子)にしてみれば、前妻の子が京都大学に合格して、自分の子供は簡単な内部進学試験も危ういほどの馬鹿だと立場的に不味いはずだ。
次男・高橋慎司(中川大志)が内部進学に失敗して、高橋慎司(中川大志)が馬鹿だと言うことを知られてしまうと、高橋慎司(中川大志)の成績の悪い理由は、全て高橋淳子(石田ゆり子)のせいにされるだろう。
夫婦間では良くても、こういうことは、親戚や近所が陰口をたたくのだ。坂の下の人を嫁に貰うから、こういう事になるのよ、と。
だから、次男・高橋慎司(中川大志)はバスケットが強い中学校へ進学したかったのだが、高橋淳子(石田ゆり子)が自分の立場を守るために私立清修学院へ進学させたのではないか。
そう考えると、ドラマ「夜行観覧車」は、自分のエゴのために家庭を崩壊させた3人の母親を描いているように思える。
1人目は、自分のエゴで高級住宅街「ひばりヶ丘」に家を購入したため、遠藤彩花(杉咲花)が家庭内暴力を振るうようになって家庭が崩壊した遠藤真弓(鈴木京香)である。
2人目は、自分のエゴのために高橋慎司(中川大志)を私立清修学院へ進学させたため、高橋慎司(中川大志)が落ちこぼれて殺人事件が起きた高橋淳子(石田ゆり子)である。
3人目は、自分のエゴで自宅を2世帯住宅に改築したため、マー君(小泉孝太郎)に嫁の実家を選んで家庭が崩壊した小島さと子(夏木マリ)である。
ドラマ「夜行観覧車」の第8話のあらすじとネタバレは「夜行観覧車-第8話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
ドラマ「夜行観覧車」の原作や主題歌は「夜行観覧車の原作と主題歌」をご覧ください。