グルメの嗜み ピリ辛焼きするめ

松雪泰子が主演するドラマ「パーフェクト・リポート」の第2話「哀しき誘拐犯!ダメ記者チーム始動」の感想です。あらすじは「パーフェクト・リポート第2話のあらすじ」をご覧下さい。

ドラマ「パーフェクト・リポート」はつまらない。第1話でつまらないと思った通り、第2話も面白くなかった。全く話が広がらないので、見応えがない。

パーフェクト・リポートは、15年前に起きた殺人事件の犯人に向かって行くのだろうが、それ以外に事件が起こそうな気がしない。

15年前に人妻が殺害された。主人公の蒼山叶(松雪泰子)は11年前、人妻殺人容疑のかかった夫に独占インタビューを行うスクープをとった。

しかし、ニュースではインタービューの一部しか報じられず、無罪を訴える夫のコメントは、言い訳にしか聞こえなかった。その直後に夫は自殺してしまい、事件は未解決のままとなっている。

この事件だけで10話までひっぱるのは無理があると思う。CTN報道局の遊軍取材班に集まった人間はそれぞれ、トラウマを抱えており、ストリーに関連してくるだろうが、あまり、興味が湧かない。

つまらないドラマでも、つまらないなりに、服装や装飾物やセットなどを見て楽しめる。パーフェクト・リポートではそれが、「グルメの嗜み(たしなみ)、ピリ辛焼きするめ」と松雪泰子のメガネだ。

蒼山叶(松雪泰子)はコンビニエンスストアで「グルメの嗜み、ピリ辛焼きするめ」を大量に買っていたので、思わず楽天市場でスルメを大量に注文してしまった。実際に「グルメの嗜み、ピリ辛焼きするめ」を販売していないのが残念である。

第2話の株式会社プライスレス女社長誘拐事件は、社長・向田凛子(目黒真希)が自作自演した狂言誘拐だった。社長の座が危なくなった向田凛子は誘拐事件を起こして、株価を上昇させて社長留任を図った。

誘拐事件の犯人を名乗っていた三田幸生(金井勇太)は、向田凛子を尾行していたときに、向田凛子が狂言誘拐事件の計画を話しているのを盗み聞きし、便乗しただけだった。

三田幸生の両親は、両親が経営する飲食店が(株)プライスレスから地上げに遭った5年前に交通事故で死亡している。三田幸生は誘拐事件に便乗し、両親のことを報道させようとしていたが、両親のことを報道させて何をしたかったのか良く分からなかった。

蒼山叶(松雪泰子)が三田幸生に「あなた本当は事故だと分かってたんじゃない?」と言う。この台詞で、意味が分からなくなった。

三田幸生は両親が死んだ原因が事故だと分かっていたのなら、三田幸生が両親の事故を報道させて何がしたかったのだろうか。蒼山叶の台詞を聞いて、1時間を無駄にしたような気がした。

三田幸生が社長・向田凛子の誘拐事件を自作自演にする計画を聞くのも不自然だった。

人気女子アナランキングで1位から7位まで連絡した女子アナの奥澤緑(相武紗季)が、「先月まで断トツのトップだった」と言った。「断トツのトップ」は重複表現なので、アナウンサーが使う言葉ではない。

奥澤緑は緊急ニュースで、七五三外務大臣の名前「七五三(しめ)」を「しちごさん」と読んだため、報道部から遊軍取材班へ飛ばされきた。奥澤緑は人気はあるが、実力のない女子アナという設定なのだろうと思った。

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