霊能捜査課準備室のナンバー9

ドラマ「霊能力者 小田霧響子の嘘」の第3話「心霊写真×神隠し」の感想です。第3話の視聴率は7.6%です。あらすじは「第3話『心霊写真×神隠し』のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。

第3話は心霊写真と神隠しの話だった。心霊写真は合成写真で、神隠しはストーカーの元彼から逃げるために身を隠していたというトリックだった。第3話はトリックが弱いのでつまらなかった。第2話「霊能ブタの大予言」が面白かっただけに残念だった。

一方で、警視庁の霊能捜査課準備室は、未解決事件「ナンバー9(ナイン)」を解明するために出来た部署だと判明し、話が広がり始めた。ストリー的に面白い展開になってきた。

ナンバー9とは、警視庁の上層部が管理する未解決事件のファイルナンバーのことで、一般に「神隠し」と呼ばれる謎の失踪事件がナンバー9に分類されている。

ナンバー9の資料には、神隠しに遭った夫婦が含まれている。霊能力者・小田霧響子(石原さとみ)の両親が失踪しており、両親の失踪はナンバー9に関連してくるようだ。

霊能捜査官になった小田霧響子が、神隠しの秘密を解明して、両親を見つけるという単純なストーリーでは終わらないで欲しい。

霊能捜査課準備室が出てくると、TBSドラマ「ケイゾク2 SPEC(スペック) 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」に登場する未詳事件特別対策係を思い出す。霊能捜査課準備室と未詳事件特別対策係を見比べるのも面白いと思う。

第3話はつまらないが、ドラマ全体としてみれば面白い。ドラマ「霊能力者 小田霧響子の嘘」の妙味は、なんと言っても心霊番組「オカルトーーク」だ。

偽の霊能力者・小田霧響子は、ホットリーディング(事前の調査)で調べたことを、心霊番組「オカルトーーク」で、あたかも霊能力で言い当てたかのように言い、相談者を感動させる。

実際の霊能力者や占い師も時々、真理を突いたことを言ったり、相談者を感動させることを言ったりする。そういうところを心霊番組「オカルトーーク」で表現しているから、面白い。

ホットリーディング(事前の調査)の部分を知っていても、小田霧響子(石原さとみ)の言葉にホロリとしてしまう。上手い作りになっている。実際に、心霊番組「オカルトーーク」を企画番組として放送しても面白いと思う。

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