dinner(ディナー)最終回と結末のあらすじとネタバレ
倉科カナが出演するフジテレビのレストランドラマ「dinner(ディナー)」の最終回(第11話)「これが最後の味」のあらすじとネタバレの結末ネタバレ編です。
このページは「dinner(ディナー)-最終回のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■dinner(ディナー)-最終回のあらすじ後編
やがて2人の料理が出来上がる。料理を食べ終えたカーザ・トリーノの審査員は、料理長の江崎究(江口洋介)を呼び、「イタリアでも滅多に食べることが出来ない素晴らしい子羊だった」と褒め称えた。それは、江崎究(江口洋介)が作った料理だった。
そして、審査員は「でも、最も感動したのは、子羊のローストです。派手さは無いが、故郷のシチリアを思い出す。変わった香辛料が使われていましたね。日本の香辛料でしょう。まさにイタリアと日本の融合です。あの料理だけでも、星を付ける価値がある」と言い、今井耕助(松重豊)が作った料理を絶賛した。
厨房へ戻った江崎究(江口洋介)が悔しがる。今井耕助(松重豊)が「まさか…」と尋ねると、江崎究(江口洋介)は「俺が料理の手を抜くわけが無いだろ。アンタの料理の方が美味かった。それだけだ」と答えた。
カーザ・トリーノの審査員は満足して帰り、ロカビアンカが営業を終えると、江崎究(江口洋介)がスタッフ全員をホールに集めた。
古田博巳(町田宏器)が「料理対決で負けたから、辞めるなんていいだすんじゃないですか」などと談笑していると、江崎究(江口洋介)が現れ、「俺は今月いっぱいで辞める。もう、次の店は決まってる。テレーザの料理長だ」と告げた。
今井耕助(松重豊)が「待ってください。料理長が居なくなったら、ロカビアンカはどうなるんですか?」と動揺すると、江崎究(江口洋介)は「アンタが居るじゃないか。1つの店に料理長は2人要らないだろ」と答えた。
辰巳沙織(倉科カナ)は困惑していたが、笑顔を振り絞り、「凄いじゃないですか。テレーザの料理長だなんて、同じ日本人として、父も喜ぶと思います。3ヶ月間お世話になりました。お店も建て直すことができました。シンガポールで世界一のお店を作ってください」とお礼を言った。
瀬川壮一(ユースケ・サンタマリア)は「支配人の言う通りです。快く江崎さん(江口洋介)を送り出してあげましょう」と促すと、スタッフ一同も納得し、送別会の話し合いを始めた。
そこで、ロカビアンカの電話が鳴る。電話は、意識不明に陥っていた入院中の辰巳日出男(風間杜夫)が目を覚ました、という知らせだった。
みんなは急いで病院へ向かうが、江崎究(江口洋介)は「面識の無い俺が行っても仕方ないだろ」と言い、ロカビアンカに残り、厨房へと入った。
翌朝、辰巳沙織(倉科カナ)がロカビアンカに出勤すると、スタッフが厨房に集まっていた。
辰巳沙織(倉科カナ)が「どうしたんですか?」と尋ねると、瀬川壮一(ユースケ・サンタマリア)が鍋を指さした。鍋に蓋に手紙が置いてあった。
辰巳沙織(倉科カナ)が手紙を読むと、手紙には「約束の賄い(まかない)だ。沸騰させ、弱火で5分、暖めたら、150グラムずつ取り分け、仕上げにパルメジャーノを6グラムをかけろ。絶対に間違えるなよ。食材×料理方法=味だ」と書いてあった。
瀬川壮一(ユースケ・サンタマリア)は「調理方法だけ書いて、別れの言葉も無いなんて、あの人らしい」と言い、江崎究(江口洋介)が作った置き土産の賄い料理を、みんなで食べた。
辰巳沙織(倉科カナ)は賄い料理を食べながら、「この方程式は間違っていますね。だって、この料理には愛情が一杯入ってますよね」と話した。
一ヶ月後、辰巳沙織(倉科カナ)は、辰巳日出男(風間杜夫)が乗った車椅子を押し、市場に肉を仕入れに行った。
辰巳日出男(風間杜夫)が肉屋の前で「これは良い肉だ」と言い、肉を注文すると、辰巳沙織(倉科カナ)は「パプリカを忘れてた。ちょっと、買ってきますね」と言い、辰巳日出男(風間杜夫)を残してパプリカを買いに行った。
辰巳日出男(風間杜夫)が肉屋の前で待っていると、肉を買いに来た男が「これは良い肉だ。最高の肉だ。1キロください」と注文した。
辰巳日出男(風間杜夫)が男に「良い肉ですよね。貴方も料理人ですか」と話しかけると、男は辰巳日出男(風間杜夫)に気づいて、「ロカビアンカの人ですか?」と尋ねた。
辰巳日出男(風間杜夫)が「ええ。ウチの店をご存じですか?」と尋ねると、男は「昔、食べに行った事があります。最高の店ですよね、ロカビアンカは」と答えた。そして、男は店員から肉を受け取ると立ち去った。
そこへ、パプリカを買いに行っていた辰巳沙織(倉科カナ)が戻ってくる。辰巳沙織(倉科カナ)は、立ち去る男の後姿に気付いた。江崎さん(江口洋介)…。
辰巳沙織(倉科カナ)は人並みを書き分けて男を追いかけたが、男を見失ってしまった。
辰巳沙織(倉科カナ)は男を見失ってしまったが、辰巳日出男(風間杜夫)の所へ戻ってきた辰巳沙織(倉科カナ)は、どことなく晴れやかであった。
その日、江崎究(江口洋介)が、どこかの厨房で料理の仕込をしていると、ラジオからニュースが流れてきた。
それは、レストラン「ロカビアンカ」が、カーザ・トリーノから2つ星の評価を得たというニュースだった。2つ星を取得するのは、アジアではロカビアンカが初めてという快挙だった。
ドラマ「dinner(ディナー)」最終回の感想は「dinner(ディナー)-最終回の意味と感想」をご覧ください。
ドラマ「dinner(ディナー)」の原作や主題歌は「dinner(ディナー)の原作と主題歌」をご覧ください。