雲の階段-あらすじとネタバレ

長谷川博己が出演する日本テレビの無資格医師ドラマ「雲の階段」の第1話「渡辺淳一究極傑作-無資格医背徳のメスを愛し抜く2人の女」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

■雲の階段-あらすじ
ある日、伊豆諸島の過疎の島・美琴島の診療所に、ウインチに足を巻き込まれて大怪我をした島民が運ばれてきた。

手術を行う診療所の所長・村木英次(大友康平)は、いつものように、事務員の相川三郎(長谷川博己)を手術室へ呼びつけると、血管の結紮を命じた。

相川三郎(長谷川博己)は動揺しながらも、島民の血管を結紮していく。手術台に横たわる島民は「俺の足、大丈夫だよな。元通りになるよな、若先生」と頼んだ。

手術が終わると、所長・村木英次(大友康平)が「どうして、俺は創外固定ではなく、牽引を選んだ」と問うと、相川三郎(長谷川博己)は「粉砕骨折の箇所があったから」と答えた。

村木英次(大友康平)は「ご名答。ここで出来る最善の処置だ。よく勉強したな」と褒めた。

相川三郎(長谷川博己)は「所長に読めと言われたから、読んでいるだけです。また、器具をお借りしてもよろしいですか」と言い、部屋を後にした。

相川三郎(長谷川博己)が器具を探していると、看護師の鈴木明子(稲森いずみ)が入ってきた。相川三郎(長谷川博己)が鈴木明子(稲森いずみ)に、器具の置き場所を聞くと、鈴木明子(稲森いずみ)は「研究熱心なんですね」と微笑んだ。

一方、事務室では、看護師長の垂水節子(キムラ緑子)が「医師免許の無い人が、オペの助手だよ。上から言われたら、違法行為でも何でもやるわけ」と、くだを巻いて帰って行った。

相川三郎(長谷川博己)は1年半前に美琴島へきた。当初は垂水節子(キムラ緑子)も相川三郎(長谷川博己)をかわいがっており、旦那の東京出張中に自宅に誘ったほどだった。

しかし、相川三郎(長谷川博己)は誘いを断ったため、それ以降、垂水節子(キムラ緑子)は相川三郎(長谷川博己)の事を目の敵にするようになった。

その日の診療時間が終わる。相川三郎(長谷川博己)が探していた器具「消息子(しょうそくし)」を見つけた鈴木明子(稲森いずみ)は、相川三郎(長谷川博己)に消息子を届けに行く。

相川三郎(長谷川博己)は「ちょうど、この長さの消息子が欲しかったんです」と喜んだ。

相川三郎(長谷川博己)はこの島に来てから、瓶の中で船を組み立てるボトルシップを趣味にしており、ペアンや消息子と言った手術道具は、ボトルシップを作るために借りていたのだ。

高卒の事務員・相川三郎(長谷川博己)が村木英次(大友康平)の手術を手伝うようになったのも、ボトルシップが切っ掛けだった。

相川三郎(長谷川博己)がボトルシップの自信作を村木英次(大友康平)にプレゼントしたところ、村木英次(大友康平)は「お前は手が器用そうだ」と言い、それから、相川三郎(長谷川博己)は手術の助手を命じられるようになったのだ。

鈴木明子(稲森いずみ)は「所長は貴方の事が大好きなのよ。嫌なら、断れば良いのよ。違法行為なんだし」と告げると、相川三郎(長谷川博己)は「僕には自分が無いんです」と答えた。

鈴木明子(稲森いずみ)が「前から聞きたかったの。東京に住んでたんでしょ。どうしてこんな所へ来ちゃったの?」と尋ねると、相川三郎(長谷川博己)は口ごもった。

すると、鈴木明子(稲森いずみ)は「ごめんなさい。帰ります」と言い、帰って行った。

鈴木明子(稲森いずみ)が帰宅すると、薬剤師の高岡洋平(萩原聖人)が待っていた。高岡洋平(萩原聖人)は「遅かったじゃん。今日はお父さんの三回忌でしょ」と怒ると、鈴木明子(稲森いずみ)は「それは、来月よ」と笑った。

仏壇に線香を上げ終えた高岡洋平(萩原聖人)が「もう、いいんじゃないか。お父さんも亡くなったんだから、この島に縛られるなくても。東京の病院で働くのが夢だったんでしょ」と話すと、鈴木明子(稲森いずみ)は「もう39歳よ。今更」と答えた。

今度は鈴木明子(稲森いずみ)が「高岡君(萩原聖人)こそ、東京で薬剤師の資格を取ったのに、なんで帰ってきたのよ」と尋ねると、高岡洋平(萩原聖人)は「東京は、もう飽きた」と答えた。

翌日、島民のおばあちゃんが喘息の発作を起こすが、二日酔いでダウンしていた村木英次(大友康平)は「俺はダメだ」と言い、相川三郎(長谷川博己)に往診を命じた。

無資格で医療行為をすることについて、相川三郎(長谷川博己)は「僕で良いのかな」と悩んでいたが、島民は相川三郎(長谷川博己)の事を「若先生」と呼び、慕っており、無事に往診を終える。

一方、診療所では、垂水節子(キムラ緑子)が村木英次(大友康平)に、無免許医師の相川三郎(長谷川博己)の医療行為に抗議していた。すると、村木英次(大友康平)は、美琴島の現状を話した。

美琴島に医者は俺1人だ。俺が倒れたら、どうする。嵐だったら、ヘリは来ない。緊急のオペが必要になったらどうする。俺の同僚が脳梗塞で倒れた。俺がそうなったらどうする。

美琴島に医者が来たがらない理由は、遠いからだけじゃない。自分が病気になったとき、助けてくれる医者が居ないからだ。

雲の階段-あらすじとネタバレの後半」へ続く。

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