TAKE FIVE(テイク・ファイブ)-あらすじとネタバレ
唐沢寿明が出演するTBSの泥棒ドラマ「TAKE FIVE(テイク・ファイブ)-俺たちは愛を盗めるか」の第1話「悪から盗む正義の泥棒VS女刑事の運命-禁断の恋」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
ドラマ「TAKE FIVE(テイク・ファイブ)の原作と主題歌は「Take Five(テイク・ファイブ)の原作と主題歌」をご覧ください。
■Take Fiveのあらすじ
上教大学で心理学を教えた帆村正義(唐沢寿明)が、鍵を開けて研究室に入ると、異変を感じた。誰かこの部屋に入ったのか?一緒に研究室へ入った大学院生・柿沢なな(福田彩乃)は「パンが無い」と騒いでいる。
そのとき、帆村正義(唐沢寿明)が机に置いてある赤い封筒に気づいた。中には、レオナルド・ダビンチの「ルクレツィアの肖像」の写真が入っていた。
帆村正義(唐沢寿明)が周囲の様子をうかがうと、窓から中庭でパンを持ったホームレス(倍賞美津子)を見かけた。
帆村正義(唐沢寿明)が外へ出てホームレス(倍賞美津子)に声をかけると、ホームレス(倍賞美津子)は「ルクレツィアの肖像、1940年、ダビンチの絵だ。東都銀行の担保倉庫にある。昔の血が騒ぐだろ」と言い残して立ち去った。
そのころ、心から窃盗を憎む盗犯課の刑事・笹原瑠衣(松雪泰子)は、東都銀行の秘書・井森久恵からカバンをひったくった火岡均(入江甚儀)を逮捕した。
しかし、被害に遭った東都銀行の秘書・井森久恵が、弁護士持参で警察を訪れ、「盗まれた携帯電話が戻ってきたから」と言い、被害を取り下げたため、火岡均(入江甚儀)は不起訴となった。
その日の夜、投資信託「Hトラスト」が破綻したというニュースが流れた。Hトラストは、東都銀行の頭取が創設した投資信託で、被害団が東都銀行に賠償を求めているのだという。
一方、バーで牛乳を飲んでいた帆村正義(唐沢寿明)は、ホームレス(倍賞美津子)が置いていった「ルクレツィアの肖像」の写真を観ながら、「昔の血が騒ぐ?ありえない」と否定したが、体が勝手に東都銀行の倉庫に忍び込んでいた。
帆村正義(唐沢寿明)は「一目見に来ただけだ」と自分に言い聞かせ、東都銀行の担保倉庫で「ルクレツィアの肖像」を探したが、「ルクレツィアの肖像」は無かった。無いじゃないか、あのばあさんめ。
帆村正義(唐沢寿明)が担保倉庫から脱出しようとすると、新美晴登(松坂桃李)とぶつかった。えっ?泥棒?誰も居るはずの無い担保倉庫で人にぶつかったため、お互いが驚くが、同業者だった。
帆村正義(唐沢寿明)が「何分ある。どうやって入ってきた」と尋ねると、新美晴登(松坂桃李)は「隣のビルの10階の警報を鳴らした。警備員はじいさんで、確認に10分はかかる。このビルも監視カメラの映像を10分間戻した。だから、あと6分はある」と答えた。
すると、帆村正義(唐沢寿明)は「あと5秒も無いぞ」と言い、急いで新美晴登(松坂桃李)を連れて部屋を出た。
しかし、東都銀行の警報が鳴って全てのシャッターが降りたため、帆村正義(唐沢寿明)らは東都銀行の通路に閉じ込められてしまった。
新美晴登(松坂桃李)は「実験したときは10分かかったんだ」と釈明すると、帆村正義(唐沢寿明)は「その実験、今の時間にやらなかっただろ。愛が分からなければ、盗みは止めろ」と呆れた。
隣のビルの警報が作動したため、東都銀行の警備員も隣のビルへ確認に向かったのだが、じいさんの確認が取れたため、警備室へと引き返す。
そのとき、警備員が東都銀行の警備室と連絡を取ったが、居るはずの警備員が監視カメラのモニターに映っていなかったため、映像が10分遅れていることが判明したのだ。
通報により、刑事・笹原瑠衣(松雪泰子)が東都銀行へやってくる。笹原瑠衣(松雪泰子)は「犯人はまだ中に居る」と言い、1つ1つシャッターを開けて、確認していく。
逃げ場の無い帆村正義(唐沢寿明)らは絶体絶命のピンチに陥ったが、天井を通る配管に身を隠し、笹原瑠衣(松雪泰子)らをやり過ごして、東都銀行から脱出した。
笹原瑠衣(松雪泰子)は帆村正義(唐沢寿明)を取り逃がしたが、現場から音楽プレイヤーを発見した。笹原瑠衣(松雪泰子)が再生すると、ジャスの名曲「TAKE FIVE(テイク・ファイブ)」が流れてきた。
この曲を聴いた笹原瑠衣(松雪泰子)は、窃盗団「テイクファイブ」を思いだし、警察署に戻ると、窃盗団「テイクファイブ」に関するスクラップを取り出して眺めた。
翌日、笹原瑠衣(松雪泰子)は本格的に捜査を始めようとするが、捜査は中止となった。東都銀行が「何も取られていない」として、被害届を出さなかったのだ。
しかし、笹原瑠衣(松雪泰子)は、東都銀行がひったくり事件に続いて、侵入事件についても被害届を出さない事を怪しみ、独断で話を聞きに行った。
そして、笹原瑠衣(松雪泰子)は、東都銀行の防犯システムを担当している警備会社「第一セキュリティー」の新美晴登(松坂桃李)から話を聞いた。
新美晴登(松坂桃李)が「犯人は警備システムにハッキングして、侵入する時間を作ったんです。でも、隣のビルの警備員の確認が早かったため、東都銀行への侵入が発覚した。じいさんなのにやりますね」と話した。
すると、笹原瑠衣(松雪泰子)は「猫のおかげよ。警備員は毎日10時に10階の踊り場で猫に餌をあげていたの。その猫の亡くなった飼い主が毎日そうしてたから。あのビルの前オーナーよ」と教える。
それを聞いた新美晴登(松坂桃李)は、帆村正義(唐沢寿明)から「愛が無ければ、盗みなんて止めろ」と言われたことを思い出す。
一方、笹原瑠衣(松雪泰子)は、新美晴登(松坂桃李)が隣のビルの警備員がおじいさんだと知ってる事を不審に思い、新美晴登(松坂桃李)を怪しんだ。
その日、刑事・岩月櫂(稲垣吾郎)が上司・増田公造(でんでん)に、警察署のある口座への入金が続いていることを報告すると、上司・増田公造(でんでん)は「よくみつけたな。それは誰の仕業か分かってる。もう処分されたんだ」と教えた。
そして、上司・増田公造(でんでん)は「お前を欲しがっている部署がある」と言い、刑事・岩月櫂(稲垣吾郎)を盗品倉庫課への移動を命じた。あからさまな左遷だった。
ある日、火岡均(入江甚儀)の父親が自殺未遂を起こした。火岡均(入江甚儀)は「正義兄さん」と慕う帆村正義(唐沢寿明)に、父親が投資信託「Hトラスト」の破綻で退職金や貯金を全て失った事を明かした。
そして、火岡均(入江甚儀)は「東都銀行は半年前から、Hトラストが破綻することを知って、お金を集めてたんだ。東都銀行の機密部に証拠があるらしい。俺は情報が欲しくて、秘書の携帯を盗んだが、素人だから直ぐに捕まっちゃって」と嘆いた。
火岡均(入江甚儀)の祖父は帆村正義(唐沢寿明)と一緒に窃盗団「テイク・ファイブ」として活躍しており、火岡均(入江甚儀)は帆村正義(唐沢寿明)に「テイク・ファイブに入るのが夢だった」と訴えるが、帆村正義(唐沢寿明)は「もう盗みは止めたんだ」と断った。
しかし、帆村正義(唐沢寿明)は「ルクレツィアの肖像」の件もあるため、思い直すと、「覚悟はあるか」と言い、火岡均(入江甚儀)をテイク・ファイブに入れた。
「TAKE FIVE(テイク・ファイブ)-あらすじとネタバレの後編」へ続く。