美山加恋の出生の秘密
松下奈緒が出演するフジテレビの旅館ドラマ「鴨、京都へ行く。老舗旅館の女将日記」の第3話「人力車が運ぶ、亡き母の想い」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「鴨、京都へ行く。第3話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■鴨、京都へ行く。第3話のあらすじ後編
その日の夜、塩見鞠子(かたせ梨乃)は上羽鴨(松下奈緒)に「安永様(江波杏子)がお休みになられたので、私はこれで失礼します。安永様の事で何かありましたら、ご連絡をお願いします。あと、戸締まりはお願いします。それくらいは出来ますよね」と告げて帰った。
やがて、間山紗江(堀内敬子)らも帰り、上羽鴨(松下奈緒)が戸締まりしていると、客室から、うめき声が聞こえてくる。上羽鴨が客室に駆けつけると、安永真知子(江波杏子)が苦しんでいた。
上羽鴨(松下奈緒)は「直ぐに鞠子さん(かたせ梨乃)に連絡します」と告げたが、安永真知子(江波杏子)は「あの人には知らせないで。私が病院に運ばれたと知ったら、自分を責めると思う」と頼んだ。
衣川周平(椎名桔平)が119番通報するが救急車は渋滞に巻き込まれており、かなりの時間がかかるということだった。
上羽鴨(松下奈緒)は「近くの病院まで運ぶ」と言うと、衣川周平(椎名桔平)は「一番近い細身医院まで3キロはある。それに、この様子だと動かさない方が良い」と止めた。
すると、上羽鴨(松下奈緒)は「じゃー、私がお医者さんを連れてきます」と言い、細身医院へ行き、医者を連れてきた。無事に医者の診察も終わり、安永真知子(江波杏子)の様態も安定した。
上羽鴨(松下奈緒)が塩見鞠子(かたせ梨乃)には連絡していないことを告げると、安永真知子(江波杏子)は塩見鞠子(かたせ梨乃)との関係について話し始めた。
塩見鞠子(かたせ梨乃)は、安永真知子(江波杏子)の息子の嫁だったが、息子の火遊びで離婚していた。離婚以降、安永真知子(江波杏子)は毎年、老舗旅館「上羽や」に泊まりに来ているのだという。
その後、大場弓香(美山加恋)が警察に補導されて老舗旅館「上羽や」へ戻ってくるが、大場夏美(いしのようこ)は大場夏美(いしのようこ)を探しに行ったままだった。
上羽鴨(松下奈緒)は大場弓香(美山加恋)に「良いお母さんじゃない。私の母親なんて、私がインフルエンザで40度の熱が出ても、旅館で働いてて、帰ってこなかったのよ」と話した。
そこへ、大場夏美(いしのようこ)が戻ってきて、「どこに居たの」と怒ると、大場弓香(美山加恋)は「ここに居たくないの。私、この旅館が嫌い」と答えた。
すると、大場夏美(いしのようこ)は大場弓香(美山加恋)をビンタし、「貴女はこの旅館が無ければ、生まれてこなかったのよ」と言い、話し始めた。
14年前、出産予定日を1ヶ月後に控えた大場夏美(いしのようこ)は、最後の贅沢をするため、老舗旅館「上羽や」に宿泊したが、その日の夜に大場夏美(いしのようこ)は急に産気づいだ。
救急車を呼ぼうとしたが、渋滞で救急車はなかなか来なかった。すると、女将・上羽薫(市毛良枝)は「私を取り上げてくれた助産師さんが奥屋通りに居ます。その人を呼んできた方が早い」と言い、着物のまま駆けていき、助産師を背負って戻ってきた。
老舗旅館「上羽や」の客室で大場夏美(いしのようこ)の出産が行われたが、難産だったため、大場夏美(いしのようこ)は「もう嫌だ。無理。この子には父親が居ない。生まれてきても苦労するだけ」と弱音を吐いた。
すると、女将・上羽薫(市毛良枝)は「私にも娘が居ますが、ほっらかしてるから、私を嫌ってます。ただ、あの子が生まれてなかったら、こんな辛い仕事はとっくに投げ出してます。子供は自分の宝物になる。だから、頑張って」と励ました。
全てを話した大場夏美(いしのようこ)は、「その日の朝、この子が生まれたんです。女将さんには感謝してもしきれません」と話した。
上羽鴨(松下奈緒)が客室を出ると、峰岸鼓太郎(笹野高史)が生け花を眺めていた。
上羽鴨(松下奈緒)が「ご存じだったんですよね、大場様(いしのようこ)のこと」と尋ねると、峰岸鼓太郎(笹野高史)は「大変な1日でしたからね。ただ、凄いのは薫さん(市毛良枝)です。朝まで出産に立ち会ったあと、そのまま働き出したんです」と話した。
その日、上羽鴨(松下奈緒)はインフルエンザで40度の熱を出していたが、上羽薫(市毛良枝)は「免疫が付いてちょうど良いわ」と言い、自宅には帰らず、老舗旅館「上羽や」で働いていたのだという。
上羽鴨(松下奈緒)は「そのことをご存じだったから、大場様(いしのようこ)のご予約を取られたんですか?」と尋ねたが、峰岸鼓太郎(笹野高史)は何も答えずに立ち去った。
その後、上羽鴨(松下奈緒)が女将の部屋に居ると、大場弓香(美山加恋)がやってきた。上羽薫(市毛良枝)の仏壇に線香を上げて、手を合わせた。
上羽鴨(松下奈緒)が「どうしてこの旅館が嫌だったの?」と尋ねると、大場弓香(美山加恋)は「うちは貧乏でさ、それなのにこんな高級旅館に泊まるなんて、意味分からないじゃん。こんな所に泊まるより、あの人に楽をしてもらった方がマシだと思ったから」と答えた。
翌日、安永真知子(江波杏子)が帰る。上羽鴨(松下奈緒)らが見送ると、安永真知子(江波杏子)は上羽鴨(松下奈緒)に「ありがとう」と礼を言い、帰って行った。
塩見鞠子(かたせ梨乃)には「ありがとう」の意味が分からず、峰岸鼓太郎(笹野高史)に「私が帰ったあと、何かあったんですか」と尋ねると、峰岸鼓太郎(笹野高史)は「お嬢さんは、ほんまに薫さん(市毛良枝)にそっくりです」と答えた。
その後、塩見鞠子(かたせ梨乃)は衣川周平(椎名桔平)に呼び出され、老舗旅館「上羽や」を売却後の女将への就任を正式に要請するが、塩見鞠子(かたせ梨乃)は「お嬢さんは、ほんまに薫さん(市毛良枝)にそっくりです」という言葉が気に掛かり、要請を断った。
一方、大場夏美(いしのようこ)と大場弓香(美山加恋)も、上羽鴨(松下奈緒)に礼を述べて帰った。
2組の予約客が帰り、2組が帰るまでという条件で働いていた仲居の間山紗江(堀内敬子)らも帰ろうとする。
すると、上羽鴨(松下奈緒)は「ごめんなさい。仲居さんの仕事をやってみて、痛いほど分かったんです。皆さんが旅館に必要な人だと。だから、旅館を建て直すために、力を貸してください」と頭を下げた。
上羽鴨(松下奈緒)は財務省を辞めて、旅館業に専念するのだという。
間山紗江(堀内敬子)が「お気持ちは分かりますが、鞠子さん(かたせ梨乃)が戻らない限りは私たちも」と断ると、塩見鞠子(かたせ梨乃)が現れ、「私なら、もう戻ってます。それなら、みんな文句はないんやね」と告げた。
そして、塩見鞠子(かたせ梨乃)は上羽鴨(松下奈緒)に「貴女には女将をやってもらいます。『上羽や』の跡取りは鴨さん(松下奈緒)です」と告げ、女将を任せた。
ただ、塩見鞠子(かたせ梨乃)は「いきなり女将がつとまるわけ無いでしょ。仲居の下から初めてもらいます」と言い、上羽鴨(松下奈緒)に次々と雑用を押しつけたのであった。
ドラマ「鴨、京都へ行く。老舗旅館の女将日記」の原作と主題歌は、「鴨、京都へ行く。老舗旅館の女将日記-原作と主題歌」をご覧ください。