TAKE FIVE(テイク・ファイブ)-第2話の感想
稲垣吾郎が出演するTBSの泥棒ドラマ「TAKE FIVE」の第2話「愛の値段-5人目は誰?逮捕」の感想です。
ドラマ「TAKE FIVE」の第2話のあらすじとネタバレは「TAKE FIVE-第2話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■TAKE FIVE-第2話の感想
ドラマ「TAKE FIVE」の第2話は面白かったが、ストリーが雑に思えた。細かなところを気にしなければ、楽しめるドラマだと思うが、私には物足りない。
第2話は、学習塾「相良ビジネススクール」が計画倒産するストーリーで、窃盗団「TAKE FIVE」は相良ビジネススクールの理事長・相良光代(田中美奈子)の隠し財産を盗んだが、お金は全額、被害者に返済した。
私が気になったのは、盗んだお金を全額、被害者に返済した点だ。
第1話では、投資ファンド「Hトラスト」が破綻したため、Hトラストを創設した東都銀行の頭取がターゲットになったが、頭取は逮捕されただけで、Hトラストの被害者は誰も救済されていない。
火岡均(入江甚儀)の父親はHトラストに騙されて大金を失ったため、自殺未遂まで起こしたのに、窃盗団「TAKE FIVE」はデータを盗んだだけだった。
だから、窃盗団「TAKE FIVE」は頭取の財産を盗まなかったため、そういう方向性の義賊なのかと思っていたが、第2話で相良光代(田中美奈子)から隠し財産を盗んでいたので、第1話のHトラストの被害者がかわいそうで、バランスが悪いように思えた。
まだHトラストの件には続きがあるのだろうか。岩月櫂(稲垣吾郎)が追求している警察の裏口座も、東都銀行に開設されており、東都銀行には何か謎があるような気がする。
東都銀行は、犯罪者御用達として描かれる事の多いスイス銀行のような役割になるのだろうか。
さて、ドラマ「TAKE FIVE」で疑問に思ったのは、第1話も第2話も、単なる「噂」を元に窃盗団「TAKE FIVE」が盗みに入っている点だ。
第1話は出所不明の噂で、第2話はインターネット掲示板の書き込みだった。
仮にも、天下に名を馳せた大泥棒「TAKE FIVE」が、出所不明の情報源を頼りに、盗みに入るには疑問が残る。
出所不明の噂が本当は嘘で、嘘の噂を信じた大泥棒「TAKE FIVE」がピンチに陥るというエピソードでも用意されているのだろうか。
インターネットの情報を信じて泥棒に入るのが今風なのかもしれないが、胡散臭いプロの情報屋みたいなキャラが居た方が、ドラマに厚みが出るように思えた。
ドラマ「TAKE FIVE」の第2話は岩月櫂(稲垣吾郎)の「きちんとしておかなければ気が済まない」というキャラクターは面白かったが、全体的に雑な部分が気になる。
ドラマ「TAKE FIVE」がTBSの木曜9時枠や月曜8時枠なら、面白いと評価するのだが、TBSの金曜10時枠と日曜9時枠は期待しているドラマ枠なので、ドラマ「TAKE FIVE」では物足りない。
ドラマ「TAKE FIVE」の原作と主題歌は「Take Five(テイク・ファイブ)の原作と主題歌」をご覧ください。