空飛ぶ広報室-最終回と結末と犯人の予想

新垣結衣が出演する航空自衛隊ドラマ「空飛ぶ広報室」の第8話「運命が変わる2秒間」を見た最終回と犯人の予想です。

ドラマ「空飛ぶ広報室」の第8話のあらすじとネタバレは「空飛ぶ広報室-第8話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■空飛ぶ広報室の犯人の予想
ドラマ「空飛ぶ広報室」の第8話を観たので、最終回と犯人の予想をしておく。ここでいう犯人とは、稲葉リカ（新垣結衣）の父親を殺した人物である。

稲葉リカ（新垣結衣）によると、稲葉リカ（新垣結衣）の父親は新聞記者で、稲葉リカ（新垣結衣）が小学生の時に事故で死んだ。父親は、バイクで居眠り運転をして自損事故を起こして死んだのだという。
稲葉リカ（新垣結衣）の母親は父親の死について、「あの人は好きなことをして死んだから良いんだ」とアッケラカンとしているという。

本当に稲葉リカ（新垣結衣）の父親はバイクで居眠り運転をして、自損事故を起こして死んだのだろうか。私はバイク事故で死んだとは思えない。稲葉リカ（新垣結衣）の父親は何者かに殺されたのではないか。

さて、稲葉リカ（新垣結衣）の父親を予想するうえで、重要なキーワードが2つある。それは、「新聞記者」と「小学生」だ。

自衛隊は陸・海・空に別れており、それぞの体質を表す標語がある。さらに、記者クラブを表す言葉もある。それが以下の4つである。

陸上自衛隊…用意周到、動脈硬化
海上自衛隊…伝統墨守、唯我独尊
航空自衛隊…勇猛果敢、支離滅裂
記者クラブ…浅学非才、馬鹿丸出し

この4つの標語を考えたのは、過去に防衛省へ出入りしていた記者だという。この標語を考えた記者は、当然、稲葉リカ（新垣結衣）の父親だろう。これが1つめのキーワード「新聞記者」だ。

さて、2つめのキーワードは「小学生」だ。稲葉リカ（新垣結衣）の父親は、稲葉リカ（新垣結衣）が小学生の時に死んだ。

実は、稲葉リカ（新垣結衣）が小学生のとき、大きな出来事が起きている。それは、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災だ。

そう考えると、稲葉リカ（新垣結衣）の父親は、バイクで居眠り運転をして単独事故を起こしたのではなく、阪神・淡路大震災を取材中に死んだのだろう。

つまり、稲葉リカ（新垣結衣）の父親を殺した犯人は阪神・淡路大震災であり、地震こそがドラマ「空飛ぶ広報室」の真犯人なのである。

さて、阪神・淡路大震災が発生した日、鷺坂正司（柴田恭兵）の妻も死んだ。鷺坂正司（柴田恭兵）の妻の死因は、手術後の経過が悪かったためであり、地震は死因に関係無い。

鷺坂正司（柴田恭兵）は最後に妻に会ったとき、笑顔で出勤し、妻も笑顔で送り出した。

おそらく、稲葉リカ（新垣結衣）の母親は父親を笑顔で送り出し、父親も笑顔で出て行ったのだろう。だから、稲葉リカ（新垣結衣）の母親は父親の死を前向きに捕らえているのだと思う。

ひとつ付け加えるなら、稲葉リカ（新垣結衣）の父親と鷺坂正司（柴田恭兵）と阿久津守（生瀬勝久）の3人は古い友人だろう。

■空飛ぶ広報室の最終回と結末の予想
以上の予想を踏まえて、ドラマ「空飛ぶ広報室」の最終回と結末を予想してみる。

奇しくも、死んだ父親と同じ道を歩んで報道記者になった稲葉リカ（新垣結衣）は、ある事件を切っ掛けに情報番組のディレクターへと左遷され、航空自衛隊に密着することになった。

そして、稲葉リカ（新垣結衣）は、広報室の空井大祐（綾野剛）と出会い、不器用ながらも愛を深め、結婚した。

新婚当日、稲葉リカ（新垣結衣）と空井大祐（綾野剛）の2人は新婚初夜を迎える準備をしていたが、空井大祐（綾野剛）に緊急招集がかかった。

2011年3月11日14時46分、三陸沖でマグニチュード9の地震が発生したのだ。これが東北地方太平洋沖地震である。

空井大祐（綾野剛）は「2秒だけください」といい、稲葉リカ（新垣結衣）にキスをすると、笑顔で基地へと向かった。稲葉リカ（新垣結衣）も笑顔で空井大祐（綾野剛）を送り出す。

しかし、1週間後、空井大祐（綾野剛）は遺体となって帰ってきた。稲葉リカ（新垣結衣）は、地震で父親を失ったときと同じく、地震で夫・空井大祐（綾野剛）を失ったのだ。

ただ、稲葉リカ（新垣結衣）は、無言で帰宅した空井大祐（綾野剛）を見ても、心は晴れやかであった。

3年後、稲葉リカ（新垣結衣）の姿は福島県にある飛行場にあった。稲葉リカ（新垣結衣）は飛行機に乗り込むと、福島県の上空へ上がり、猪苗代湖の上空に来ると、稲葉リカ（新垣結衣）は空井大祐（綾野剛）の灰を撒いた。

こうして、コードネーム「スカイ」を名乗った空井大祐（綾野剛）は、大好きな空へと帰ったのだ。

そして、空井大祐（綾野剛）の灰を撒き終えた稲葉リカ（新垣結衣）は猪苗代湖の中心で空井大祐（綾野剛）に愛を叫ぶのであった、という最終回を迎えると予想する。

原作小説「空飛ぶ広報室」のあらすじとネタバレが知りたい方は、「原作小説「空飛ぶ広報室」のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

• 2013/06/03