黄金の豚はつまらない
ドラマ「黄金の豚 会計検査庁 特別調査課」第2話「警察ヤミ宴会に喝!」の感想と視聴率です。第2話のあらすじは「黄金の豚・第2話のあらすじをご覧下さい。
第2話の視聴率は14.2%だった。第1話がつまらなかったので第2話の視聴率は10%を割れると思っていたが、予想よりも視聴率が落ちていないので驚いた。
第2話は、堤芯子(篠原涼子)らが東京警察署の機密費流用疑惑を調査する話だった。堤芯子を補導したことがある堺刑事(渡辺哲)から受け取った手帳を元に、堤芯子は東京警察署に乗り込み、警察庁長官が機密費12万円の流用を認めて終わった。
手帳を渡した堺刑事はどうして機密費の詳細な流れを知っているのかも疑問だし、退職の前日に逮捕された堺刑事がその後、どうなったのかも不明で、ドラマの後味が悪かった。
4年前に少女・橋本香帆(石井香帆)が左腕を失った事件と東京警察署の機密費流用とを結び付けるのも無理矢理で、意味が分らなかった。
東京警察署署長の竹中誠治朗(高橋長英)が、内部に裏切り者が居ると言い、堺刑事の処分を命じるが、竹中誠治朗はなぜ堺刑事が裏切ったことを知っているのか、意味が意味が分らなかった。
左腕を失った少女・橋本香帆(石井香帆)が東京警察署で敬礼するシーンがあるが、橋本香帆の目的が分らない。橋本香帆は事故の責任を警察に追及しているわけでもないし、警察に補償を求めているわけではない。橋本香帆が敬礼しても、工藤優(岡田将生)に命令されて敬礼しただけにか見えなかった。
もし、少女の敬礼が感動させる目的のシーンであるのなら、橋本香帆の心境を描かなければ成立しないと思う。
堤芯子(篠原涼子)は東京警察署では年間1200万円、36年で4億3200万円、全国の警察署で計何兆円と言った後に、12万円を請求するので、12万円が小さく感じてしまう。これは初めから一貫して12万円を追求するべきだと思う。
それに、堤芯子の決め台詞は「金返せ」なのだが、詐欺師に「金返せ」と言われても、失笑していまう。