空飛ぶ広報室-第9話のあらすとネタバレ
綾野剛が出演するTBSの航空自衛隊ドラマ「空飛ぶ広報室」の第9話「つのる想い・あふれる涙」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
ドラマ「空飛ぶ広報室」第8話のあらすじとネタバレは「空飛ぶ広報室-第8話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
ドラマ「空飛ぶ広報室」の原作と主題歌は「空飛ぶ広報室-原作と主題歌」をご覧ください。
■空飛ぶ広報室-第9話のあらす
北海道の入隊説明会は大成功し、空井大祐(綾野剛)らが制作したプロモーションビデオを自画自賛したが、夕刊のコラムで「戦争賛美に他ならない」と批判されていた。
片山和宣(要潤)が「あのビデオから戦争賛美って」と呆れると、鷺坂正司(柴田恭兵)は「つつこうと思えば、どこからでもつつけるからな」と顔をしかめた。
そのようななか、夕刊で自衛隊のプロモーションビデオを「戦争賛美」と批判したNPO法人「はたらく市民の会」代表・小日向耕三が、帝都テレビの情報番組に出演した。
小日向耕三はテレビ番組で、「自衛隊が求人に来まして、そのPRビデオが父と娘の美談でした。さもいい話のように作ってるわけですよ。ドキュメンタリー風に。ああいう手法は便利なもので、創作でも本当のように見える」と自衛隊を批判した。
小日向耕三はさらに持論を展開したが、番組ディレクターも呆れてCMを入れ、コーナーを打ち切る。
広報室でテレビ番組を見ていた鷺坂正司(柴田恭兵)は「個人の主義主張としては何を言っても自由だけど、一方的すぎたね」と呆れる。
片山和宣(要潤)は「司会のフォローが欲しかったな」と呆れると、空井大祐(綾野剛)は「まだ番組は終わってません。稲葉さん(新垣結衣)が居る帝都テレビですよ。大丈夫ですよ。必ずフォローしてくれます」と主張した。
鷺坂正司(柴田恭兵)は「フォローがあったとしても、抗議の申し入れをする。要点は2カ所。1つ目はPVが捏造かのような印象を視聴者に与えたこと。2つめは、我々の隊員募集活動が社会的弱者の搾取であるという一方的な意見で語られたこと」と言い、抗議文の作成を指示した。
そうこうしていると広報室の電話が鳴り始める。テレビ番組に出演した小日向耕三の発言についての問い合わせの電話だった。電話は次から次へと鳴り、片山和宣(要潤)らは対応に迫られる。
テレビ番組は小日向耕三の発言について訂正も謝罪も無いまま終わり、空井大祐(綾野剛)は拳を握りしめた。
鷺坂正司(柴田恭兵)は帝都テレビに抗議文を提出し、「番組内の謝罪とHPでの謝罪」を求めたが、帝都テレビは謝罪も訂正も行わないことを正式に決定し、航空自衛隊広報室に通知した。
問題のテレビ番組を観た稲葉リカ(新垣結衣)は、阿久津守(生瀬勝久)に「やらせじゃないって事くらいフォローするべきです」と訴えたが、阿久津守(生瀬勝久)は「ゲストの発言に謝罪できるはずないだろ。これは社の決定だ」と言い、取り合わなかった。
一方、広報室には次から次へと電話がかかってくる。鷺坂正司(柴田恭兵)は「素晴らしい。これだけの人が直接、電話をくださってる。喜ばしいことじゃないか。誠実に対応するように」と片山和宣(要潤)らに指示し、鷺坂自らも電話に対応した。
その後、片山和宣(要潤)と空井大祐(綾野剛)の2人は、PVに出演した芳川秋恵(南明奈)に謝罪し、「PVの上映を中止することも出来ます。元々、PVは昨年の物で代用するという話しだったので」と告げた。
しかし、芳川秋恵(南明奈)は「そのまま使ってください。ここで引き上げたら、本当にヤラセだと思われます。大丈夫です、私は」と答えた。
その日の夜、空井大祐(綾野剛)と芳川秋恵(南明奈)の2人がバーで旧交を温める。片山和宣(要潤)が気を利かせて、空井大祐(綾野剛)に1万円を渡し、「飲みに行ってこい」と命じたのだという。
芳川秋恵(南明奈)は気丈に振る舞っていたが、空井大祐(綾野剛)に「私は自分の仕事に誇りを持っています。職場の人を尊敬しています。でも、世の中には私たちのことを認めてくれない人達も居るんですよね。他の職業ならこんな風に言われなかった。あれは、私のお父さんの話です」と本音を漏らし、涙をこらえた。
一方、空井大祐(綾野剛)からのメールや電話を無視し続けていた稲葉リカ(新垣結衣)は、帝都テレビ報道局室長の部屋を訪れていた。
稲葉リカ(新垣結衣)は報道局室長に、「これは私がディレクションしたVTRです。創作だと指摘されたPVに登場する空自の女性を取り上げた番組です。これを観て頂ければ、創作ではないとハッキリ分かります」と言い、DVDと意見書を手渡した。
稲葉リカ(新垣結衣)が報道局室長の部屋を出ると、携帯電話に空井大祐(綾野剛)からの着信がある。しかし、稲葉リカ(新垣結衣)は「ごめん、もうちょっと待って」と携帯電話に謝り、電話には出なかった。
翌日、空井大祐(綾野剛)は「悪いイメージを持たれたら、言いイメージをもってもらうしかないですよね。こういう時こそ勇猛果敢・支離滅裂です」と言い、企画の営業行脚を始め、テレビ局を訪れた。
しかし、ディレクターは「面白い企画だけど、時期が悪い。ネットで話題になってますよね。バラエティーに政治を持ち込むのは、ちょっとね。ほとぼりが冷めたら、また来てください。その時は協力できるかもしれません」と言い、断った。
一方、阿久津守(生瀬勝久)は稲葉リカ(新垣結衣)を呼び出し、「本社の決定が一社員のこんな物で覆るはずがないだろ。お前を空自の担当から外す。密着取材は中止だ」と命じた。
稲葉リカ(新垣結衣)が「何かの圧力ですか」と反論すると、阿久津守(生瀬勝久)は「違う。俺の判断だ。室長はきちんと読んで、報道局内で訴状に載せてくれた。お前の一方的な意見書をな。お前の視点は空自に立ちすぎだ。一方的に批判したゲストと変らない。お前の作ったVTRもお蔵入りになるかもしれない」と告げた。
「空飛ぶ広報室-第9話のあらすとネタバレの後編」へ続く。