黒木慶次郎のカテーテルによる大動脈弁留置術

ドラマ「医龍3 Team Medical Dragon」の第3話「裏切りの公開手術!起死回生をかけてチームドラゴンが難手術に挑む」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。このページは「医龍3-第3話のあらすじ」からの続きです。

ロス手術は血流が悪くなった大動脈弁を取り除き、肺動脈を置換し、肺動脈に人工弁を埋め込む、難しい手術だった。

機械弁を使用すれば血液が固まりにくくする薬「バーファリン」を一生飲み続ける必要がり、生理時の出血が多くなり、出産時にも危険が生じる恐れがあった。生体弁を使用する場合は、心臓が成長すれば再手術する必要があった。15歳の少女というQOLを考えれば、ロス手術が最適だった。

しかし、山内遥(金澤美穂)は手術中にカメラで映されることを気にしていた。朝田龍太郎は患者の医師を尊重するように進言するが、これ以上内科の好きにはさせられないと焦っていた加藤晶(稲森いずみ)は耳を貸さなかった。

加藤晶は、ライブデモンストレーションを中止すれば執刀医は別の医師になり、ロス手術は行えないと説明し、山内遥(金澤美穂)から同意書を取り付けた。

ライブデモンストレーションの当日。オペ室の様子がカメラに映った。執刀医の朝田龍太郎(坂口憲二)が手術しつに現れた。カメラに不安を覚える山内遥を見た朝田龍太郎は荒瀬門次(阿部サダヲ)に命じて、全てのカメラを切ってしまった。

会場にいた鬼頭笙子(夏木マリ)と加藤晶(稲森いずみ)とが激怒して手術観覧室へ駆けつけた。朝田龍太郎は「俺の手術が見たければ手術観覧室に来い」と言い、相手にしなかった。

会場に残った野口賢雄(岸部一徳)は、「バラク・オバマは抹茶アイスが好きだで、そのおかげてオバマと親しくなった」と演説するが、客席から大ブーイングが起きていた。

ロス手術が始まった。大動脈弁輪と肺動脈弁輪との大きさが違ったが、朝田龍太郎は小さい大動脈弁輪に切り込みを加えて、混縫法(こんのう法)でサイズの違う弁輪を縫い付けた。

さらに、朝田龍太郎は、摘出した大動脈弁に切り込みを入れて成形し、肺動脈弁として再利用するルートスイッチ法で、肺動脈弁を再現した。朝田龍太郎はルートスイッチ法を用いることにより、人工弁を使った場合に生じる再手術の可能性を無くしたのだった。

手術は無事に終了し、加藤晶(稲森いずみ)がライブデモンストレーション会場へ戻ると、世界一のカテーテル医・黒木慶次郎(遠藤憲一)が、日本初となるカテーテルによる大動脈弁留置術のデモンストレーションを行っていた。「医龍3-第3話の感想」へつづく

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