雲の階段-最終回の結末ネタバレ
長谷川博己が出演する無資格医ドラマ「雲の階段」の最終回(第10話)「衝撃の結末!無資格医の僕が帰る場所」のあらすじとネタバレの結末ネタバレ編です。
このページは「雲の階段-最終回のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■雲の階段-最終回の結末ネタバレ
ある日、裁判(第3回公判)が行われた。相川三郎(長谷川博己)は証言台に立ち「僕はやらされていたのではありません。むしろ、やれることが嬉しかった」と証言した。
相川三郎(長谷川博己)は「僕なら、目の前に居る病気や怪我で苦しんでいる人を助けてあげることが出来る。そういう価値のある人間になれたんだ。たとえ、それが偽者でも。でも、そういう自分のエゴで、どれほどの人を巻き込み、傷つけることになってしまったか」と言い、謝罪した。
ある日、高岡洋平(萩原聖人)が鈴木明子(稲森いずみ)に「弁護士さんに届けて」と言い、署名を渡した。
高岡洋平(萩原聖人)は鈴木明子(稲森いずみ)に内緒で、美琴島診療所の存続や、相川三郎(長谷川博己)の減刑を嘆願する署名を集めていたのだという。
そして、高岡洋平(萩原聖人)は「明子(稲森いずみ)は島に帰るんだろ。俺は東京に残るよ。いざとなれば薬剤師の資格もあるし」と話した。
一方、野上雅樹(青柳翔)は田坂亜希子(木村文乃)の元を訪れ、「田坂総合病院を売却して、地方で診療所を始めるとか。僕も良いですか?一緒に」と頼んだ。
野上雅樹(青柳翔)は田坂亜希子(木村文乃)の顔に貼っている絆創膏を剥ぐと、「この傷跡は綺麗に消すことが出来ると思います。僕に任せてもらえませんか?」と告げた。
他方、拘置所に入れられている相川三郎(長谷川博己)は、昼食の箸を使って手術のイメージトレーニングをしていると、刑務官に「うるさい」と注意された。
ある日、美琴島へ戻った鈴木明子(稲森いずみ)は、「あの頃の私は、貴方が医者でいてくれさえすれば、この島に居続けてくれると信じていた。医療に夢中になっている貴方を見て居るのが好きだった」と思った。
一方、拘置所に居る相川三郎(長谷川博己)は「あんなに夢中になれたのは初めてだった。でも、それは、いつかは失われてしまうものだと分かっていた。初めから、そこに無い物を掴もうとしていたのだから」と思った。
鈴木明子(稲森いずみ)は「怖かった。貴方が、やっと見つけた大切なものを失ったとき、どうなってしまうのか」と思った。
相川三郎(長谷川博己)は「そして、全てを失った。運命だと思えたものは、運命ではなかった。でも、僕はあの島で、もう1つの運命に出会っていたんだ。貴女という、僕が迷わず帰れる場所に」と思った。
鈴木明子(稲森いずみ)は「おかえりなさい。ただいま。そんなささやかな言葉を幸せなんだって思える場所」と思うと、相川三郎(長谷川博己)は「でもそれは、今の僕に許されるだろうか」と思った。
ある日、裁判の判決公判が開かれる。相川三郎(長谷川博己)には、懲役1年・執行猶予3年の有罪判決が言い渡された。
相川三郎(長谷川博己)は裁判が終わると、鈴木明子(稲森いずみ)に電話し、「許してもらえますか?僕が帰ることを」と尋ねると、鈴木明子(稲森いずみ)は瞳を潤ませながら「はい」と答えた。
相川三郎(長谷川博己)は電話を切ると、田坂雄一郎(内藤剛志)に声をかけられ、港のベンチに座って話す。
田坂雄一郎(内藤剛志)は「君は梶井基次郎の小説『檸檬(レモン)』を読んだことがあるかね?青年はたまたま1つのレモンを手に入れ、その香りに魅せられる。青年はレモンを手に、住む世界が違うと人達の集いに立ち入り、レモンを置く。青年は、そのレモンが爆発すれば良いのに、という幻想を抱く」と話した。
そして、田坂雄一郎(内藤剛志)は「君は無資格医というレモンを手にした。私には分かる。君はまだレモンを手放していない。君のその手は、まだレモンを握っている。君はまた偽医者を続ける」と告げた。
相川三郎(長谷川博己)は「僕はもう」と釈明しようとすると、田坂雄一郎(内藤剛志)は「僕には分かるんだよ。俺はお前だ。お前は俺なんだよ」と言い、メスで相川三郎(長谷川博己)の横腹を刺した。
そして、田坂雄一郎(内藤剛志)は血の滴るメスを握りしめて、どこかへ立ち去った。
相川三郎(長谷川博己)はベンチに座ったまま、意識が遠くなるのを感じ、やがて、目を閉じた。
一方、部屋でボトルシップを眺めていた鈴木明子(稲森いずみ)は、船の汽笛が聞こえてくると、「お帰り」と言い、港へと向かった。
ある日、どのかの島の海岸で、少年が弟おんぶして走っていた。少年はフランス語で「もう少しだ。日本人のお医者さんに診てもらえるからな」と、弟を励ましている。
そして、弟をおんぶした少年は、白衣を着た男性(長谷川博己)に駆け寄り、弟の診察を頼む。
すると、弟の傷を診た男性(長谷川博己)は「大丈夫だ。診療所へ行こう」と言い、弟を抱っこして、診療所へと向かったのであった。
コメント欄
UPありがとうございました。
疲れ切って寝てしまい、あ〜雲の階段最終回が…と、がっかり。
三郎、あきことアキコ、色々もやもやしますが、とりあえず野上君だけは、いい人だったのね…ッてとこれです。
最後の島での会話は、英語じゃなく仏語。
■ogawaさんへ
ご指摘ありがとうございます。英語をフランス語に訂正しました。
今日、八重の桜…再放送を見て、この雲の階段の、ひげ顔と同じ時期の撮影だったのかも…と思い、博己さんを見つめてました。(笑)
生きてて、そして、原作のように、日本脱出じゃ無いことが、よかった…と思える終わり方でしたね。