半沢直樹の引当金と真犯人の予想
香川照之が出演するTBSの倍返しドラマ「半沢直樹」の第7話「半沢が土下座する!絶体絶命の大ピンチ」の感想と真犯人の予想です。
ドラマ「半沢直樹」第7話のあらすじとネタバレは「半沢直樹-第7話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■半沢直樹-第7話の感想と犯人の予想
ドラマ「半沢直樹」は面白いが、難しい。ドラマ「半沢直樹」の第7話を見ても、引当金の設定が理解できなかった。
東京中央銀行は伊勢島ホテルに200億円の融資を行った。しかし、伊勢島ホテルは株式投資で120億円の損失を出しており、金融庁検査で伊勢島ホテルが実質破綻企業と判断された場合、東京中央銀行は1500億円の引当金を積まなければならない。
引当金は経費として計上されるため、東京中央銀行は1500億円の引当金を計上すると、利益が半減し、株価の暴落を招き、経営基盤が揺らぐ恐れがある。
このため、伊勢島ホテル担当の半沢直樹(堺雅人)はかげず利回り、120億円の損失穴埋めをしてあり、伊勢島ホテルの経営再建に奔走したりしている。
ドラマ「半沢直樹」を見ていて理解できないのは、東京中央銀行は200億円しか融資していないのに、1500億円の引当金を積まなければならない点だ。
この引当金について、ドラマ「半沢直樹」の第7話で何らかの状況説明があるのかと思っていたが、第7話でも引当金についての状況説明が無かった。
引当金は、融資先が倒産した時のため準備金なので、伊勢島ホテルに200億円しか融資していないのであれば、引当金は最高でも200億円になる。
しかし、金融庁の黒崎駿一(片岡愛之助)が提示した引当金の額は1500億円なので、逆算すると、東京中央銀行が伊勢島ホテルに融資した残高は少なくとも1500億円という事になる。
融資残高が200億円なのか、1500億円なのかでは、ドラマの注目ポイントが変ってくるため、ハッキリとして欲しいのだが、融資残高がハッキリしない。
ただ、東京中央銀行と伊勢島ホテルの付き合いは、京橋支店時代から続いているらしく、120億円の損失を内部告発した戸越茂則(小林隆)は「歴代京橋支店長と伊勢島の関係は黒い闇だ」と言っている。
普通に見ている限りでは融資残高は200億円のように思えるが、戸越茂則(小林隆)の発言や引当金の額から考えると、融資残高は1500億円のように思える。
ドラマ「半沢直樹」がストーリーの都合上、伊勢島ホテルへの融資残高をあやふやにしているのであれば、融資残高1500億円が大和田常務(香川照之)と羽根専務(倍賞美津子)との癒着に関連するのだろう。
さて、伊勢島ホテルの株式投資による120億円の損失は、社長の座を狙う羽根専務(倍賞美津子)の独断らしい。
しかし、以前から大和田常務(香川照之)と羽根専務(倍賞美津子)が癒着していたのであれば、株式投資で利益を上げる必要はなかったのではないか、と思う。
そうすると、伊勢島ホテルが出した120億円の損失は、羽根専務(倍賞美津子)の主導で行った純粋な株式投資による損失なのだろうか、という疑問が残る。
120億円の損失は、東京中央銀行の大和田常務(香川照之)が出した損失で、伊勢島ホテルの羽根専務(倍賞美津子)がその損失を肩代わりしたのではないだろうか。
アグレッシブ・アカウンティング(積極的な会計処理)の技術に「飛ばし」という手法がある。「飛ばし」は、1990年代に破綻した山一証券なども使用していた粉飾決算の技術だ。
大和田常務(香川照之)が東京中央銀行で120億円の投資損益を出していたとしても、「飛ばし」という会計操作を行えば、120億円の損失を伊勢島ホテルにすり替えることが出来る。
120億円の損失を出しは本当の黒幕(真犯人)は、東京中央銀行の大和田常務(香川照之)に違いない。
ドラマ「半沢直樹」の第8話のあらすじとネタバレは「半沢直樹-第8話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
ドラマ「半沢直樹」の原作と主題歌は「半沢直樹の原作と主題歌」をご覧ください。
スポンサードリンク
コメント欄
わたしのお父さんが
銀行員をしています いつも半沢直樹とうるさいですが少し嬉しい部分もあります全然銀行をしろうとしないわたしだけど半沢直樹のおかげで少しずつ知るようになりました
怪しいのは大和田常務でもありますが黒幕がもう一人いると思います 今日は半沢直樹の最終回です。たのしみとおもいますが寂しいなあと思うこともあります。25分拡大なので楽しみたいと思います。 全国民が楽しみにしていると思います。 これからも銀行を大切にしていきましょう。