半沢直樹-最終回の黒幕と結末のネタバレ
堺雅人が出演するTBSの倍返しドラマ「半沢直樹」の最終回(第10話)「100倍返しなるか?最後に土下座するのは誰だ!衝撃の結末!友情か?裏切りか?」のあらすじと黒幕ネタバレの結末ネタバレ編です。
このページは「半沢直樹-最終回のあらすじと結末ネタバレ」からの続きです。
■半沢直樹-最終回の結末ネタバレ
その日、半沢直樹(堺雅人)は仕事が終わっても、岸川部長(森田順平)と黒崎駿一(片岡愛之助)の接点を探し続けたが、どうしても接点は見つからなかった。
週刊誌の記者・来生卓治(ダンカン)にも協力を要請していたが、来生卓治にも接点を見つけることが出来なかった。
半沢直樹(堺雅人)が八方塞がりとなっていたとき、妻の半沢花(上戸彩)から電話があった。愛妻弁当を持って銀行の前まで来ているのだという。
半沢直樹(堺雅人)が銀行を出て半沢花(上戸彩)から愛妻弁当を受け取ると、半沢花(上戸彩)は弁当と一緒にスパイノートを渡した。
半沢花(上戸彩)は行きたくない奥様会に出席して諜報活動を行い、半沢直樹(堺雅人)の為に奥様会で得てきた情報をノートにまとめていたのだという。
そして、半沢花(上戸彩)は「でも、たいした情報は得られなかった。岸川夫人なら何か知ってるかなと思ったんだけど、娘の結婚で悩んでて。私だけに教えてくれたんだけど、相手が金融庁の人だから、極秘で結婚式を挙げるんだって。大変だよね。金融庁なんて銀行の敵なのに」と話した。
それを聞いた半沢直樹(堺雅人)は、半沢花(上戸彩)に抱きついて礼を述べると、走り去った。
その後、半沢直樹(堺雅人)は岸川部長(森田順平)の自宅を訪れ、大和田常務(香川照之)の不正を糾弾する報告書の内容を認めて欲しい、と頼んだ。
しかし、岸川部長(森田順平)は「そんなものは認められん」と言い、半沢直樹(堺雅人)を追い返そうとする。
すると、半沢直樹(堺雅人)は「それでは、祝辞を述べさせてください。娘さんが結婚するそうですね。奥様が私の妻に全てを打ち明け、相談したんです。ずいぶんと悩んでましたよ。相手が金融庁の方なので、娘は政略結婚に利用されたんじゃないかって」と話した。
岸川部長(森田順平)は動揺して「違う。結婚は向こうから言ってきたんだ。黒崎さんは、ああ見えても…」と否定したが、ニヤニヤする半沢直樹(堺雅人)の顔を見て言葉を飲んだ。謀られた…。
半沢直樹(堺雅人)はニヤニヤしながら、「やっぱり、娘さんの結婚相手は黒崎(片岡愛之助)だったんですね。そういうことなら、黒崎(片岡愛之助)の行動は大問題ですよ。個人的な関係があることを隠して、金融庁検査に入ったんだ。上に知られたら、ただではすまない」と告げた。
さらに、半沢直樹(堺雅人)は「貴方は黒崎(片岡愛之助)に内通して疎開資料の隠し場所をリークした。この罪は重いですよ。娘さんはさぞ残念がるでしょうね。せっかく、金融庁のエリートと結婚できるはずが、目前で破綻する。この件はマスコミにもリークさせてもらいますよ」と脅迫した。
すると、岸川部長(森田順平)は「全て私がやったことだ。娘は銀行の事も金融庁の事も何も知らないんだ。頼む、娘の幸せを壊さないでやってくれ」と、頭を下げて懇願した。
半沢直樹(堺雅人)は「娘を思う気持ちがあるのなら、貴方はまだ真っ当だ。銀行員として何をするべきか、よく考えてください」と告げて立ち去った。
一方、大和田家では、妻の棚橋貴子(相築あきこ)が大和田暁(香川照之)に「ねえ、貴方。また、100万円ほど都合してくれないかしら。来週、ミラノに買い付けに行くの」と頼んでいた。
大和田暁(香川照之)は素知らぬ顔で妻・棚橋貴子(相築あきこ)の顔を聞き流していたが、妻・棚橋貴子(相築あきこ)が居なく無くと、大和田暁(香川照之)は憎悪で顔をゆがめた。
翌日、東京中央銀行で取締役会が開かれた。最初の議題で半沢直樹(堺雅人)の報告書が取り上げられ、会議室に呼び入れられた半沢直樹(堺雅人)が大和田常務(香川照之)の不正を糾弾する。
大和田常務(香川照之)が「それほど言うのなら、田宮社長(前川泰之)の証言があってのことなんだろうね」と尋ねる。
半沢直樹(堺雅人)が「残念ながら、田宮社長の証言は取れませんでした」と答えると、行方を見守っていた他の重役らは呆れ果てた。
大和田常務(香川照之)は重役らに「私が確認したところによると、妻は田宮社長(前川泰之)と知り合いで、以前から融資の話をしていたそうです。たまたま、東京中央銀行がタミヤ電機に融資した時期と一致したために、このような誤解を招く結果となりました。融資の件は、出資に切り替えるか、1度返済するそうです。皆様に余計な心配をおかけしましたことをお詫びします」と釈明した。
中野渡頭取(北大路欣也)が重役らに「みなさん、どうですか」と尋ねたが、意見は無いため、議題を金融庁から来た改善要求へと進めた。
しかし、半沢直樹(堺雅人)は「おまちください。妻が勝手に遣ったことだから知りません。そんな子供だましは通用しません。貴方(香川照之)はいつから政治家みたいな見え透いた弁明をするようになったんです」と言い、議題を大和田常務(香川照之)の不正に戻した。
そして、半沢直樹(堺雅人)は、渡真利忍(及川光博)らが調べてくれた大和田常務(香川照之)やラフィットの信用調査の報告書を示し、大和田常務(香川照之)の迂回融資を糾弾した。
大和田常務(香川照之)の妻・棚橋貴子(相築あきこ)は、以前からラフィットの経営が上手くいっておらず、複数の消費者金融でお金を借りて借金を返済する自転車操業に陥っており、借金の総額は1億円以上となっていた。
半沢直樹(堺雅人)は「そこで、大和田常務(香川照之)は当座の資金として3000万円を迂回融資を実行するしかなかった。東京中央銀行の常務とあろうお方が、個人口座の預金残高がマイナスです。自宅も抵当がベタベタと張り付いており、借金は5000万円以上残っている」と指摘した。
そして、半沢直樹(堺雅人)が岸川部長(森田順平)に証言を求めると、中野渡頭取(北大路欣也)も「君も報告書の当事者だったな。君の意見を聞かせてもらおう」と言い、発言を求めた。
岸川部長(森田順平)が立ち上がって発言しようとすると、大和田常務(香川照之)が「遠慮はいらないよ。思っていることを正直に言いなさい」と圧力をかけた。
動揺した岸川部長(森田順平)が「この報告書の内容は何ひとつ身に覚えがありません」と発言しようとしたが、半沢直樹(堺雅人)は最後まで言わせず、「岸川さん、どうなんですか?」と圧力をかけた。
不穏な空気に危険を察知した大和田常務(香川照之)は、「岸川部長(森田順平)は体調が悪いようだ」と言い、中止させようとするが、半沢直樹(堺雅人)が「今、岸川部長(森田順平)が話してるんだ。黙って聞け」と続けさせた。
なりふり構わず、大和田常務(香川照之)は「黙れ、岸川」と大声で命じたが、岸川部長(森田順平)は命令に従わず、「私は、この報告書に書かれていることを認めます」と発言し、全てを打ち明けた。
岸川部長(森田順平)は5年前、京橋支店に居たとき、大和田常務(香川照之)の指示で3000万円を転貸資金としてタミヤ電機に融資を実行した。
さらに、内部告発によって伊勢島ホテルに130億円の損失が出来る事を知っていたが、内部告発をもみ消し、伊勢島ホテルに200億円の融資が実行されるようにした。全て、大和田常務(香川照之)の指示によって行われた事だった。
大和田常務(香川照之)は「岸川部長(森田順平)の言っている事は戯れ言です。何の証拠も無い」と否認すると、半沢直樹(堺雅人)は「見苦しいですよ。散々利用してきた部下に裏切られたお気持ちは、どうですか」と尋ねた。
中野渡頭取(北大路欣也)は「もうそのへんでいいだろう。大和田常務(香川照之)には改めて処分を伝える」と言って、議題を打ち切ろうしたが、半沢直樹(堺雅人)は「まだ終わっていません」と答えて続けた。
そして、半沢直樹(堺雅人)は「土下座してくれると約束しましたよね。さぁ、やってもらいましょうか。土下座なんてただのパフォーマンスだと仰っていたじゃないですか」と言い、大和田常務(香川照之)に詰め寄った。
中野渡頭取(北大路欣也)が「半沢(堺雅人)、そこまでだ」と止めたが、半沢直樹(堺雅人)は命令に従わず、「地べたを舐めるようにして貴方にすがり、けなされ、さげすまれ、それでも必死に家族を会社を大切な物を守るために、貴方に土下座をし続けた人の痛みを、怒りを、悔しさを貴方にも思い知って頂く。土下座してください」と、大和田常務(香川照之)に土下座を求めた。
雄叫びを上げる大和田常務(香川照之)は、土下座を拒否する自分の体を力ずくで押さえつけるようにして地面にへばりつき、半沢直樹(堺雅人)に土下座した。
後日、中野渡頭取(北大路欣也)が大和田常務(香川照之)を頭取室へと呼び出す。
自棄になった大和田常務(香川照之)が「北海道ですか?それとも佐世保あたりですか?」と尋ねると、中野渡頭取(北大路欣也)は「常務取締役を解任し、取締役への降格を命じる。以上だ」と降格人事を言い渡した。
大和田常務(香川照之)は「なぜですか?懲戒解雇になっても文句を言えない立場なんですよ」と驚くと、中野渡頭取(北大路欣也)は「人の価値は金では推し量れない。銀行員は金では無く、人を見るべきだ。私は銀行員としての君を尊敬していたんだよ」と答えた。
結局、今回の人事で、大和田常務(香川照之)は取締役に降格して東京中央銀行に残り、岸川部長(森田順平)だけがトカゲの尻尾切りで出向となった。
産業中央銀行出身の大和田常務(香川照之)は、東京第一銀行出身の中野渡頭取(北大路欣也)の失脚の画策に失敗したが、中野渡頭取(北大路欣也)が出した助け船(降格人事)を受け入れたため、中野渡頭取(北大路欣也)に頭が上がらなくなった。
中野渡頭取(北大路欣也)は、産業中央銀行出身のトップである大和田常務(香川照之)に恩を売ることで、産業中央銀行出身を押さえつける事に成功し、産業中央銀行出身と東京第一銀行出身の派閥争いを治めたのである。
数日後、まだ辞令の出ていなかった半沢直樹(堺雅人)には、中野渡頭取(北大路欣也)の懐刀という評判が立ち、部長への出世が噂されていた。
そのようななか、中野渡頭取(北大路欣也)は半沢直樹(堺雅人)を頭取室に呼び出し、「今回は本当によくやってくれた。頭取として礼を言わせてくれ。ただし、最後のはやり過ぎだ」と言い、頭を下げた。
そして、中野渡頭取(北大路欣也)は「では辞令を伝える。是非とも受理してもらいたい。半沢直樹部長(堺雅人)、営業企画部の部長職として、東京セントラル証券への出向を命じる」と、半沢直樹(堺雅人)に出向を命じたのであった。
「半沢直樹2-東京セントラル証券編のあらすじとネタバレ」へ続く
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コメント欄
半沢直樹の最終回を見て、思った事は、最後の最後に大和田に土下座しろといった半沢直樹はすごいなと思いました。