ブラック企業「鴨光ハウジング」の社長を逮捕
トリンドル玲奈が出演する日本テレビのブラック企業ドラマ「ダンダリン・労働基準監督官」の第1話「働く人を守りたい…ブラック企業に制裁を」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「ダンダリンのあらすじとネタバレ」からの続きです。
■ダンダリン-あらすじ後編
その日、西川(渡辺いっけい)は顧客から契約を解除されてしまったため、鴨光ハウジングの社長・鴨光(でんでん)に土下座して、反省文を読んだ。
その日の夜、西川(渡辺いっけい)の妻から「夫が自殺を…」という電話があり、段田凛(竹内結子)は病院へ駆けつけるが、西川(渡辺いっけい)は死んでおらず、軽傷でピンピンしていた。
西川(渡辺いっけい)は段田凛(竹内結子)に驚き、「違うんですよ。これは踏切で転んだだけです」と釈明すると、西川の妻が「嘘よ。夕方、主人から電話があったんです。もう駄目だって。もう限界だって、辛そうに言ってたじゃない」と嘆いた。
段田凛(竹内結子)は「会社で何があったんですか。正式に申し立てをして頂ければ、労働基準監督官が調査できます」と告げた。
しかし、西川(渡辺いっけい)は「止めてくれ。生きて行くには金が要るんだ。そのためには、会社から目を付けられるような事は絶対に駄目なんだ」と答えた。
段田凛(竹内結子)は「馬鹿ですね。会社にしがみつくより、命にしがみついた方が良いのに。お元気そうで何よりでした」と言い、帰って行った。
翌日、監督安全課が定例会議が行われた。真鍋署長(佐野史郎)は事なかれ主義なので、いつも通り、事務的な報告だけで定例会議を終わろうとした。
しかし、段田凛(竹内結子)が「私が昨日、臨検をした鴨光ハウジングで問題は起きました。社員の自殺未遂です。彼を追い込んだのが鴨光ハウジングのブラック体質に間違いありません」と報告した。
小宮瑠璃子(トリンドル玲奈)が「パワハラなら、労働局の案件ですよ」と意見すると、段田凛(竹内結子)は「問題の根本は、再就職の難しい中年層に重いノルマを課し、過酷な残業をさせていることです。残業代不払いで攻めれば、我々、監督安全課の仕事です」と答えた。
大手山課長(北村一輝)が「鴨光ハウジングは臨検に従わなかったんだ。行政指導に従うとは思えない」と意見すると、段田凛(竹内結子)は「逮捕しましょう。逮捕は労働基準監督官に認められている権利です。」と言い出した。
大手山課長(北村一輝)は「それは建前だ。逮捕しても、留置所も無いし、検察も労基案件は起訴してくれない。労働基準監督官は3000人も居るのに、逮捕なんて年平均2回だぞ。西東京では逮捕の前例が無い」と呆れた。
段田凛(竹内結子)は「前例がないのなら、作ればいいのでは。それとも、前例の無いことはやらない、定時に帰る事しか目標の無いような、そのような退屈な仕事のやり方で定年まで働くのですか?」と呆れた。
「退屈」という単語に反応した大手山課長(北村一輝)は烈火の如く怒り、「俺は自分が退屈な人間なんて認めないぞ。そこまで挑発した以上、逮捕の責任はお前が取れよ」と言い、逮捕に賛同した。
翌日、大手山課長(北村一輝)と小宮瑠璃子(トリンドル玲奈)の2人が警察へ行き、留置所の借用を交渉する。
労働基準監督官が逮捕権を行使するというので、警察は「悪徳業者なら、警察で逮捕しますよ」と呆れて取り合わなかったが、小宮瑠璃子(トリンドル玲奈)が嘘泣きをすると、慌てて留置所の貸し出しを認めた。
その後、検察を訪れて起訴について確認するが、検察も「起訴できない事もあり得る。逮捕の経験も無いし、取り調べて違法が生じないとも言い切れない。何故リスクを冒して逮捕するんです。証拠不十分で無罪になれば、我々の責任になる」と難色を示した。
しかし、小宮瑠璃子(トリンドル玲奈)が嘘泣きをすると、検察からもOKが出た。
その後、段田凛(竹内結子)と南三条和也(松坂桃李)の調査により、鴨光ハウジングは深夜まで従業員に残業させているにもかかわらず、帳簿上は定時に退社しているように偽装していた事が判明し、鴨光ハウジングがブラック企業と確定した。
ある日、段田凛(竹内結子)は裁判所から逮捕状を取り、鴨光ハウジングを訪れ、労働基準法37条の容疑で社長・鴨光(でんでん)を逮捕した。
逮捕された社長・鴨光(でんでん)が連行されると、西川(渡辺いっけい)が段田凛(竹内結子)に「これで俺たちを救ってくれたつもりですか?」と尋ねた。
すると、段田凛(竹内結子)は「これが私たちの仕事です。西川さんは労働基準法を読んだことがありますか?労働基準法の最初にはこう書かれています。労働者の条件は、労働者と経営者が対等の立場において決定するべきである、と」と答えて立ち去った。
その日、ブラック企業の鴨光ハウジングでは、経理部長が従業員を集め、「我が社は労働基準監督署の指導により、皆さんへの未払いが発生していないか調査することになりました。サービス残業などはこれまでも無かったと思いますが、もし、万が一、申告していなかった残業があるという方はこの機会に申告してください。どなたもいらっしゃいませんね?」と尋ねた。
西川(渡辺いっけい)は下を向いたままだったが、意を決して手を挙げ、「営業部の西川です。私はあります。申告できなかった残業があります」とサービス残業代を請求したのだった。
その日、大手山郁夫(北村一輝)は離婚した妻の自宅に電話し、息子・雄一に「今日な、父さんは悪い人を逮捕したんだ。刑事みたいに悪い人に手錠をかけたんだぞ」と話した。
一方、段田凛(竹内結子)が1人で残業をしていると、携帯電話にメールが着信した。段田凛(竹内結子)がメールを確認すると、メールには「おまえ、殺されるぞ」と書いてあった。
ドラマ「ダンダリン」の原作と主題歌は「ダンダリンの原作と主題歌」をご覧ください。