よろず占い処-陰陽屋へようこそ-第2話のあらすじ後編
倉科カナが出演するフジテレビの陰陽師ドラマ「よろず占い処-陰陽屋へようこそ」の第2話「呪われたラーメン」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「よろず占い処-陰陽屋へようこそ-第2話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■陰陽屋へようこそ-第2話あらすじ後編
一方、只野路子(倉科カナ)は沢崎瞬太(知念侑李)の自宅を訪れ、両親の沢崎吾郎(見栄晴)と沢崎みどり(南野陽子)に、「15年前の事なんですが。瞬太君は稲荷神社で見つかった子だと」と尋ねた。
沢崎みどり(南野陽子)は「なんだ。そのことですか。てっきり、成績の事かと思った。仰る通り、瞬太は稲荷神社で見つかった子です」と、あっけらかんと答えた。
沢崎みどり(南野陽子)は15年前、稲荷神社で捨てられていた赤ちゃんを見つけ、警察に通報し、赤ちゃんは病院へ搬送された。
結局、赤ちゃんの引き取り手は現れず、赤ちゃんは施設に送られることになった。
そのとき、沢崎みどり(南野陽子)は赤ちゃんが搬送された病院で看護婦をしており、すっかりと情が移っていたため、赤ちゃんを引き取って育てることにしたのだという。
只野路子(倉科カナ)が「瞬太君(知念侑李)はそのことは?」と尋ねると、沢崎みどり(南野陽子)は「幼稚園のとき、そのことが原因で嫌がらせを受けたことがあって、話したんですけどね」と答えた。
ただ、沢崎瞬太(知念侑李)は脳天気な性格で、ボーっと話を聞いていたため、その話を理解しているかどうかは、わからないのだという。
すると、只野路子(倉科カナ)は「改めて真実を打ち明けるつもりはありませんか?実は、投稿サイトに心ない書き込みがありまして。瞬太君が王子稲荷で拾われた子供だという…。本人から気づくより、ご両親から説明した方が」と相談した。
沢崎みどり(南野陽子)は「いつかは話すつもりです。でも、もう大したことじゃないんですよね。15年も一緒に居ると、どうでも良くなってくるんです。始まりがどうだったとか」と答えた。
翌日、投稿サイトに、ハエが入ったラーメンの写真が投稿されていた。影が不自然だったことから、ハエは合成だと判明したが、沢崎瞬太(知念侑李)が見張っていた中で、誰がどのようにしてラーメンの写真を撮ったのかが謎として残った。
安倍祥明(錦戸亮)は金井江美子(濱田マリ)にハエが入った写真を見せ、「このラーメンは、いつ誰に出したのか、よーく思い出してください」と告げた。
金井江美子(濱田マリ)は「こんな写真を投稿されたら、もうウチは終わりよ」と嘆いていたが、ハエが入ったラーメンのチャーシューに見ると、急に「もういいわ。サイトの書き込みなんて気にしてたら、商売は出来ないわ」と言い、依頼を打ち切った。
その後、只野路子(倉科カナ)は安倍祥明(錦戸亮)を王子稲荷神社に呼び出し、「いずれ知ると思いますが、先に行っておきますね。瞬太君(知念侑李)はこの王子稲荷神社で拾われた子なんです」と話した。
安倍祥明(錦戸亮)は「キツネ君は、関東総社と言われた王子稲荷で拾われたのですか。それは、それは」と言い、ニヤニヤした。
只野路子(倉科カナ)は「とにかく、このことを瞬太君(知念侑李)に知られないように、気をつけて欲しいんです」と頼んだ。
その後、ハエの入ったラーメンの画像を拡大していると、水差しに撮影者の顔が写っていたため、沢崎瞬太(知念侑李)は陰陽屋を飛び出していく。
それを見た安倍祥明(錦戸亮)は「この町内会の住人はお節介ですね」と微笑んだ。
さて、沢崎瞬太(知念侑李)が向かった先は、河川敷で絵を描いている金井隆平(若葉竜也)の元だった。
沢崎瞬太(知念侑李)が金井隆平(若葉竜也)に「ハエ入りの写真とか、全部、隆平さんの仕業だよね。水差しに隆平さんの顔が映り込んでたんだ。上海亭はアンタの母さんが守ってきた店だろ」と問いただした。
すると、金井隆平(若葉竜也)は「こっちは新人賞の締め切りで忙しいんだ。ラーメンを作ってる場合じゃないんだ。毎日、毎日、代わり映えのしないラーメンばっかり作って。あんな糞みたいな仕事できるか」と吐き捨てた。
そこへ、安倍祥明(錦戸亮)が現れ、金井隆平(若葉竜也)に「貴方ですね。狐石を店の前に置いたのは。貴方も知ってるでしょ。狐石の言い伝えを。貴方も狐石に呪われていますよ」と告げた。
金井隆平(若葉竜也)が「俺のどこが呪われてるんだ」と怒ると、安倍祥明(錦戸亮)は「そこまで鈍感なら、呪われていますよ。鈍感な貴方に教えてあげましょう。貴方のお母さんは、貴方が犯人だと気づいていますよ」と教えて、話した。
ハエが入ったラーメンには、チャーシューの端が入っていた。金井江美子(濱田マリ)は丁寧な仕事をするため、チャーシューの端は客に出さず、賄いに使っていた、
だから、ラーメンの写真を観た金井江美子(濱田マリ)は、犯人の正体が息子・金井隆平(若葉竜也)だと気づき、犯人捜しを打ち切ったのだ。
金井隆平(若葉竜也)は有名な漫画家のアシスタントにまで成っていたが、父親の死により、仕方なく、上海亭を手伝うようになった。金井江美子(濱田マリ)はそれを申し訳なく思っており、犯人を知っても何も言わないのだという。
金井隆平(若葉竜也)が「それはアンタの推測だろ。お袋は俺をこき使うことしか考えてない」と反論すると、安倍祥明(錦戸亮)は「ええ。でも、江美子さん(濱田マリ)は近々、こう言うはずです。『しばらく仕事を休んで良いよ』って」と言い、呪文を唱えて金井隆平(若葉竜也)のお祓いをした。
その後、金井隆平(若葉竜也)が店に戻ると、金井江美子(濱田マリ)が「早く賄いを食べちまいな」と言い、金井隆平(若葉竜也)にラーメンを出した。
そして、金井江美子(濱田マリ)が「しばらく、店を休むかい?店が暇だから、1人でも大丈夫だよ。それに、アンタに給料を払うのももったいないからね。漫画の新人賞が近いんだろ。店のことはいいから、漫画を頑張りな」と告げると、金井隆平(若葉竜也)は泣きながらラーメンを食べた、
その日の夜、沢崎瞬太(知念侑李)が安倍祥明(錦戸亮)に「どうして分かったの?」と尋ねると、安倍祥明(錦戸亮)はネタバレを始めた。
そもそも、狐石のことは、商店街の人しか知らない。そして、金井江美子(濱田マリ)がハエの入ったラーメンの写真を観た時の反応で、犯人は息子の金井隆平(若葉竜也)だと察しが付いたのだという。
金井江美子(濱田マリ)は王子稲荷神社に通っており、絵馬に「息子が漫画のコンクールで入賞しますように」と書いていたため、金井江美子(濱田マリ)が密かに息子を応援していた事も分かったのだという。
沢崎瞬太(知念侑李)が「そんなことなら、初めから教えてあげればよかったじゃん」と言うと、安倍祥明(錦戸亮)が「家族の事なんて、他人に言われなくても、嫌でもそのうちに気づくさ。お前だって分かってるんだろ、自分が捨て子だったってこと」と答えた。
只野路子(倉科カナ)は驚いて「何を言ってるんですか。言い加減な事を言わないでください」と怒るが、沢崎瞬太(知念侑李)は「良いんだ。気にしてないから。ずいぶん前から知ってたけど、ハッキリさせちゃうと、関係がおかしくなりそうで怖いから」と話した。
翌日、上海亭の問題が解決したことを知らない商店街の連中が、「見つけたよ犯人」と言い、不審なTシャツの男を陰陽屋へ連れてきた。
すると、男は「遭いたかったぜ、ヨシアキ」と言い、安倍祥明(錦戸亮)に抱きついたのであった。