ごちそうさん-第16話のあらすじとネタバレ
宮嶋麻衣が出演するNHK連続テレビ小説ドラマ「ごちそうさん」の第3週・第16話「なっとうくう!」のあらすじとネタバレです。
ドラマ「ごちそうさん」のあらすじ目次は「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。
■ごちそうさん-第16話のあらすじとネタバレ
西洋料理店「開明軒」の入り口にある木の階段が腐っており、足を挫いた男性客・竹元勇蔵(ムロツヨシ)は怒って帰ってしまった。
階段は踏み板だけではなく、全て作り替えるしか無いが、卯野大五(原田泰造)は「作り直しても、どうせ腐って直ぐに駄目になっちゃうんだよな」とタメ息をついた。
すると、西門悠太郎(東出昌大)が「僕が腐らない階段を作りましょうか。職人や無いから、どこまで出来るかは分かりませんが、やらせてください」と申し出た。
こうして、西門悠太郎(東出昌大)が西洋料理店「開明軒」の入り口にコンクリート製の階段を作ることになった。
さらに、女中のクマ(松寺千恵美)が「梅雨時は膝が痛む」と言うと、西門悠太郎(東出昌大)は「手すりもあった方がええですね」と言い、階段の設計図に手すりを付け加えた。
西門悠太郎(東出昌大)が夜遅くまで階段作りに精を出していたので、卯野め以子(杏)はお茶を差し入れし、「民ちゃん(宮嶋麻衣)が、西門さんは親切だって言ってましたよ」と話した。
西門悠太郎(東出昌大)は「親切なんかやないですよ。この階段を直すのは。やらんと、自分が後悔するだけの話です。僕の母は、僕が12歳の時に死んだんです。出かけた先で火事が出て、あれよあれよと大火事になって。母は逃げ遅れた子供を助けようとして、倒れてきた家に逃げ道を塞がれてしまったそうです。道が狭くて、木造の家が建て込んでいる所で。その時に思ったんです。母はこんな所やなければ、死なずに済んだ。それから、安全で住みよい町を作るのが、僕の夢なんです」と話した。
翌日、卯野め以子(杏)は、野川民子(宮嶋麻衣)と堀之端桜子(前田亜季)に「あのさ、2人は夢ってある?ないわよね、普通。私たちは、お嫁に行くだけだもんね」と尋ねた。
すると、野川民子(宮嶋麻衣)は「先生って良いなって。私は子供が好きだし、親が許してくれたら、師範を受けようかなって」と答えた。
卯野め以子(杏)は驚いて、「桜子(前田亜季)は無いわよね?」と尋ねると、堀之端桜子(前田亜季)は「文章を書く仕事をしてみたいなって。憧れよ。ただの。でも、本はやっぱり好きだし」と答えた。
ある日、西門悠太郎(東出昌大)が頑張って作った手すり付きの階段が完成し、卯野大五(原田泰造)らが喜ぶ。卯野め以子(杏)は階段を見て、ますます自分の夢について考えるようになった。
卯野め以子(杏)は女学校でつまみ食いをしながら、将来の夢について考えていると、宮本先生(奥貫薫)に見つかり、罰として包丁研ぎの手伝いを命じられた。
卯野め以子(杏)が包丁を研ぎながら、宮本先生(奥貫薫)に「どうして教師になったんですか?」と尋ねると、宮本先生(奥貫薫)は「女は料理人になれないし、気づいたらこの道に進んでいました」と答えた。
卯野め以子(杏)が「私は夢って無いんですよ。やってみたい事とか何も無くて、考えた事も無くて」と相談すると、宮本先生(奥貫薫)は「包丁はただの鉄の板なんですよ。研がなければ、包丁にはなりません。夢というのもそういうものじゃないですかね。研いで使って、研いで使って。そんなことを繰り返すうちに、やっと自分の望む刃の角度が見えてくるんです。それは自分の手を使って、何度も研がなければ分からない事です」と話した。
そして、宮本先生(奥貫薫)は、卯野め以子(杏)から取り上げたメモ「納豆嫌いに納豆を食べさせる方法や如何。ご意見乞う」を取り出し、「これは、貴女の砥石だったんではありませんか?」と告げた。
一方、西門悠太郎(東出昌大)の授業では、建築家・竹元勇蔵(ムロツヨシ)が講義をしていた。
建築家・竹元勇蔵(ムロツヨシ)は先日、西洋料理店「開明軒」の入り口にある木の階段で足を挫き、怒って帰ってしまった客だった。
竹元勇蔵(ムロツヨシ)は東京帝都大学の卒業生で、アメリカに渡り、最先端の工法視察をして帰国し、その時の話してくれるのだという。
竹元勇蔵(ムロツヨシ)は「20世紀の建物は、鉄筋コンクリートで作られなければならない。都市の生活者が安全に生活できるように、耐火性の高い鉄筋コンクリートありきで考えなければならない」と演説した。
その後、講義が終わると、西門悠太郎(東出昌大)は竹元勇蔵(ムロツヨシ)に「もう少しお話を聞かせてくれませんか」と頼んだ。
一方、帰宅した卯野め以子(杏)は台所に立ち、納豆料理を作り始めたのであった。
「ごちそうさん-第17話のあらすじとネタバレ」へ続く。