ごちそうさん-第31話のあらすじとネタバレ
キムラ緑子が出戻りのNHK連続テレビ小説ドラマ「ごちそうさん」の第6週・第31話「こんぶねーしょん」のあらすじとネタバレです。
ドラマ「ごちそうさん」のあらすじ目次は「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。
■ごちそうさん-第31話のあらすじとネタバレ
大阪へ向かう汽車の中。西門悠太郎(東出昌大)が「め以子(杏)」と呼ぶと、駅弁を食べている卯野め以子(杏)は頬を緩めた。
西門悠太郎(東出昌大)が「ウチの家庭のことなんですけど」と告げると、卯野め以子(杏)は「何度も聞いたわよ。1番上のお姉さんは出戻り。お母さんは後妻さんで実の子供は居ない。末の妹さんは女学生で引っ込み思案。お姉さんとお母さんが折り合いが悪いんでしょ?」と答えた。
西門悠太郎(東出昌大)は「そうだけど。本当に分かってますか?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は駅弁を次々と口に放り込みながら、「大丈夫だって。お母ちゃん(財前直見)だって言ってたじゃない。『そのくらい、よくある事だ』って。お父ちゃん(原田泰造)だって『同じ釜の飯食ってれば何とかなる』って。心配し過ぎだって。あ、お茶、そっち余ってます?」と言い、お茶をもらった。
西門悠太郎(東出昌大)は「父親の事は、まだちゃんと言ってなかったですよね」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「お母ちゃんから、少し聞いてるよ。亡くなられたんでしょ?」と答えた。
やがて、汽車が大阪に到着する。大阪の地に降り立った卯野め以子(杏)は本を取り出し、「帰る前に、ここへよって行きたいんです?明星亭、ここのカレーはご飯にカレーがまぶしてあるんですよ」と言い出した。
西門悠太郎(東出昌大)は「もういいじゃないですかね」と呆れて本を取り上げたが、卯野め以子(杏)は「あ、あそこじゃないですかね」と言い、走って行った。
その日の夜、西門悠太郎(東出昌大)と卯野め以子(杏)の2人が西門家に到着する。
すると、西門和枝(キムラ緑子)が出てきて「お帰りやす。汽車は大変やった?ご飯は?」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)は「遅くなったので、食べてきました」と答えた。
西門和枝(キムラ緑子)が卯野め以子(杏)に気づき、「この人がお手紙の?」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)は「ええ、お返事をいただけなかった手紙の方です」と紹介した。
卯野め以子(杏)が「め以子と申します。よろしくお願いします。お母様」と挨拶すると、西門和枝(キムラ緑子)は「1番上の姉の和枝と言います」と自己紹介した。
卯野め以子(杏)が「すみません。私」と謝ると、西門和枝(キムラ緑子)は「悠太郎さんとの間に妹が4人居りますさかい。歳が離れてますんや。まぁ、貫録があるいうことにしときましょか。ほな、どうぞ、狭いとこですけど」と笑って卯野め以子(杏)を歓迎した。
その後、卯野め以子(杏)と西門家の顔合わせが行われる。西門家の人間は、後妻の母・西門和枝(キムラ緑子)、出戻りの長女・西門和枝(キムラ緑子)、引っ込み思案の妹・西門希子(高畑充希)の3人だった。
簡単な挨拶が終わると、西門悠太郎(東出昌大)は「手紙で書いた祝言の件なんですが」と切り出すが、西門和枝(キムラ緑子)は無視して卯野め以子(杏)に「ご実家、洋食屋さんなんやて?」と尋ねた。
卯野め以子(杏)が「はい。もう食べてばっかりの家で」と答えると、西門和枝(キムラ緑子)は「それで、そんなに大きくならはったん?」と驚いた。
卯野め以子(杏)が「父が美味しい料理ばっかり作るもんで。こんなことに」と答えると、西門和枝(キムラ緑子)は「お父様のお料理は、そんな美味しいの?」と尋ねた。
卯野め以子(杏)が「はい。手前味噌ですけど、私の父の料理は世界1です」と自慢すると、西門和枝(キムラ緑子)が「あなたも料理をおやりになるの?」と尋ねた。
卯野め以子(杏)が「こちらに来る前に父に鍛えられました。まだまだですけど」と答えると、西門和枝(キムラ緑子)は「それは頼もしいわ。ほな、お台所をお任せしていいんかいな。世界1の洋食屋さんの娘さんが、どんなお食事を作りはるんか楽しみやわ」と告げた。
すると、卯野め以子(杏)は「任せてくださるんですか?がんばります」と喜んで引き受けた。
やがて、西門和枝(キムラ緑子)が「今日は疲れたやろ。後は、おなごし(女中)がやるさかい。明日から大変やから今日はゆっくり休みはって」と言い、顔合わせを打ち切った。
すると、西門悠太郎(東出昌大)は西門和枝(キムラ緑子)を呼び止め、「お返事いただけなかった手紙に書いた祝言の件ですけど。僕としては、出来るだけ早く挙げたいと思うてるんですけど」と告げた。
すると、西門和枝(キムラ緑子)は「きちんと西門の嫁として、お迎えできるよう支度してます。それで返事だす暇もなかったんです」と答えて立ち去った。
部屋に戻った西門悠太郎(東出昌大)が「おかしい。絶対に何か企んどる」と不審がると、卯野め以子(杏)は「心配し過ぎだって。お祝いの事だって、ちゃんと考えてくれてるって言ってたじゃない」と答えた。
翌朝、卯野め以子(杏)はご飯を炊くために台所へ行くと、驚いた。え?え?ガスは?なんと、西門家の台所はガスではなく、薪で火を起こさなければならなかったのだ。
そこへ、西門悠太郎(東出昌大)が降りてきたので、卯野め以子(杏)は「薪ってどこにあるの?」と尋ねた。
西門悠太郎(東出昌大)は「裏にありますよ」と教えてくれたので、裏へ出てみると、薪が積み上げてあった。
卯野め以子(杏)が「まさか、薪を割るところから・・・」と驚くと、西門悠太郎(東出昌大)が薪割りを引き受け、「おなごし(女中)を探してきてら?」と助言した。
卯野め以子(杏)は西門悠太郎(東出昌大)に薪割りを任せ、おなごし(女中)を探しに行ったが、おなごし(女中)は見つからず、1人で朝食の準備に取りかかった。
西門悠太郎(東出昌大)が薪割りを終えたので、卯野め以子(杏)は「悪いけど手伝って」と頼んだが、西門悠太郎(東出昌大)は「すみません。もう、出ないと駄目なので。初出勤なので、早く行かないといけないんです」と告げた。
卯野め以子(杏)は「ごめんね、お弁当も用意できなくて」と言い、西門悠太郎(東出昌大)を送り出すと、薪に火を起こしてご飯を炊き始めた。
そうこうしていると、義母・西門静(宮崎美子)が台所へやってきて、「朝からご飯を炊いてるの?おひつの中に、夕べのご飯があるで」と教えた。卯野め以子(杏)が急いで、おひつを空けると、ご飯が残っていた。
卯野め以子(杏)は義母・西門静(宮崎美子)に味噌の置き場所を尋ね、ようやく味噌を発見するが、「これがお味噌なの?」と驚いた。
その後、卯野め以子(杏)が炊いたご飯が食卓に並ぶ。卯野家は大きなちゃぶ台で朝食を食べていたが、西門家はお膳で、卯野家の朝食とは、ずいぶんと雰囲気が違う。
卯野め以子(杏)が「すみません。薪に慣れてなくて」と謝罪すると、西門静(宮崎美子)は「ガスくらいあると思うわな」とかばった。
西門和枝(キムラ緑子)が「それは申し訳ないことやけど、これはどういう事なんかいな。なんで、おぬくなん?」と尋ねた。
卯野め以子(杏)が「おぬく?」と首をかしげると、西門静(宮崎美子)が「暖かいご飯のこと。ここは、夜に1回だけ炊くんや」と教えた。
卯野め以子(杏)が「でも、暖かいご飯の方が美味しくないですか?」と尋ねると、西門和枝(キムラ緑子)は「暖かくてもなぁ」と言い、焦げたご飯を見せた。
卯野め以子(杏)が「確かに朝は失敗しましたけど、昼からは」と告げると、西門和枝(キムラ緑子)は「3度3度、炊くつもりですか?薪かてタダやありゃしませんで」と注意する。
卯野め以子(杏)が「じゃ、薪代は私出しますから。皆で温かいご飯食べましょうよ」と提案すると、西門和枝(キムラ緑子)は「あんさんが出すの?ほなええわ」と許可した。
卯野め以子(杏)は「次はがんばります。ところで、『いただきます』は誰が言うんですか?静さん(宮崎美子)ですか?」と尋ねながら、自分分のご飯をついだ。
すると、西門和枝(キムラ緑子)が卯野め以子(杏)に「何で、あんさん、一緒に食べはんの?あんさん、女中やろう?」と告げたのであった。
「ごちそうさん-第6週・第32話のあらすじとネタバレ」へ続く。